しつ問1:エステティシャンって、どんな仕事ですか?
                                                          (4年/埼玉県/としき) 
                                                        
                                                            
                                                              
                                                                
                                                                    
                                                                    顔だけではなく、手もマッサージ。気持ちよさそうだね! | 
                                                                 
                                                               
                                                             
                                                             お答え1:お顔をはじめ、手や足のうら、せなかなどのマッサージを通して、お客さまにリラックスしていただく仕事です。エステにはさまざまな方法(ほうほう)があり、お店によって使う道具や、化しょう品もさまざまです。 
                                                               
                                                              エステはお医者さんの行う治(ち)りょうとはちがいます。「エステでニキビやシワを治(なお)す」のではなく、体の調子を整え、お客さまにリラックスしていただくことで、おはだや体調を整えることが、わたしたちの役目です。毎日のお手入れや、食生活についてアドバイスすることもありますよ。 
                                                             
                                                           
                                                        しつ問2:どうしてこの仕事を選(えら)んだの? (5年/大阪府/たらこ) 
                                                        
                                                            お答え2:結(けっ)こんして、子育てに追われているうちに、顔にたくさん、ふき出物ができてしまい、とてもなやんでいたときがありました。 
                                                               
                                                              そんなときテレビでたまたま目にしたのがエステサロンの特集(とくしゅう)。「いいなあ、きっとすごく気持ちよいだろうなあ。いそがしい毎日の中で、こんなゆっくりした時間をすごせたら、おだやかな気持ちになれるのになあ」と、きょう味がわいてきました。エステについて勉強するうちに、人をリラックスさせることができるエステティシャンにあこがれるようになり、この仕事をめざすことにしました。 
                                                             
                                                           
                                                        しつ問3:エステティシャンになるためにどんな勉強をしたの? (6年/青森県/☆プチ姫ちゃん☆) 
                                                        
                                                             お答え3:まず人間のはだについて勉強しました。はだが新しく生まれ変(か)わる周期(しゅうき)、健康(けんこう)なはだをたもつために必要(ひつよう)な成分(せいぶん)など、覚(おぼ)えることはたくさんありました。 
                                                               
                                                              正しいマッサージについても勉強します。人の顔というのはとてもデリケートですから、最初(さいしょ)は人の顔にさわることにきんちょうしました。まずは自信(じしん)をつけることが大事! と、家族にお客さん役をしてもらって練習をくり返していましたね(笑)。2年間勉強を続(つづ)け、エステのしかくを取り、自たくにエステサロンを開きました。  
                                                           
                                                        しつ問4:どんなふうにお客さんをキレイにするの?  (4年/神奈川県/りんりん) 
                                                        
                                                            
                                                              
                                                                
                                                                    
                                                                    むしタオルで顔をおおうと、血行がよくなり、よごれが取れやすくなるんだって。 | 
                                                                 
                                                               
                                                             
                                                             お答え4:まず、お客さまとゆっくりお話をします。どんなお化しょう品を使っているか、どんなおはだのなやみがあるか、食べ物のすききらいはあるか、毎日どのくらいねているかなど、おはだのことだけではなく、生活スタイルについてもしつ問します。ここから、おはだの調子を悪くする原いんが見つかることもあるんですよ。 
                                                               
                                                              マッサージは、むしタオルで顔をおおい、クリームを使って、お化しょうや、よごれをていねいに落とすところからはじめます。そして、体の中にたまっているよごれが、血えきにのって流れていくように、ツボを意しきしながら、やさしくマッサージ。最後(さいご)に、パックで仕上げをします。 
                                                             
                                                           
                                                        しつ問5:何か道具を使うの? (3年/三重県/クローバー☆) 
                                                        
                                                          
                                                            
                                                              
                                                                
                                                                    
                                                                    エステに使うタオルや化しょう品。洗面器(せんめんき)はむしタオルをつくるときに使うよ。 | 
                                                                 
                                                               
                                                             
