しつ問1:じゅう医しって、どんな仕事ですか? (4年/大阪府/クロゴマ) 
                                                        
                                                          
                                                            
                                                              
                                                                  | 
                                                               
                                                              
                                                                | 犬に点てき中。早くよくなるといいね! | 
                                                               
                                                             
                                                           
                                                           お答え1:いちばんわかりやすい仕事は、動物の病気やケガを治(なお)すこと。みなさんがかっているペットのための動物病院だけではなく、動物園や水族館などでも、じゅう医しが働(はたら)いています。 
                                                             
                                                            またわたしたちが食べる、肉や魚、牛にゅうなどの安全をチェックしたり、成田(なりた)空港で外国から来る動物、外国に行く動物が病気を持っていないかを調べたりするのも、じゅう医しの仕事です。 
                                                         
                                                        しつ問2:子どものころ、動物をかっていましたか?(5年/群馬県/c.c.れもん) 
                                                        
                                                          お答え2:父が動物ずきだったので、犬、鳥、ナマズなど、いろいろな動物をかっていました。散歩(さんぽ)に連(つ)れて行ったり、エサをあげたり、いっしょにねたり、楽しい思い出がたくさんありますよ。 
                                                             
                                                            今は犬とネコとカメをかっています。犬はあまえんぼう、ネコはスラリとして動きがきれい、カメはエサを食べる様子がカワイイ! それぞれにみ力があり、みんなでなかよくくらしています。 
                                                         
                                                        しつ問3:どうしてじゅう医しになろうと思ったのですか?(1年/茨城県/おねえちゃん★) 
                                                        
                                                          
                                                            
                                                              
                                                                  | 
                                                               
                                                              
                                                                | 「動物が病気だと、かい主もまるで病気になったように元気がなくなってしまうんですよ」と塩谷さん。 | 
                                                               
                                                             
                                                           
                                                           お答え3:じゅう医しは動物だけでなく、かい主の心を助けられる仕事だと思ったからです。動物には、人と人の心をつなぐ力があり、人間にとってとても大切なそんざいです。だからこそ、ペットが病気になると、かい主の気持ちまで暗くなってしまいます。動物の病気を治(なお)すことで、かい主やまわりの人たちも、元気にしてあげたいと思って、じゅう医しになりました。 
                                                         
                                                        しつ問4:どんな動物をしん察(さつ)するのですか?(5年/愛知県/ミルキィドロップ) 
                                                        
                                                           お答え4:わたしの病院では、犬、ネコ、ウサギ、フェレット、鳥、ハムスターをしん察しています。「エサを食べない」「おなかをこわしている」「ひふが赤くなっている」など、病院にやって来る理由はさまざまです。 
                                                         
                                                        しつ問5:動物は言葉を話せないのに、どうして病気やケガだとわかるの?(5年/神奈川県/はね) 
                                                        
                                                          
                                                            
                                                              
                                                                  | 
                                                               
                                                              
                                                                | ちょうしん器(き)で心ぞうの音を聞き、動物のじょうたいをチェックします。 | 
                                                               
                                                             
                                                           
                                                           お答え5:言葉以外(いがい)のじょうほうを集めます。鳴き声や息づかいを聞いたり、目やしたの色を見たり、体のにおいをかいだり、どんな場所がいたいのか手でさわって調べたり。さらに、血えきけんさやレントゲンなどのデータを見ながら、どんなケガや病気なのか、どうやってちりょうするかを考えます。かい主から、ペットがふだんどんな生活をしているかを聞くことも大切です。 
                                                             
                                                            動物が話せたらいいなと思うことがよくあります。「どうしたの?食べすぎちゃったの?」と聞いて「うん!」と答えてくれたらいいのになあ。  
                                                         
                                                        しつ問6:手じゅつをするときはきんちょうしませんか?(5年/石川県/リッチャん) 
                                                        
                                                          
                                                            
                                                              
                                                                  | 
                                                               
                                                              
                                                                | 動物病院の手じゅつ室。 | 
                                                               
                                                             
                                                           
                                                           お答え6:動物も小さいボタンやおもちゃを飲みこんでしまったり、おできができたり、おしっこが通る道に石がたまってしまったときなどには、手じゅつをします。手じゅつをするときは、やっぱりきんちょうしますね。 
                                                             
                                                            手じゅつの前には、何度も手じゅつの流れをイメージして、頭にたたきこみます。また、しばらく目をとじて心を落ち着けてから手じゅつを始めるようにしています。  
                                                         
                                                        しつ問7:大へんなことは何ですか?(6年/愛知県/羅夢) 
                                                        
                                                           お答え7:動物の生死にかかわるということに、大きなプレッシャーを感じます。動物には、じゅ命があり、どんなちりょうをしても、どんな薬を使っても助けられないこともあります。「どうにかして助けたい」と全力をつくしても、どうすることもできないことがあると、やはりつらいです。 
                                                         
                                                        しつ問8:動物の病気が治(なお)らないとき、かい主にどのように伝(つた)えるんですか。(5年/長崎県/動物だーいすき) 
                                                        
                                                           お答え8:病気は「ぜっ対治(なお)る」とも、「ぜっ対治らない」とも言えないものです。かい主には決めつけるような言い方はしないで、前向きな気持ちになってもらえるよう「かなりむずかしいとは思いますが、いっしょにがんばりましょう」と言うようにしています。 
                                                             
                                                            また、ペットが病気になると、「もっと早く、病気だと気づいていたら」「世話の仕方が悪かったのではないか」などと、かい主は自分をせめてしまいます。動物にはじゅ命があること、かい主にはどうすることもできないことがあると伝(つた)えます。せっかくこれまでペットと楽しくすごしてきたのに、最後(さいご)に悲しいつらいだけのわかれになることがないように気をつけています。でも、ペットが死んだときには、わたしもかい主といっしょに泣(な)いてしまいますね。 
                                                         
                                                        しつ問9:仕事をしていて、いちばんうれしいことは何ですか?(2年/和歌山県/のん) 
                                                        
                                                          
                                                           お答え9:なんといっても動物の病気やけががなおって元気になることです! ちりょうが無事(ぶじ)に終わって、元気になった動物と、えがおのかい主さんを見ると、とってもうれしくなります。 
                                                             
                                                            また、長い間ちりょうしていた動物が死んでしまったとき、かい主から「先生にみてもらってよかった。また動物をかったら先生にみてもらいたい」と言われると、この仕事をしていてよかったなと思います。動物の命を助けることだけでなく、動物の死を見守り、かい主の悲しみをやわらげることも、じゅう医しの大切な役目だと思っています。 
                                                         
                                                        しつ問10:わたしもしょう来、じゅう医しになりたいです。今からできることはありますか?(3年/北海道/のあ) 
                                                        
                                                          
                                                           お答え10:動物とたくさんふれ合って、なかよくなってください。動物の病気を知るためには「健康なときの動物のじょうたい」をよく知っておくことが大切です。健康なときの、毛のツヤ、さわったときの感しょく、におい、鳴き声、心ぞうの音などをよく調べてみましょう。 
                                                             
                                                            また、動物にはそれぞれこせいがあります。ちょっとしたことですぐにびっくりするこわがりな動物、がまん強くてちょっと病気になっても何でもないようにふるまう動物もいます。「ぼくのかっているペットはどんなせいかくかな?」といろいろ観察(かんさつ)するのも楽しいですよ。 
                                                          |