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中学生の国語力を伸ばすコツとは?
新学習指導要領が導入後で何が変わった?

すべての教科の学習や知的活動に役立つ「国語力」。2021年度から新学習指導要領の実施に伴い、中学生の「国語」の内容も変化しています。この変化に合わせ、お子さまの国語力を伸ばしたいとお考えの方もいるのではないでしょうか。しかし数学や理科のように、公式を覚えるだけでは伸びにくいのが国語力です。この記事では、中学生の国語力を伸ばす方法や、新学習指導要領に伴う変更内容、国語の勉強のコツなどをご紹介します。

中学生の国語力を伸ばすためにはどうしたらよい?

国語力はすべての教科の基礎になると同時に、大人になり社会に出てからも役立つ、重要な力です。しかし、国語が苦手なお子さまにとっては、まず基礎的な国語力をつけることが大切です。国語への苦手意識を和らげ、基礎的な国語力をつけるための方法を以下で見ていきましょう。

●基礎的な国語力をつける4つの方法

・活字を追う「体力」を養う

国語力を身につけるためには、読書をして「読む力」をつけることが大切です。しかし読書は映像視聴や音楽鑑賞と違って、自分から「読もう」と集中しなければ進みません。まずは読むことに慣れるため、少しずつ読書量を増やし、活字を追う「体力」を養いましょう。なお、最初から難しい本を読む必要はありません。小説や伝記、自然科学の本など、お子さまが興味を持てる本から、少しずつ読書に取り組んでいきましょう。

・知らない言葉があったら調べる

語彙力が高いと、国語力もそれに伴って高くなります。日常生活や読書をするなかで知らない言葉に出会ったら、辞書やインターネットでその意味を調べる癖をつけましょう。知っている言葉が増えると、読める本の幅や難易度が上がり、国語力が上がりやすくなります。語彙が多いと自分の考えを的確に表現できるようになるため、コミュニケーション能力の向上にも役立ちます。

・「読む・書く」の反復練習

実践的な方法としては、学校で間違えた問題や作文問題を解き直し、「読む・書く」練習を繰り返し行うのもよいでしょう。問題集があれば、漢字の練習や長文読解の練習もできます。反復練習をすることで「読む力」「書く力」を伸ばせるとともに、学校の成績も上がりやすくなります。また、定期的に日記を書くことも、「書く力」に加え論理的な思考力を伸ばせるのでおすすめです。

・日々のコミュニケーションを大切にする

国語力の一部である「表現する力」を伸ばすには、日々のコミュニケーションも重要です。普段のコミュニケーションでは、「あなたはどう思う?」「どう考える?」など、お子さま自身の考え方や感覚を言葉で表現するさせるような問いかけをしてみましょう。最近読んだ本やニュースについてお互いの意見を交換してみるのも、「話す力」「聞く力」を伸ばす練習になります。

新しい学習指導要領を受けて変化した中学生の国語

2021年度からは新学習指導要領が完全実施され、それに伴って国語の教科書も内容が変わっています。今求められている国語力は、一体どういったものなのでしょうか。新学習指導要領による変更内容を、以下で見ていきましょう。

【主な変更点】

・従来の教科書

文章のあらすじや登場人物の心情理解などの「内容理解」を重視

・新しい教科書

「内容理解」に加え、あらゆる文章に適用できる「汎用的な着眼点」や「言葉による見方・考え方」を重視

新学習指導要領では、「何を学ぶか」だけでなく、「何ができるようになるのか」も重視しています。これをふまえて「資質・能力の育成」を目指した結果、新しい教科書では「着眼点」や「見方・考え方」を重視するようになっています。

たとえば、「言葉による見方・考え方」を広げるために、国語の教科書で扱われる語彙がこれまでより増えています。また、情報を多角的に分析し、根拠に基づいて判断する「論理的思考力」を伸ばすために、図表やグラフなどの情報の読み取り方や、マインドマップなどの思考法・ツールの指導なども行われるようになっています。

新学習指導要領化に応じた中学生の国語の勉強のコツは?

では、これからの中学生の国語は、どのように勉強すればよいのでしょうか。新学習指導要領の内容に合わせた勉強のコツを、以下で見ていきましょう。

・授業で新しく知った語彙を復習する

国語の教科書で使われる語彙が増えていることから、授業で知った語彙をしっかり復習するだけでも、国語力は伸びやすくなっています。新しく知った語彙は家でも復習して、着実に身につけて使えるようにしましょう。

・新たな語彙に触れる機会を増やす

授業内はもちろん、日常生活でも新たな語彙に触れる機会を増やしましょう。知らない単語は国語辞典を引きながら、本や新聞のコラムを読むのがおすすめです。知らない語彙や使い方に触れることが目的ですので、読書が苦手なお子さまの場合は、漫画を読むのもおすすめです。

・ニュースやデータについて考えたことを話し合う

朝のニュースや読書で知った出来事・データなどについて、「自分はどう考えたか」を定期的に話し合ってみましょう。情報を分析して判断し、思ったことを的確に伝える必要があるため、「論理的思考力」や「表現する力」を鍛えることができます。

国語力を伸ばす方法はいろいろありますが、これらをすべて家庭で行うのはなかなか難しいものです。「進研ゼミ 中学講座」なら、学校の授業に対応しているのはもちろん、新指導要領で求められている国語力もしっかりと身につきます。

家庭での国語学習のサポートは「進研ゼミ中学講座」にお任せ!

新学習指導要領で求められている「言葉による見方・考え方」を広げるためには、実践的に使えるように語彙や文法などの知識を定着させたり、文章や情報を読み解いて理解し、自分の考え方で評価できたりすることが求められます。「進研ゼミ 中学講座」では、これら国語で必要な力を高めるためのサポートが充実しています。

・「デジタルチャレンジ」で、漢字・語彙・文法などの知識を無理なく定着!

通っている学校の教科書やお子さまの理解度に合わせ、デジタル教材で問題を選定します。予習・復習がスムーズになるのはもちろん、何度でもさかのぼって解き直せるので、必要な知識を定着させることができます。

・「AI Navi」でテスト対策もバッチリ!

定期テストの目標点や出題範囲を設定すると、自動でテスト勉強の学習プランを立ててくれます。進捗に合わせてプランを立て直してくれるので、計画倒れの心配もありません。普段の学習に加えて定期テスト対策も行うことで、成績をしっかりと伸ばせます。

中学生の国語の勉強のコツを押さえて、成績アップを目指しましょう!

国語力はすべての教科や知的活動に役立つ、とても重要な力です。2021年度からは新学習指導要領が実施され、「汎用的な着眼点」や「言葉による見方・考え方」も重視されるようになるなど、より国語力の重要性は高まっています。国語力を高める方法はさまざまですが、おすすめなのは、学校の教科書に対応しており予習・復習もできる「進研ゼミ 中学講座」です。国語力を伸ばすとともに、他の苦手教科も併せて克服できるでしょう。ぜひ「進研ゼミ 中学講座」で国語力をつけ、成績アップを目指しましょう。

※ここでご紹介している教材・サービスは2021年3月現在の情報です。教材ラインナップ・デザイン・名称・内容・お届け月などは変わることがあります。

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