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【教えて!ミライプロ】知るとトクする!お金のルール:前編【なぜ今からお金を学ぶ?④】

この記事を書いた人

進研ゼミ高校講座

知っておきたい!お金のルール前編

新しい教育課程で学ぶ高1生は、新科目『公共』や『家庭科』で、株や資産形成など「お金」に関することを学びます。

高1生だけでなく、高2・3生も日常的に使っている「お金」のことを、なぜ高校で学ぶことになったのか。

投資運用を行うミライ予測のプロ、スパークス社の藤村さんにお聞きする『教えて!ミライプロ なぜ今からお金を学ぶ?』第4回目のテーマは、「知るとトクする!お金のルール」前編。

「お金」の基本的な仕組みを学んでおこう!

連載1~3回目では、「お金」について学ぶ理由・メリットを身近なことから説明してきました。高校生のうちから知っておくことで、その知識がこの先のキミを必ず助けてくれます。

そして、4・5回目ではいよいよお金を増やすために知っておきたい「お金のルール」を勉強していきましょう!

お金の基本的な法則として、お金を借りたら利息を払う、お金を預けたら利息がもらえるということがあります。

加えて、お金を債券や株式に一旦変えておくことで、お金が増える可能性があります。

お金を増やすため、損をしないため、知っている人と知らない人で将来の人生に差が出るかもしれない、お金の基本的な仕組みを学んでもらいたいと思います。

お金のルール① 利息

イスラム教では禁止されていますが、昔から、お金を借りたら利息(利子)を払うこと、お金を預けたら利息がもらえること、が1つのルールです。

利息のイメージ

車とか家とか、高い買い物をするとき、一度で全額を払えない時には、お金を借りて買うことがあります。

このとき、年or月〇%など、割合で定められるのが「利率」で、それに応じて利息の額が決まっていきます。

常識的に考えて、赤の他人に何のメリットもなくお金を貸す人は、なかなかいませんよね?

そこで、お金を貸す人には利息を得るというメリットを与え、逆にお金を借りる人は利息を負担することでお金を借りる機会を得るというメリットがある仕組みなんです。

いわば、利息はお金をレンタルするためのレンタル料金と表現するとわかりやすいかもしれません。

このようなお金の貸し借りの仕組み・ルールを知っておくと、お金を借りるときに支払額を抑えることができるかもしれません。

また、お金を預けるとき、どこに、何年預けるとどのくらいの利率なのか、を知っておくことは、お金を増やすために大事な情報です。

お金のルール② 平均利率

お金を増やそうとするとき「2倍になる方法を教えますよ?」とか「10倍になりましたよ」といった話を聞くと、自分もやってみたいと思いますよね。でも、これがだまされる第一歩です。

3回目の連載でもお伝えした「貯めたものを取られないこと」に繋がる話ですが、だまされないためには、どのくらいの利率が付くか(利回り)を知っておくことが大事です。

預金だと〇%前後、債券だと〇%くらい、株だと〇%くらい、といったように平均の利回りを覚えておくこと

そして、債券や株式では、長く持つほど平均に近付きますが、1~2年で見ると変動が大きくなる可能性があります。

金融資産の平均利率
※スパークス社・藤村さんによるイメージ図
※上記図表の数字は例であり、現在の平均利率を表すものではありません

株式は、大きなリターンを得ることもあるけど、大損をすることもあるというのは、高校生のみなさんもなんとなく知っている人が多いと思います。

競馬、宝くじなどは平均はマイナスだけど、時々すごいリターンがでるかもしれないということも、この図からイメージできます。

こういった世の中の仕組みから考えると、お金が2倍=利回り100%になるなどという話は、「そんなウマい話はあり得ない」ということがよくわかりますよね。

今から知っておくと、人生で差がつくお金の知識

今回はちょっと本格的な内容でしたね。お金を増やす基本的な仕組みが、少しわかってきたかと思います。

こうした知識を身につけていくことで、お金を増やすだけでなく、自分のお金を守ることにも繋がります。

次回はさらに一歩進んだ、知っておきたいお金のルール後編です。

また、藤村さんも出演したセミナーの録画が公開されているので、コチラもぜひご覧ください!

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\セミナー録画公開中/

<この記事を書いた人>
進研ゼミ高校講座 ライター/クロロ

※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。