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全国探究コンテスト 2021 全国探究コンテスト 2021

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  • みんなの探究ライブラリ

新型コロナウイルスの流行により、コンテストや大会が軒並み中止となっている昨今の状況を踏まえ、「高校生の取り組みを少しでも披露できる場を作りたい」との想いから全国の『探究ナビ』『探究ナビBasic』ご採用校を対象に「全国探究コンテスト2021」を開催いたしました。
コンテスト当日は、約1700組の応募のうち、1次審査・2次審査を通過した10組の中高生に探究の成果を発表いただきました。
グランプリ受賞作品をはじめとして、エントリー作品の一覧はみんなの探究ライブラリでもご紹介しておりますので、是非ご覧ください。

株式会社ベネッセコーポレーション
全国探究コンテスト 事務局/マナビジョンラボ 編集部

コンテスト概要

基本情報

日時
2022年3月6日(日)12:30-16:30
方法
zoomを使ったオンラインライブ
発表者
1次審査・2次審査を通過した
10組の中高生
視聴者
全国の中学校・高等学校の
先生、 生徒、 保護者など 
どなたでもご参加可能

当日の流れ

12:30-12:45

開会式

12:45-15:15

発表

15:15-15:25

休憩

15:25-15:45

ゲストスピーカーによる特別講演

15:45-16:15

表彰式

16:15-16:30

閉会式

  • 発表に関して、1組につき、プレゼン発表 7分+審査員との質疑応答 8分

グランプリ

2021年度グランプリ受賞作品

タイトル
「現代における商店街の新しい在り方を探る~灘中央市場のコミュニティへの参加を通して~」

兵庫県 兵庫県立長田高等学校 
今西 萌絵さん/柿沼 茜音さん/片岡 愛海さん/大當 日和さん

発表資料(抜粋)

詳細を見る

発表動画

審査員長黒上 晴夫

審査員の講評

まず文献調査から始め、「どのように、どのような」コミュニティが形成されたのかしっかり調べられてレポートしていると思います。適切な市場をターゲティングして、何度も通って探究を進めているのも素晴らしいと思いました。

その他優秀作品を見る

審査員・ゲストスピーカー※2022年2月時点の情報です

審査員長

黒上 晴夫

関西大学
総合情報学部 教授

情報を一覧し考えをつくり出すのを助ける、シンキングツールの普及に力をいれている。デジタル・シンキングツールを研究。学習指導要領改訂では、「探究」関連で深く関わった。探究ナビ、探究ナビBasic監修。

審査員

竹村 詠美

一般社団法人
FutureEdu 代表理事

マッキンゼー、アマゾン、ピーティックスなどグローバルな経験を軸にこれからの学びを考える先端教育探究家。STEAM、PBL、SELを中心テーマにイベントや研修を開催している。著書「新・エリート教育」

審査員

川村 康文

東京理科大学
理学部物理学科 教授

専門は物理教育・サイエンス・コミュニケーション。高校物理教師を約20年間務め、東京理科大学理学部第一部物理学科助教授・准教授を経て2008年4月より現職。

審査員

ヨビノリたくみ

教育系YouTuber

YouTubeチャンネル 予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」(通称ヨビノリ) の講師。予備校講師としての経験を生かし、理系大学生向けに分かりやすい授業動画を提供している。

審査員

田村 学

國學院大學
人間開発学部 教授

文部科学省教科調査官、視学官として指導要領改訂を推進したキーパーソンであり、新指導要領実施のカギとなる「主体的・対話的で深い学び」を実現する教育実践について教育現場に伝える活動を行う。

ゲストスピーカー

山川 義徳

京都大学
産業創出学共同研究部門
客員教授

脳・情報・経営をキーワードに、大学での基礎研究と産業界での事業開発と公的機関での制度設計に従事。国際標準に承認された脳の健康管理指標BHQを用いて、脳科学の非医療分野での産業化を夢見る。