                                                             お答え5:エステティシャンによって、使う人もいれば、使わない人もいます。わたしは、手だけでマッサージをします。お客さまによって、はだの状態(じょうたい)や、やわらかさもちがうので、一人ひとりに合った力を調節(ちょうせつ)しながらマッサージするには、やはり手がいちばんよいのではないかと思っているからです。そのほかには、パックをお顔にぬるときに筆を使ったり、むしタオルを使ったりします。 
                                                             
                                                           
                                                        しつ問6:お客さまにリラックスしてもらうために、工夫(くふう)していることはなんですか?(2年/香川県/ゆきりん) 
                                                        
                                                            
                                                             お答え6:わたしのエステサロンでは、静(しず)かな音楽をかけたり、よいかおりのする「おこう」をたいたりしています。また、心身ともにくつろいでもらえるように、マッサージの前と、後にはハーブティーを飲んでいただいています。 
                                                               
                                                              お客さまの中には、気持ちよさのあまりマッサージ中にぐっすりねむってしまうかたもいます(笑)。終わった後「起こしてもいいのかな?」とまよってしまうのですが、ねむってしまうほどリラックスしてもらえたのだなと、わたしもとてもうれしくなりますね。 
                                                             
                                                           
                                                        しつ問7:奥村さんはキレイでいるためにどんなことをしているの? (2年/愛媛県/キャラメルリボン) 
                                                        
                                                             お答え7:最近(さいきん)ヨガを始めました。ゆっくりこきゅうをして、体を気持ちよく動かすことで、体の中からキレイになれる気がします。また、心配事があったり、気持ちがイライラしたりすることは、おはだにもよくありません。ストレスをためず、だれかに言いたいことはきちんと伝(つた)えるように心がけています。 
                                                               
                                                              おはだのお手入れにも気をつけていますが、あまり気にしすぎるのもよくないと思っています。これから夏がきますが、少し日焼(や)けしたはだで、夏らしいおしゃれをするのも楽しいものですよ! 
                                                             
                                                           
                                                        しつ問8:なんだか最近(さいきん)、顔がベタベタしてイヤ!  (4年/広島県/みっちゃん) 
                                                        
                                                            
                                                             お答え8:とくに女の子は、おはだのことが気になってくるころかもしれませんね。でも、お顔のあぶらは、よごれなど、外から悪いものが入ってくるのをふせいだり、ぎゃくにお顔の水分がにげるのをふせぐ役目もあります。 
                                                               
                                                              顔のあぶらを気にして、一日に何度も顔をあらったり、あぶらとり紙でとったりすると、体は「あれ? あぶらがたりていないぞ。もっとあぶらをつくろう!」と思ってしまい、ますます顔がベタベタになってしまうことも。朝と夜2回、やさしく顔をあらって、あまり気にしないようにしましょう。  
                                                           
                                                        しつ問9:ニキビができて、なやんでいます。(6年/大阪府/クローバーモデル) 
                                                        
                                                            
                                                              
                                                                
                                                                    
                                                                    奥村さんもたっぷりあわを作ってから、お客さんの顔をあらうんだよ。 | 
                                                                 
                                                               
                                                             
                                                             お答え9:ニキビって、ついさわりたくなりますよね。でも、なるべくさわらず、清(せい)けつにしておくことが大切です。お顔をあらうときも、ニキビを気にしてゴシゴシあらってはダメ。かえって悪化してしまいます。石けんをよ〜くあわ立てて、あわによごれをくっつけるように、やさしくあらってから、クリームなどをつけておくとよいですよ。 
                                                             
                                                           
                                                        しつ問10:この仕事をしていてよかったと思うのはどんなとき? (5年/東京都/grs) 
                                                        
                                                            
                                                             お答え10:やっぱりお客さまに喜(よろこ)んでもらえることがいちばんです。「本当に気持ちよかったわ」「のんびりできてよかった」「毎日のいそがしさをわすれられたわ」などと言われると、とってもうれしいです。
                                                              
                                                              お客さまは、30代から40代、ちょうどみなさんのおかあさんくらいの年れいのかたが中心です。エステを受けて心にゆとりができると、ご主人やお子さんにも、いつもよりちょっとやさしくできることもあるようです(笑)。こんなふうに、家族みんながよい気分になってくれたら、と思いながら毎日仕事をしています。   
                                                       |