あこがれのお仕事わくわくレポート
きみのしょうらいのゆめ 大おうえん!!
みんなからよせられたしつ問をもとに、あこがれのお仕事をバッチリレポート! さっそく、クリックしてお仕事チェック!

弁護士(べんごし)

 世の中で起こるさまざまな問題を、法律(ほうりつ)にもとづいてかい決する
  法律の専門家(せんもんか)だよ。


八重洲総合法律事務所 
弁護士  栗原 正晴さん
東京都にある法律事む所でお仕事をしている、栗原 (くりはら)さんにお話を聞いてきたよ!

しつ問 1
おもに、どんな仕事をするのですか?
6年/山口県/みかん
お答え 1
たとえば、やくそくを守ってもらえなかったり、かしたお金を返してもらえなかったり、自分がやっていないことを「やっただろ」とうたがわれたり、世の中にはいろいろな問題になやむ人がいます。また人をきずつけたり、ものをぬすんだり、法律(ほうりつ)を守らずに、裁判(さいばん)を受ける人もいます。弁護士はこのような人や会社から相談を受け、法律をもとに問題をかい決したり、裁判でその人の弁護をしたりするのが仕事です。
お仕事中の栗原さん。裁判のための書るいをつくったり、事けんの記ろくを調べたりするのも大切なお仕事だよ。
しつ問 2
どうして弁護士になろうと思ったんですか?
5年/広島県/みさきん
お答え 2
こまっている人を助けられる仕事がしたいというのが、一番大きな理由でした。また、この仕事を通して、たくさんの人と出会えるところにも、み力を感じていました。
しつ問 3
弁護士になるには、しけんがあるのですか?
3年/沖縄県/まーにゃ
お答え 3
はい。弁護士になるためには司法(しほう)しけんに合かくしなくてはいけません。合かくしても、まだ「司法修習生(しほうしゅうしゅうせい)」という法律家のタマゴです。1年半、さらに法律について勉強します。じゅ業を受けるだけではなく、裁判所、弁護士事む所などで、仕事のお手つだいをします。けいむ所や少年院を見学するのも、大切な勉強のひとつです。この期間を終えて、ようやく弁護士になれます。
しつ問 4
子どものときは、どんな科目がすきだったの?
6年/神奈川県/にょろ〜ん
お答え 4
体育が大すきでした。野球をしたり、バスケットボールをしたりしていました。また、作文を書くこともすきでした。小学校のそつ業文集では、げんこう用紙100まいの作文を書きましたよ! 弁護士になってからは、裁判所などに出す文書をたくさん書かなくてはなりません。小学生のときに、書く練習をたくさんしておいてよかったなと思っています。
しつ問 5
弁護士になるには、今のうちになにをしたらいいですか?
4年/埼玉県/ホッシー☆彡
お答え 5
人のなやみを聞くことが多いので、人の気持ちに立って考える練習をするとよいと思います。また、弁護士のところには、医学のこと、せいじのこと、会社のけいえいのことなど、あらゆる相談が持ちこまれます。今のうちから、いろんなことに、きょう味を持つ心を育てるとよいですね。年のちがう友だち、自分とはちがう考えを持つ友だちとおしゃべりをしたり、本を読んだりすると、自分のきょう味もどんどん広がりますよ。
しつ問 6
1日どれくらい、はたらいているんですか?
5年/埼玉県/神様の忘れ物。
お答え 6
〜栗原さんのある日のスケジュール〜
9時30分 事む所に出きん
10時〜 相談者Aさんと打ち合わせ
11時〜 事む所でしりょうを読む
13時〜 東京地方裁判所で弁護をする
14時30分〜 相談者Dさんと打ち合わせ
16時〜 F会社の人と打ち合わせ
16時30分〜 相談者Zさんと打ち合わせ
21時 仕事終了