基調講演

脳をよりよくする方法を探し、MRIで脳の構造画像を撮像している様子

ゲストスピーカー

京都大学 産業創出学共同研究部門 客員教授

山川 義徳Yoshinori Yamakawa

~ゲストスピーカー 山川先生より~
私は、皆さんが日々生活を送る中で無意識に使っている、「脳」について日々研究しています。今回は、脳の健康指標である「BHQ」を国際標準にするまでの、開発の探究の道のりを紹介させていただきます。三国志や遺伝子、ネットとワットなど、一見関係のないものに見える探究内容ですが、それらを紡ぎ合わせて、今の「BHQ」までの探究の道につながっていきました。是非皆さまの探究の道の参考にして頂ければ嬉しく思います。

その他優秀作品

審査は、探究のプロセスに沿い、問題を発見する力、調査する力、分析する力、主張する力、課題を新たに設定する力の5つの観点を用意しているほかに、生徒が主体的に問いを持ち、自ら探究プロセスを回して答えを導き出していく問題発見・解決力から評価されました。

準グランプリ

2021年度
『準グランプリ』受賞作品

タイトル
「ペットとの新しい対話法!」

大阪府 初芝富田林高等学校 
石川 茉和さん

詳細を見る

審査員竹村 詠美

審査員の講評

離れた飼い主とリモートで交流することでペットを元気付けたいという身近な動機を、科学的アプローチによる仮説検証につなげています。実験対象のメディアや音の数に幅を持たせ、デシベルとスペクトルの両面から考察が行われているのは評価ポイントです。

【もっと深まるアドバイス】

高音と犬の好みの関係の仮説について、さらに検証の幅を広げて深掘りされると良いと思います。例えば肉声だけでなく、機械音源やフィルターを加えることでさらに良い効果をもたらすかもしれません。

準グランプリ

2021年度
『準グランプリ』受賞作品

タイトル
「過飽和が世界を救う!~CO₂を排出しない暖かさ~」

神奈川県 中央大学附属横浜高等学校 
今村 龍碩さん

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審査員川村 康文

審査員の講評

普段、授業では何気なく習う過飽和という現象を用いた「酢酸ナトリウムを用いた使い捨てないカイロ」の実験を、多くの生徒が単に学習事項として終わらせてしまいがちなのに、そこから地球環境問題解決のための方法を思いついたことが素晴らしいです。

【もっと深まるアドバイス】

酢酸ナトリウムを、CO2を排出しない畜熱源として活用できることに気づいたことが素晴らしいですが、これを人間が持ち運びできるサイズに小分けすることの実用化を考えると良いでしょう。

審査員特別賞

2021年度
『審査員特別賞』受賞作品

タイトル
「カビの繁殖を防ぐお茶の抗菌作用について」

大阪府 初芝富田林高等学校 
川﨑 虹海さん

詳細を見る

審査員ヨビノリたくみ

審査員の講評

思い描いていた仮説と真逆の結果が出たにも関わらず、その後も探究を続ける姿勢が素晴らしいと思いました。また、その内容もとても興味深いもので、科学的なフェアさとディープさが両立している点が高く評価できます。

【もっと深まるアドバイス】

常識にとらわれることなく、自ら仮説を立て、それを検証するプロセスに将来性を感じました。今後は、そこにより高度な科学の知識が伴うことによって説得力が増すと思います。

審査員特別賞

2021年度
『審査員特別賞』受賞作品

タイトル
「DTMをもっと身近に」

新潟県 新潟県立新津高等学校 
角田和花奈さん/松田真於さん/荒木美佳さん/坂上瑞世さん

詳細を見る

審査員山川 義徳

審査員の講評

新たなトレンドであるDTMという、誰もが音楽を楽しめる仕組みを広げることを目的に据えるのは、課題解決型とは違ったものであり、斬新だと思います。加えて、実際にDTMを使って作曲したり、ガイドブックを作成したりする実践的な活動は素晴らしいと思います。

【もっと深まるアドバイス】

今は、自分と同じ年代を想定しているようですが、異なる世代の人に使ってもらうことを考えると、思いもよらない新たな視点が得られ、さらなる探究の道が広がるように感じます。

