
彼女の仕事は、赤ちゃんとベネッセが一番最初に出会う入口「baby講座」の教具玩具開発だ。教具玩具の具現化を考えるとき、大人目線で作るのではなく赤ちゃんの目線で考えたときにどうなるのかなどの見極めや、発達に対する理解が必要な仕事である。彼女の実際の仕事の現場をワークスタイルとワークフローの両面から理解を深めて欲しい。



モノづくりがしたくて、小学生講座のマーケティング部署から幼児商品開発部への異動を希望した田中。「お客様の気持ちをどう動かすのかを考え、コピーや写真で語るのが営業の仕事。教具玩具開発は、作った商品に語らせることしかできないのが大きな違いかもしれません。お客様に対しての責任の重さを、日々、感じています」。本能のままに動く赤ちゃんが楽しんで遊べるか、安全に遊べるか。そのハードルの高さは想像以上。「気に入らなければポイッとされちゃう。シビアですよ(笑)。自分の想像力を試されている感じです」。理詰めだけではない、赤ちゃんの動きを通して見てきた実感や経験をもとに企画を作り、仮説を立てて検証することが大事だと田中は痛感している。「日々の生活の中で気づいたことを、意識して自分の中に蓄積していくことも、この仕事には大切なことでしょう」。
現在、デザインを勉強するために、大学へ通っている。そこには、田中の教具玩具開発に対する真摯な想いと夢が詰まっていた。「愛着をもって遊んでもらえる玩具、そして何世代にも渡って受け継がれていくような玩具を作ることが私の夢です」。田中の夢は、いつの日か、ベネッセのベストセラーを生み出し叶うだろう。