事む所で、または相談者のところまで出かけて相談を受けたり、事む所で、しりょうを読んだり、裁判所に出かけたりと、毎日とてもいそがしいです。遠くの裁判所に出かけることもあります。午前中に福島県、午後には静岡県の裁判所で弁護をする、というように1日であちこちに行かなくてはならないこともあるんですよ。
しつ問 7
法律は全部おぼえないといけないの?
6年/山口県/LOVE4年
お答え 7
よく使う法律は、しぜんにおぼえています。ただ、法律というのはたくさんあるので、とても全部はおぼえられません。わからないときは、そのたびに調べています。
しつ問 8
弁護士になって、うれしいことはなんですか。
3年/栃木県/とげとげっち!!
お答え 8
問題がかい決したときに、相談者から「助かりました。ありがとうございました」と言われるときが一番うれしいですね。この人のために、がんばってよかったなと心から思います。
しつ問 9
大へんなことはなんですか?
4年/神奈川県/ゆかっち
お答え 9
相談者が本当のことを言ってくれないときが大へんです。自分のつみを軽くしたいから、本当のことを話すゆう気がないからなど、言えない理由はいろいろあります。そんなときは、ウソをついても、問題はかい決せず、自分がこまることをせつ明します。また、「弁護士に相談すれば、なんでもすぐに、かい決する」と思っている人の相談に乗るときも大へんです。弁護士は、時間をかけて、たくさん調べて、勉強して、相談者といっしょに問題をかい決していくのです。
しつ問 10
悪いことをした人の弁護をすることは、むずかしいですか?
2年/神奈川県/シュウ
お答え 10
犯罪(はんざい)をおかした人を弁護するときは、まず、その人が本当につみをおかしたのかどうかを、たしかめます。だれかに言わされていたり、ウソをついていることもあるからです。もし、その人が本当に悪いことをしたのであれば、なぜそんなことをしたのか本人や、まわりの人に聞いたりなどして調べます。犯罪の理由は、裁判官(さいばんかん)がはん決を下すときに、とても大切だからです。そして裁判では、その人にとって、よりよいけっかがでるように弁護をします。
しつ問 11
テレビに出てくる弁護士みたいに、すい理したりするの?
2年/宮城県/みっきー
お答え 11
ときどきあります。事けんが起こった場所にでかけたり、近所に住む人に事けんのことを聞いたりします。外国で起こった事けんを引き受けたときは、外国まで出かけたこともありましたよ。
しつ問 11
いろいろな弁護士さんが集まって、問題をかい決するテレビ番組があるのですが、ほとんどのときに、それぞれの意見が対立するんです。どうして、弁護士によって意見がちがうんですか?
3年/なぎさ
お答え 11
問題をかい決する方ほうというのは、答えがひとつとはかぎりません。たとえば、友だちとケンカしたけれど、なか直りしたい…というときに、どうしますか? 直せつ会ってあやまる、メールや手紙を送る、ほかの友だちに、でん言をたのむ、ケンカした友だちがこまっているときに助けてあげる、プレゼントをあげる…いろいろな方ほうがありますよね。それに、ケンカした理由や、その人のせいかくによっても、なか直りの仕方はかわってくると思います。法律をもとに問題をかい決する弁護士も同じです。問題をかい決する方ほうは、とてもたくさんあるので、どの方ほうが正しくて、どの方ほうが間ちがいかを決めることは、とてもむずかしいことです。「その人にあった方ほうは、どれなのか」と考えるとき、弁護士によって、なにを一番大事だと考えるかがちがうために、意見が対立してしまうのです。
さいごに
しつもんをくれた小学生のみんなへのメッセージをぜひください! よろしくお願いします。
小学生のうちは、遊ぶ時間がいっぱいあります。楽しいことをたくさん経験(けいけん)してください。本を読んだり、勉強したり、遊んだり、全部のことが大人になってから、きっとあなたを助けてくれると思います。だれかと友だちになるとき、その人と同じスポーツがすきだったり、本がすきだったりすれば、すぐに仲よくなれますよね。それは大人でもいっしょです。“すきなこと”をふやせば、お友だちもふえますよ!
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