中学生に贈る 応援インタビュー 巻頭インタビュー:GACKT(ノン スタイル)
インタビュー説明文
今回登場していただくのはなんと! あの大人気アーティストのGACKT(ガクト)さん!
謎のベールに包まれた彼の中学時代のお話から、アーティストを目指したきっかけ、現在公開中の劇場版「仮面ライダー×仮面ライダーW&ディケイド MOVIE大作戦2010」主題歌のお話まで、たっぷりとうかがってきたよ!
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PROFILE:GACKT(ガクト)
7月4日生まれ。A型。
1999年、バンドMALICE MIZERでボーカルとして活躍したのち、ソロプロジェクト“GACKT JOB”を始動。以降、その高いクオリティとたぐいまれなる音楽センスで、日本をはじめ世界各国にも熱狂的なファンを持つ。今年でソロデビュー10周年を迎え、日本での総売り上げ枚数は1,000万枚を超える。
2007年にはNHK体がドラマ「風林火山」の上杉謙信役を演じ、2010年公開のハリウッド映画『BUNRAKU』では準主役に抜てきされるなど、アーティストの枠を超えて幅広く活動中だ。

GACKT オフィシャルweb
http://www.GACKT.com
何を信じればいいのか分からない。生きづらかったね。
中学時代は自分の存在意義をまったく見出せてなかった時期だったね。なんのために自分がここにいるのか、なんで自分が生きていなくちゃいけないのか、ぜんぜんわからなかった。
もともと、小さいころからすごく感受性の強い子で、人とは違う見え方がしていたし、人とは違う感じ方をしていたから、そうすると何が本当かわからなくなってくるんだよね。自分が見ているものが正しいのか、人が言ってることが正しいのか。何が正しくてなにが間違っているのか、何を信じていいのかさえわからなくなってきてしまう。
……だから子どものころは生きづらかったね。自分がおかしいのかもしれないとも思うけど、そうは思いたくないし、思えなかったから。心はどんどんすさんで、どんどんひねくれた子どもになっていったよね。
友だちとの出会いと音楽がボクの救いになった。
そんな中で支えになったっていうか、救いだったのは音楽だったね。
ボク、3歳からピアノをやっていたんだけど、10歳でやめてるのね。でも、中学1年の時に出会ったある男の子がいて。その子はボクと同じくヤンチャしてたヤツだったんだけど、ある日、その子の家に遊びに行ったときに、家にグランドピアノが置いてあって、ひかせてみたらすっごいうまいわけ。実はその子の親は音大のピアノの先生で、その子も3歳から英才教育を受けていたんだよね。
でも、ボクも同じ3歳からピアノをやっていたわけで。だからすっごくクヤしかったんだよね(笑)。自分ではそいつと対等だと思ってたのに、ピアノでは完全に負けてるって、それがもうクヤしくて、それから必死で練習したんだよ。楽器屋さん行って、すっごい難しいピアノスコア(楽譜)買って、「これがひけるようになったらアイツに勝てる」と思って(笑)。
もう朝から晩まで練習した。で、やってるうちに、音楽の持つ魅力がわかるようになってきたんだよね。音楽がちょっと楽しくなってきた。
それから中学3年間くらいかな、ずっと音楽をやってて。気がついたら音楽にはまって、自分でオーケストラの譜面(ふめん)も書いたりするようになってた。
きっと、ピアノじゃなくっても良かったんだと思う。人間って何かひとつでも夢中になれるものがそこにあるだけで、それって救いになるんだよ。
ボクにとってはその音楽の入り口であった彼の存在が、彼に負けたくないっていうその気持ちが、当時の生きがいで、今考えると救いだったと思うんだよね。
自分の存在する理由を探したとき、そこには音楽しかなかった。
イメージ プロになろうと思ったのは、19歳のときにある人に出会ったのがきっかけだね。それまでずっと音楽はやってたんだけど、相変わらずすごく否定的でネガティブだった。
でもそんな時、ある人に「人生を本当に楽しいと思って生きたいか、今のままで生きていくか、どっちがいい?」って聞かれたんだよね。ボクはそのとき飢えてたんだよ。だから「本当に自分が生きてきて良かったって思えるように生きたい」ってそのとき初めて素直に言えたんだよね。
それからその人からいろんなことを学ぶようになって、人の存在や生き方って何で決まるのかとか考えるようになった。結論から言うと、それは生まれでも、性別でも人種でも、環境でもなくて、自分の考え方だってことなんだけど。思考がその人の人生を作り上げるんだって。
たとえば人の一生は70年、80年あるかもしれないけど、その70年を作っているのは1年1年の積み重ねだし、もっと言うと1秒1秒の積み重ねなんだよ。だから、結局はその一瞬一瞬に思ったことがその人の人生を形作っていくんだよね。だから普段から「ああ、私はムリ!」って思ってる人は、「私、ムリ!」っていう中でできあがる一生になる。逆に「できるよ」って言ってる人は「できるよ」っていう一生ができあがっていくってこと。
そういうことを、ずっとボクに教えてくれて導いてくれたその人のおかげで、自分はいったいなんのために生まれてきたんだろうとか、自分はなんのために存在するんだろうっていうことを探してみようと思った。それで今、自分の手の中にあるものはなんだろうって思ったときに、音楽しかなかったんだよね。だから自分の存在する理由みたいなものを音楽で残していこうと決めた。それが19歳のとき。
それから自分がどうなりたいかを考えて、そうなるためにはどうすればいいかを考えて。今までずっとやってきた感じだね。
遊ぶなら本気で遊べ! それが将来にもつながっていく。
だから中学の時に音楽と出会ったっていうのはボクにとってすごく大きいことだったんだよね。
人生ってどうやって本気で遊ぶかってことだと思うんだよね。よく遊んでばかりいちゃダメだっていう人がいるけど、ボクは、それは言い方が違うんじゃないかって思うんだ。言わなきゃいけないのは「遊ぶなら本気で遊べ!」ってこと。中途半端に遊ぶんじゃなくて、本気で遊ぶ。本来、それを言わなきゃいけなんだよ。
だって遊びっていうのはクリエイティブなことだから、本気で遊ぶには何かを作りださなきゃいけないんだよ。中途半端に人から与えられたもので遊ぶんじゃなくて、自分で遊びを作り出して楽しむんなら、命をかけて本気で遊んでいいと思う。本気で遊べば必ず見えてくるのもはあるんだから。
そしてそれができる人間は本気で遊ぶことも本気で学ぶことも、両方できるようになるから。
だから大いに本気で遊んで、遊ぶために学べばいいと思う。それが学校での勉強にはつながらないかもしれないけど、自分の将来には絶対につながっていくから。
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message to
GACKTさんから中学生のみんなへ、メッセージをいただいたよ。
中学生へのメッセージ
今、やりたいことが見つからないとか、目標がないって中学生はすごく多いと思うけど、とにかくひとつでもいいから夢中になること、夢中になろうと思うことが大切なんだと思う。
だからテレビゲームとかでもいいと思うんだよ。それを本当に集中してやれれば、プログラマーにだって、ゲームクリエイターにだってなれるかもしれないんだから。一番イケテナイのは、みんながやってるからなんとなくっていうヤツ。そうじゃなくて、何かひとつだけでも、“とにかくこれだけは人に負けたくない”っていうものを見つけることができるっていうのは幸せなことだと思うんだよね。
だから、ささいなことでもなんでもいいから、人からなんと言われようが、自分が「これだけは!」って思えること、そういう思いが存在するものを作ることから始めてみたらどうだろう。
そうすることによって、「本気になる」っていうことが見え始めるから。本気になることを入り口として夢中になれることを見つけるのがすごく大切だから。誰かにそんなのやめろって言われても、自分が夢中になれるんだったらやっていいと思う。
人のものさしに左右されるんじゃなく、自分だけの本気になれるきっかけを見つけてほしいね。
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劇場版「仮面ライダー×仮面ライダーW&ディケイド MOVIE大作戦2010」主題歌 『Stay the Decade Alive』 / GACKT
イメージ 初回生産限定盤CD+DVD2枚組み
『Stay the Ride Alive special memorial single』

