「人的資本経営」という言葉が注目されるようになって久しい昨今、特に「人的資本の開示」が話題となっています。しかし、開示はあくまで出発点にすぎません。人手不足や生産性向上など、企業が直面する経営課題が深刻化する中で、今本当に求められているのは「人への投資」を通じて企業価値を高め、それを定量化、可視化、ストーリー化する戦略的な取り組みです。
本ウェビナーでは、HCM パートナー(HCM=Human Capital Management)の大串結子氏をお迎えし、人的資本投資の意義や育成施策の設計・運用について、ストーリーで語れるようになるための視点を紐解きます。ミッション・ビジョン・バリューと事業戦略に人事・育成施策をどう結びつけるか、育成→成長→還元の流れをどう言語化するか──その実践方法を、具体的な企業事例とともにご紹介します。
さらに、人材投資の成果を“見える化”し、経営価値に結びつけるための3つのステップや、研修コスト効率の向上や現場事業への還元などのROI(投資対効果)を追う仕組みの具体例も紹介。人的資本経営を実践的に深めたい方、育成施策の戦略的設計に取り組む方にとって、ヒントと気づきが詰まった内容です。
セミナー内容
- 「人的資本経営」が重要視される背景
- ストーリーで語る人材育成投資の意義/人材投資の効果を経営価値に結びつけるステップ
- 人材育成の投資対効果の考察事例
- ベネッセからのご案内
- 質疑応答
◆講師:大串 結子 氏(株式会社ザルツ 代表)
◆略歴:中央大学法学部法学科を卒業後、1999年に日本を代表するIT/電気機器メーカーにおいて戦略企画・新規事業企画・人材開発・開発に従事。2008年独立後、「人と組織」を中心に据えた伴走支援を展開、省庁顧問・NPO役員・高校/大学をはじめとした教育機関支援等、公的役割も担う。部分最適化され、流行に流されがちな人事部門の業務を、理念体系との接続・長期ビジョンや人事ポリシーの策定・人的資本戦略・DX・人材ポートフォリオ・人事評価制度設計など、HRを起点とした再構築を支援。近年課題となっている人的資本定量測定・人材育成投資効果の可視化・DE&I・女性活躍推進・サクセションプラン・新卒/中途採用・高齢者/OB施策などを、一気通貫で関連付け、人事部門との共創により人的資本経営と人材マネジメント体制の整備を行っている。
◆講師:中谷 健太(株式会社ベネッセコーポレーション Udemy法人事業責任者)
◆略歴:ベネッセコーポレーションに入社後、高校領域を中心とする学校コンサルティング営業に従事し、デジタル教育や探究学習、キャリア学習等の浸透プロジェクトリーダーを歴任。2019年より社会人教育領域の法人営業組織の立ち上げを行い、法人向けオンライン動画学習プラットフォームUdemy Business(ユーデミービジネス)を中心とした人的資本経営・組織開発事業に従事。
このような方におすすめ
- 人材投資の成果を経営に接続する立場にある部長・マネージャークラスの方
- 人事・人材開発領域で育成施策の企画・運用を担当されている実務ご担当者
- CHRO(最高人事責任者)や人事部門の戦略設計を担う管理職の方
- Udemy Businessの導入や活用方法に関心のある方
実施概要
- 日時 : 2025年11月11日(火)12:05~12:50
- 視聴方法: Zoom
※事前お申し込みを頂いた方へ、参加用URLをご案内します。 - 参加費 : 無料