お答え１：これから結(けっ)こん式を挙(あ)げる二人（ふたり）の相談に乗る仕事です。会場選(えら)びから、ドレス、お料理(りょうり)、音楽、お花、お客様への引き出物(二人からの感しゃの気持ちをこめたおくりもの)……など、結こん式に向けて、決めること、じゅんびすることがたくさんあります。「この音楽はもり上がりますよ！」とアドバイスをしたり、お二人の希望(きぼう)を聞いて「それなら、こんなえん出はどうでしょう？」とアイディアを出したりしながら、よりよい結こん式にするためのお手つだいをします。

そして当日は、式場のスタッフをまとめるせきにん者として、全体に気を配ります。注文したお花は、お二人の希望どおりにかざられているかな？テーブルにおかれた名ふだにまちがいはないかな？とチェックしたり、お客様をご案内(あんない)したり、式がスムーズに行われるように、しっかりとサポートします。

お答え２：いろいろな考え方がありますが、これから結こんして家庭を作る二人（ふたり）が、今までお世話になった人に感しゃをするため、そしてこれからもよろしくお願(ねが)いしますとあいさつをするために行うというのが、大きな目的(もくてき)だと思います。

結こん式にまつわるものには、それぞれ意味があります。たとえば、教会やチャペルで、花よめさんとお父さんが歩くバージンロードは、花よめさんが家族とすごしてきた道のりを表すものだといわれています。そういったひとつひとつの意味を大切にしながら、人生の新しい出発に向けて、けじめになるような結こん式を挙(あ)げてほしいなと思っています。

お答え３：人生の中で、いちばん幸せな日を作るお手つだいができる！というところに大きなみ力を感じました。ウェディングプランナーは何組ものお客様をたん当しますが、お客様にとってウェディングプランナーはわたし一人。せきにんは重いのですが、とてもやりがいのある仕事です。

結(けっ)こん式はみんながえ顔でいられる日です。お二人（ふたり）はもちろん、ご家族も、お友だちも、みんながとってもすてきなえ顔をしています。わたしもえ顔でいることが大すき！え顔があふれている場所で働(はたら)けるのはとっても幸せなことだと思います。

お答え４：たん当したお客様から「百合野さんと出会えてよかった！」「おかげでとてもよい式でした」と言われると、本当にうれしいですね。また、結(けっ)こん式のあと、「楽しくくらしています」とお手紙をくださったり、「新しい家族がふえました」と赤ちゃんのお写真を持って遊びに来てくださったりしたときも、この仕事をしていてよかったなと思います。

お答え５：「こんなふうにしたいな」というリクエストがあったとき、予算をオーバーしたり、時間がかかって間に合わないかなと思われるときも、「それは無理(むり)です」と決めつけず、どうしたら実げんできるか考えるようにしています。

また、お友だちだけが集まるパーティーとはちがって、結(けっ)こん式には、新ろう、新ぷのご両親、おじい様やおばあ様など、いろいろな年れいのかたが集まります。全員が気持ちよく二人（ふたり）をお祝(いわ)いできるよう、楽しいなかにも、マナーを守った式になるようにアドバイスしています。

お答え６：平きんすると、いつも4〜5組のお客様をたん当しています。多くのかたは、一年間くらいかけてじゅんびをされるので、長いおつき合いになります。結(けっ)こん式のときは、まるで、お二人（ふたり）のお母さんになったような気持ちで、いつもないてしまいますね。これまでに200組くらいのカップルのお世話をしてきました。すべてのかたがたのことをよく覚(おぼ)えていますよ。

お答え７：ヘアメイクさん、お花屋さん、カメラマン、司会者(しかいしゃ)、キッチンでお食事を作る人、お食事のサービスをする人、照明(しょうめい)係、音楽係など……50人ぐらいのスタッフが働いていると思います。全員が力を合わせて、よい式になるようにがんばっています。

お答え８：新ろうが、新ぷに内しょで指輪(ゆびわ)を用意するために、式当日にあちこちお店をまわり、なかなか会場にとう着されなかったので、とてもハラハラしたことがありました。いきなり指輪をプレゼントされた新ぷは、大感げき！めでたしめでたしでしたが、あのときは、本当に心配しましたね(笑)。

お答え９：今は自分たちの希望(きぼう)に合わせて、いろいろなところで式をすることができます。ホテル、結こん式せん門の会場、レストラン、一けん家でパーティーをしたり、海外で結こん式を挙(あ)げる人もいます。めずらしいところでは、水族館や、野球の試合(しあい)が行われる大きなスタジアムを会場に選(えら)ぶカップルもいますよ。

お答え１０：今まで育ててくれた家族に感しゃの気持ちを伝(つた)える結こん式にしたいと思っています。ふだんなかなか言えない「ありがとう」の言葉をきちんと言いたいですね。そして、わたしたち二人（ふたり）が主役になるよりも、集まっていただいたかた、みんなが楽しんでくださるような結こん式になったらすてきだなと思います。