価格:2,940円(税込)

2010年1月1日発売! 
発売元:エイベックス・エンタテインメント
イメージ CD+DVD
『Stay the Ride Alive』 

価格:1,890円(税込)

2010年1月1日発売! 
発売元:エイベックス・エンタテインメント
イメージ CD
『Stay the Ride Alive』 

価格:1,260円(税込)

2010年1月1日発売! 
発売元:エイベックス・エンタテインメント
テレビ版、8月に公開された劇場版と過去2作の「仮面ライダーディケイド」の主題歌を歌ってきたGACKTさん。今回はそのコラボレーション第3作目となる。映画の仮面ライダーディケイドの世界観やメッセージと同じく、「永遠」をテーマににしたこの曲は、切なく心に響く壮大なバラード。「たとえ別れることになってもその思いや過ごした日々は永遠」そんな切ないけれど温かいメッセージが込められているよ。
CDはDVD2枚付きの初回生産限定盤、DVD付き、CDのみの3形態で2010年の元旦に発売。初回生産限定盤のDVDはGACKTさんと仮面ライダーディケイドの映像コラボレーションを完全収録。ブックレットとして仮面ライダーディケイドをGACKTさんと振り返る豪華解説本も収録されているよ!
GACKTさんに曲の聴きどころを聞いたよ!
この曲の究極のメッセージとしては、「自分は消えてなくなったとしても、キミは前を向いて歩いていってくれ」っていうこと。つまり、次へバトンを渡してるんだよね。次へバトンリレーをしていかなくちゃいけないかっていうのは男としても大人としてもやらなくちゃいけないことだと思うからね。
仮面ライダー的にも今は「仮面ライダーW」っていう作品にバトンタッチされているし、今回のディケイドの映画にもそういうメッセージがこめられている。だからこの曲は、仮面ライダーディケイドっていう作品にとって一番いいしめ方なんじゃないかな。
バックナンバー紹介
今月から「中学生応援メールマガジン」に登録したキミ!
前月号と前々月号のインタビューはココから見られるよ。


■11月号(11/16配信号)
お笑いコンビ NON STYLEさんインタビュー!
http://www.benesse.co.jp/c/mailmaga/chulimit/2009111616/corner1.html

■10月号(10/15配信)
金メダリスト 上野由岐子選手インタビュー!
http://www.benesse.co.jp/c/mailmaga/chulimit/2009101577/corner1.html
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撮影/noriko 取材・文/川畑貴美代(Tororo*Konbu)