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こんなにある! 幼児期にフォニックスを学ぶメリット
J PREP 斉藤塾代表・斉藤淳さんに聞く
フォニックスvol.2

専門家

プロフィール
斉藤淳
J PREP 斉藤塾代表/元イェール大学助教授/元衆議院議員
上智大学外国語学部英語学科卒業、イェール大学大学院政治学専攻博士課程修了(Ph D)。ウェズリアン大学客員助教授、イェール大学助教授などを歴任した後、2012年に日本に帰国して中高生むけ英語塾「J PREP 斉藤塾」を起業。「第二言語習得理論(SLA)」の知見を活かしたカリキュラムが広く支持され、生徒数はのべ4,500人を突破。インターナショナル幼稚園や学童保育の運営も手掛ける。著書に『ほんとうに頭が良くなる世界最高の子ども英語』(ダイヤモンド社)など。

Vol.1に続き、元イェール大学助教授で、帰国後は英語塾やインターナショナル幼稚園・学童保育を運営している斉藤淳先生に、幼児期にフォニックスを学ぶメリットについてお伺いしました。

幼児期は音を吸収する力が高い

フォニックスはどの年代の人が学んでも効果がありますが、耳から聞いた音を自然に吸収できる力が優れている幼児期に取り組めば、より短期間のうちに音と文字との対応関係を身につけることができます。例えば、「L」と「R」の音の違いをマスターしようとする場合、高校生だとかなりの時間がかかるのに対し、幼児期の子どもたちは比較的すぐに聞き分けられるようになるといわれています。

私たちが運営しているオールイングリッシュの幼稚園でも、入園前は日本語のみの家庭環境で育ってきた年少クラスのお子さんが、フォニックスを学び始めて3か月くらい経つと耳が慣れてきて、先生と英語でのやり取りを楽しんでいる様子が見られます。

文法を学ぶよりも
音を楽しむ方が身につきやすい

幼児期の子どもたちは音を吸収する能力が高い一方、抽象的な概念を含む文法を頭で理解することは決して得意ではありません。そのため、リーディングの力を伸ばすにあたっても、文法を教えるのではなく、フォニックスを中心に音を楽しみながら学んでいく方が効果的です。英語の音を理解できるようにするには大量のインプットを長期にわたって続けていく必要があります。家庭で普段日本語を話しながら、外国語として英語を身につける場合、効率的に身につける工夫が必要になります。だからこそ、幼児期からフォニックスに取り組むことにはさらに大きな意味があるでしょう。

なお、フォニックスをマスターすれば、文字を見たときに音がわかるだけでなく、音を聞いたときにそれを文字にする力も身につくので、小学校以降で英語を「書く」学習をスムーズに進めるうえでも役立ちます。

遊びの中で
英語でのアウトプットを楽しめる

英語を「お勉強」としてではなく「遊び」として楽しむことができるのも、幼児期ならではのメリットです。フォニックスに関しても、この年代の子どもたちは自分の名前に使われている文字や好きなことと関連付けると「言ってみたい!」という意欲が高まり、すぐに覚えてしまうということがよくあります。

英語学習においては「本を読む」「DVDや動画を見る」「CDを聞く」といったインプットも必要ですが、それ以上に大切なのが自分でアウトプットしてみるという経験です。フォニックスで学んだ英語の音を声に出して実際に言ってみることはもちろん、英語の歌を繰り返し歌ってみるのもいいですし、絵を描くことが好きなら英語の絵本に出てきた一場面を描いてみるのもおすすめです。おうちのかたが英語の絵本を読み聞かせながら、お子さんと英語を使ったやり取りを楽しむのもいいですね。幼児期の学びを深めるには、おうちのかたが一方的に知識を与えるのではなく、お子さんの「自分から表現してみよう」という意欲を引き出すことが重要です。

▼ サニーサイドインターナショナルキンダーガーテンの年長クラスのフォニックス学習の様子。この日は「サイレントレター(発音しない文字)」について、先生が子どもたちに知っている単語を尋ねながら全て英語で解説していた。

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