
千葉県 千葉市 みみりんさん
保育園なので、子供によっては赤ちゃんの頃から通います。うちも4ヶ月で通い始めました。その中に何十年も勤めている先生がいらっしゃいました。いつも笑顔いっぱいの先生でした。だれよりも子供が大好きで、子供のことを考えてくれる先生で、みみりんさん、○○くんはいつもがんばっているのよ!それなのに、あなた怒りすぎよ!!と保護者を叱ってくれました。いいところがあれば褒めて報告してくれました。子供も保護者も先生が大好きでした。
それが家庭の事情で、卒園式を待たずに夏に急に退職されたんです。その後子供たちは朝受け入れのときに泣く子が多くなり、
保育園から太陽がなくなったような感じがしました。そして先生も、大好きな保育園を退職したことで元気がなくなっていたようでした。保護者みんなで先生にありがとうの気持ちをメッセージカード集にしてプレゼントしたら、とても喜んでくれました。本当はやめたくなかったのに、卒園まで見届けたかったのに、と涙を流してくれました。
そして半年後卒園式の前日、大きな地震。先生は卒園することものために、1人1人にあたたかいメッセージを書いてくれていたのです。しかし、それと一緒に渡そうと、準備をしていた焼き物が、地震の影響で焼けなくなりました。ようやく窯が動き、焼きあがったのは3月31日の夜でした。みんなの手に渡ったのは4月に入ってからでした。うけとった保護者はみんな涙を浮かべていました。うちの保育園では退職する先生たちに、メッセージカード集をあげるんです。私が上の子を通わせたときからでした。これが、家庭の事情で辞めなくてはいけなかった先生に、たくさんの力になったようです。そして今度は先生から子供たちへ。先生のおかげで子供たちはとても優しい子供に育ちました。いつもありがたいと思っていた先生に、いつもいるから、といえなかったありがとう。でも、メッセージカードという形で、みんな素直にありがとうの気持ちを伝えることができました。この慣習、ずっと続いてほしいです。