オーディエンス賞

2021年度
視聴者が選ぶ
『 オーディエンス賞』受賞作品※2022年3月6日の最終審査オンラインイベントの視聴者投票数第1位

タイトル
「『うさぎとかめ』のリアリティ~こまめに休むうさぎ、意外と動くかめ~」

山口県 野田学園中学・高等学校 
吉岡 舞桜さん

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審査員田村 学

審査員の講評

ファンタジーの世界をリアリティのある世界で検証することで、ファンタジーの世界が異なって見えてくることを実感させる発表でした。物語の本質的な意味や価値が再認識できるのではないかと興味深く発表を聞くことができました。

【もっと深まるアドバイス】

昔話や物語の世界を精緻に分析することで生じる違和感や曖昧さが、どのような理由で生じているのかを更に探究していくことができると、作品の一層の深い理解に結び付くのではないかと思います。

入賞

2021年度入賞作品

タイトル
「障がいのある人への差別・偏見をなくす方法」

東京都 千代田区立九段中等教育学校 
佐々木 珠羽さん

詳細を見る

審査員竹村 詠美

審査員の講評

健常者のありかたを見つめ直すというのは良い着眼点です。文献調査とインタビューを組み合わせることで課題の幅に気づき、当事者への共感的な視点や課題解決へのアプローチの仮説を得る事で、更なる探究のヒントが得られ、深い学びの連鎖反応が生まれていることが分かります。

【もっと深まるアドバイス】

言葉は我々の思考に大きく影響をもたらしています。「障がい者」という言葉についての健常者の捉え方が、どう折り合いの付け方に影響を及ぼすのかなど、言葉の持つインパクトについて深掘りしてみてください。

入賞

2021年度入賞作品

タイトル
「広く見える家の作りについて」

神奈川県 桐蔭学園高等学校 
右谷有紗香さん

詳細を見る

審査員ヨビノリたくみ

審査員の講評

「家の広さ」と聞くと普通は「家の中」のことを考えると想うのですが、今回の探究は「家の外」に着目しており、非常にユニークな着眼点に驚かされました。また、アンケートのために実際に模型を作成するなど、その行動力や実行力が高く評価できます。

【もっと深まるアドバイス】

「家の外」に着目したその柔軟性はおそらく天性のものでしょう。その才能を活かしつつ、今後はより客観的なアンケートの取り方や、結果に説得力を持たせる方法を学んでいくと良いと思います。

入賞

2021年度入賞作品

タイトル
「よい写真とはどのようなものか」

神奈川県 桐蔭学園高等学校 
桃井 唯さん

詳細を見る

審査員黒上 晴夫

審査員の講評

「写真が生活を豊かにする」という発言が素敵だなと思いました。定義をいくら探究しても、「どうすることで懐かしい写真が撮れるか」がわからなければ意味がありません。このことに気がついているのが、とてもよいと思います。

【もっと深まるアドバイス】

「懐かしい」というような感性にかかわる概念は、個人に固有なもの、みんなに共通なものの両面があります。これをどう扱うと感性を研究対象にできるのか、考えていって欲しいです。

入賞

2021年度入賞作品

タイトル
「バナナに関する研究は本当か」

山形県 東桜学館中学校 
加藤 愛梨さん、今野 莉緒さん、村上 釉瑞葉さん

詳細を見る

審査員田村 学

審査員の講評

身近な食べ物から関心を拡大し、様々な食べ物へと発展的に追究していることが素晴らしいです。仮説が次々と更新されていることが探究する姿としては好ましい姿であると感じます。連続し発展しながら、対象の幅が広がり、質が高まっていく、そんな学びの姿がありました。

【もっと深まるアドバイス】

探究の成果を日常生活の中でどのように発揮することができるのか、現実社会でどのように生かされているかなどと連続的に発展する学びへとつなげていくことを期待したいと思います。

最終審査にご登壇された
中高生の皆さん、
すばらしいご発表を
ありがとうございました!

そのほか、本コンテストに
エントリーいただいた作品の一覧は、
「みんなの探究ライブラリ」で閲覧可能です。
<登録不要・無料>

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