
「全国探究コンテスト2023」は学校での探究活動の取り組みの発表の場。コンテスト応募のプロセスを通して、活動内容が整理されより深い探究につながります。学校での探究活動のアウトプットの一つとして、コンテストをご活用ください。
ベネッセコーポレーション 全国探究コンテスト事務局
★お知らせ★「全国探究コンテスト2022」最終審査イベントのダイジェスト動画を公開中です。
コンテスト応募概要
応募対象
「探究ナビ」「探究ナビBasic」ご採用校の生徒が対象です。エントリー期間は10/2(月)~11/27(月)です。
10月上旬にご対象校宛てにご案内FAXをお送りいたします。

審査の基準
総合的な探究の時間などで取り組んだ探究の成果をもとに、「問題を発見する力」「調査する力」「分析する力」「主張をつくる力」「課題を新たに設定する力」の5つの観点から総合的に評価します。
応募部門
応募部門は「ナゾ解明部門」「困りごと解決部門」の2部門です。
自分の興味関心や疑問に感じたことを追求しようと探究したキミに参加してほしい!

テーマの例
・スポーツの試合の勝敗に応援は関係あるのか
・やる気が出る言葉はなにか
・注ぎ方によってお茶の美味しさが変わるのはなぜか
・よい写真とはどのようなものか
「だれか」や「自分」の困っていることアイデアで解決しようと探究したキミに参加してほしい!

テーマの例
・子育てが不安な親同士が育児について気軽に話せる場所をつくるには
・スマホ依存を止めるためにはどうしたらよいか
・どうすれば外国人が働きやすい環境がつくれるか
・障がいのある人への差別・偏見をなくす方法
応募の流れ
先生がお申し込みURLより1次審査提出予定の生徒数をご連絡
生徒各自が探究の概要をWebフォーム(文章)で提出
結果発表 12月26日(火)
ご担当先生より、生徒の探究成果物(スライド等)をネット経由で提出
結果発表 2024年2月8日(木)
オンラインイベントでの発表および審査員からの質疑応答
- ※学校エントリー資料は、教材ご採択校へ10月上旬にFAXにて送付いたします。
ご参加校の声

学校の指導スケジュールのなかでコンテストに参加。生徒の自信にもつながった
『探究ナビ』『探究ナビBasic』を利用して「総合的な探究の時間」を行っており、その取り組みのなかで、「全国探究コンテスト」に参加しています。本校では一人ひとりがChromebookを購入・所持しているので、いつでも探究に取り組むことができます。探究の最終成果物をまとめるのは2月ですが、1次審査応募時点で、ちょうど探究の概要ができているくらいですので、学校のスケジュールとも合致しています。
本校では探究のテーマ設定やプロセスを重視しています。この「全国探究コンテスト」はテーマが自由で、応募のツールの制約もないのがいいですね。1・2年ともに地域探究に取り組んでいるので、テーマがSDGs等に絞られているコンテストは応募しにくいことが多いです。
誰もが今、学校でやっている活動がそのまま提出できるので、生徒も教員もハードルは低めです。
1次審査を通過した生徒は、外部の人が自分の探究を評価してくれたと、自信につながったようです。
コロナ禍で、活動発表の場に制約があったり、外部の人を呼びにくい状況だったりするので、コンテストという場は指導の一助になっています。

「全国探究コンテスト」を利用し、省力化しながら外部評価を取り入れる
本校では『探究ナビBasic』を活用しながら、総合的な探究の時間を実施しています。
5年(高2)の12月に校内で行っている「探究学習発表会」が発表のメインの場で、その内容をそのまま「全国探究コンテスト」へ応募させています。さらに、6年(高3)で探究論文を作成し、活動を終えます。
校内の「探究学習発表会」の時に外部の審査員に評価を依頼しようという声もありましたが、どうしても教員の負担が増えてしまいます。コンテストに応募することで、外部からの視点・評価の機会が得られますし、「探究学習発表会」に向けて動画の成果物は作成しているので、コンテストに向けた支援もそれほど行う必要がありません。
「探究学習発表会」は生徒の相互評価で表彰します。その上位者と「全国探究コンテスト」の1次審査通過者はほとんど同じでした。生徒たちも校内で選ばれた友達が、外部コンテストでも評価されていることを嬉しく感じたのではないでしょうか。
「全国探究コンテスト2022」最終審査イベント
昨年度の最終審査での発表や質疑応答の様子が動画でわかります。
最終審査イベント
概要
10組の中高生
先生、 生徒、 保護者など
当日の流れ
13:30-13:45
開会式
13:50-15:05
発表(部門別)
15:05-15:15
休憩
15:15-15:40
過去に受賞者した大学生による特別講演
15:40-16:22
表彰式・全体講評
16:22-16:30
閉会式
- 発表は応募部門別に実施。1組につき、発表 7分+審査員との質疑応答 8分
審査員※2023年9月時点の情報です

審査員長
黒上 晴夫
関西大学
総合情報学部 教授
情報を一覧し考えをつくり出すのを助ける、シンキングツールの普及に力をいれている。デジタル・シンキングツールを研究。学習指導要領改訂では、「探究」関連で深く関わった。探究ナビ、探究ナビBasic監修。

審査員
小仲 美奈
宇宙工学エンジニア
大手企業研究所所属
東北大学工学部を早期卒業、同大学院工学研究科航空宇宙工学専攻修了。在学中に米・カリフォルニア大学、国際宇宙大学(オランダ)、独・ベルリン工科大学へ留学した。JAXA、パリ天文台、大手企業研究所などで宇宙技術の研究開発を行う。Forbes 30 under 30 Japan 2022受賞。

審査員
藥師 実芳
認定NPO法人ReBit代表理事 / 社会福祉士
大学在学時にReBit設立。行政/学校/企業等でLGBTQやダイバーシティ研修実施、キャリア支援、国内最大級のダイバーシティ・キャリアフォーラム開催を行う。

審査員
田村 学
國學院大學
人間開発学部 教授
文部科学省教科調査官、視学官として学習指導要領改訂を推進した。新学習指導要領実施のカギとなる「主体的・対話的で深い学び」を実現する教育実践について教育現場に伝える活動を行う。

審査員
坪井 俊輔
サグリ株式会社
代表取締役CEO
1994年横浜生まれ。横浜国立大学理工学部を卒業。民間初宇宙教育会社、株式会社うちゅうを学生起業。 その後、衛星データとAIを活用し、農業と環境の課題解決を行う岐阜大学発ベンチャーサグリ株式会社を創業。

審査員
篠原 果歩
スポーツ国際開発専門家
立命館大学大学院社会学研究科博士後期課程
スポーツを通じた社会課題解決を軸に、パラリンピック教育の国際展開、国際NGOローレウス・スポーツ・フォー・グッド財団の職員として女子エンパワメントに取り組む「プレー・アカデミー with大坂なおみ」に従事。
特別講演
2021年度グランプリ受賞者
石川 茉和さん大阪府初芝富田林高校出身
2021年度に準グランプリを受賞し、現在宮崎大学に通う先輩からの特別講演。大学に入って探究的な学びをどう活かしているかをお話いただきます。
2021年度の発表の様子はこちらから