
彼の仕事は、ベネッセにおける特許・商標を中心とした産業財産権の管理と、デジタル事業・IT事業の法務相談(契約書作成)を受ける仕事である。自社ブランドとキャラクターを守るため、社外の委員会にも参加し、他社と情報交換・収集を行いながら、自社の権利・ルール作りを徹底する業務だ。彼の実際の仕事の現場をワークスタイルとワークフローの両面から理解を深めて欲しい。



工学部出身で法務の知識は0だった荒牧。入社後4年間、みっちりと法務のイロハを学んだ。「充実した研修制度と、社外の委員会活動に参加することで、知識は蓄積されました」。その後3年間、通信販売「すっく」のマーケティングを経験し、法務部へ戻った異色の存在だ。「事業部で培った経験は今に活かされています。現場でどんな問題があるのか、どんなスケジュールで動いているのかを把握することは、法律の業務を扱う人間としては大事ですから」。商品開発には、さまざまな権利上の問題が発生する。その芽を事前に見つけ、契約書の作成や権利化のルール作りを迅速に行うのが荒牧のミッション。会社の規則を作るとき、全社に影響を与えるので、厳しい目で見られることもある。その厳しさをやりがいに感じていると荒牧は話す。
相談案件は毎日のように下りてくる。「この仕事には聞き上手な人が向いているのかも。でも、安請け合いはダメ。急ぎの案件でも、一度立ち止まって考えること。おかしいなという疑問を持つことが大事です」。荒牧の芯の強さが垣間見れた言葉だ。









