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プレスリリース

第7回ベネッセ賞はアデル アブデスメッド氏に決定

〜第52回 ベネチア ビエンナーレ国際美術展 参加アーティストを対象に〜
 

株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山市、以下:ベネッセ)では、2年ごとに開かれる国際的な美術の祭典であるベネチア ビエンナーレにおいて、次代を担う若手アーティストの支援を目的に、1995年より「ベネッセ賞」を授与してまいりました。
この度、第52回ベネチア ビエンナーレにおいて「第7回ベネッセ賞」をアデル アブデスメッド氏(アルジェリア生まれ/フランス国籍)に授与することを決定し、6月9日(土)(イタリア現地時間)授与式を行いましたのでお知らせいたします。

第7回ベネッセ賞審査会(審査員長:デヴィット エリオット氏、イスタンブール近代美術館館長)は、第52回ベネチア ビエンナーレにおいて、「第7回ベネッセ賞」をアデル アブデスメッド氏に授与することを、満場一致で決定しました。ベネッセ賞受賞者には賞金100万円が贈られ、ベネッセアートサイト直島(なおしま)に招待されるほか、直島または越後(えちご)妻有(つまり)における作品制作の機会が与えられます。なお、最終選考にはアブデスメッド氏の他にアーナウト ミック氏(オランダ)、ヤン フードン氏(中国)が残りました。

6月9日午後6時より、ホテルバウアーにて行われたベネッセ賞授与式およびレセプションには、200名以上のゲストに参加いただきました。 なお、アブデスメッド氏は、同日朝パリで誕生した娘さんに会うためすでにベネチアを出発していたため、授賞式にはFRAC(フランス現代美術地方基金)のフランソワ カンタン氏が代理として出席しました。カンタン氏は、ベネッセ会長兼CEO福武總一郎から賞状を受け取り、ふたつの吉報を同じ日に受け取ったアーティストからの喜びのメッセージを伝えました。

  • アデル アブデスメッドAdel Abedssemed

  • 1971年 アルジェリア、コンスタンティーヌに生まれる。フランス リヨンの美術学校で学ぶ。
    1997年 ビデオ作品を発表しはじめる。
    1999年 「スパイラルTV」(青山スパイラル 東京)を発表
    2000年 「one piece, one critic, one artist」(ルーブル美術館、パリ)を発表。
    2001年 横浜トリエンナーレに参加。
    2003年 第50回ベネチア ビエンナーレに参加。
    2006年 サンパウロ ビエンナーレに参加、個展「Practice Zero Tolerance(ゼロ トレランスの践)」 クリエ現代美術センター(レンヌ)、ル プラトー(パリ)

  • 審査員
    デヴィット エリオット(イスタンブール近代美術館館長)
    マリー=クロード ボー(グラン=デュック・ジャン近代美術館館長)
    ピエール ルイジ タッジ (インディペンデント・キュレーター)
    エリザベス アン マクレガー(シドニー現代美術館館長)
    北川フラム(越後妻有アートトリエンナーレ総合ディレクター、地中美術館館長代理)


  • 審査員によるコメント
    アデル アブデスメッド氏Adel Abedssemed は、ビエンナーレ会場に散在するネオン インスタレーション「EXIL」(フランス語で「追放、流刑、亡命」の意)と、アルセナーレ会場に設置された有刺鉄線でできた「Wall Drawings」(壁画)を発表。これらの作品の抑制された力の表現、削ぎ落とされた手法、さらにビエンナーレというアートシステムおよび世界中をおおう政治状況への言及のあり方に、審査員は感応した。

    アーナウト ミック氏Aernout Mik は、オランダ館において監獄のようなインスタレーションを展開し、建築と国家代表という慣習を破壊しただけでなく、世界中で権力がいかに利用され、悪用されているかを不穏な映像として表現した点を評価した。

    ヤン フードン氏Yang Fudongは、印象的な映画「竹林七賢」において、現代アジアにおける根本的な社会・世代の変化を映し出す一方、静的、美的なものに傾倒する美学システムを肯定しながらも疑問を投げかけた。




左:ベネッセコーポレーション代表取締役 会長 兼 CEO福武總一郎、 ネオン インスタレーション「EXIL」
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