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集中力が続かない!集中力を維持する時間を効率的にコントロールする方法

宿題や定期テスト対策など、勉強をしなくてはいけないときに限って集中力が続かないもの。やらなきゃいけないことはたくさんあるのにどうしてもスイッチが入らず、勉強がはかどらない、なんて経験は誰にでもありますよね。
そこで、集中力が続かない原因や高める方法、維持させるコツについてまとめてみました。

集中力を維持できるのはどのくらい?

そもそも集中力とは、あるものに意識を向け続ける力のことです。それでは人間はどのくらいの時間、集中力を保てるのでしょうか? 高い集中力を発揮するには15分、継続的な集中力は40分〜90分ほどしか保てないといわれています。

ベネッセが中学1年生〜中学3年生本人416名に学習に関するアンケートを実施した結果でも、約8割近い中学生が「集中力に他人より自信がない」と感じており、勉強の際に集中力が続く時間を「0〜1時間未満」と答えた人が約9割を占めていることがわかりました。

(出典:ベネッセが実施した、2020年01月20日(月)~2020年01月21日(火)、中1~中3生男女416名(各学年男女ほぼ同等比率)を対象とする学習に関するアンケートより。【調査委託先:(株)マクロミル】)

集中力が続かない原因はなに?

では、なぜこんなにも集中力が続かないのでしょうか?集中力が続かず、勉強に身が入らない理由として5つの原因が考えられます。この5つの原因について、詳しく見ていきましょう。

集中できない環境にいる

まずは、勉強する環境が整っていないことが、集中できない原因の1つです。テレビがついていたり、机の周りに漫画が置いてあったりと、つい気が散ってしまうものが近くに置いてあるのはNG。勉強の時間だけ騒がしくならないよう、環境を整えることが大切です。スマホや漫画だけでなく、部屋の温度も注意したいところ。部屋の温度が暑すぎたり、寒すぎたりしないか、気温にも注意しましょう。

精神状態が不安定になっている

精神状態が不安定になっていると、集中力にも影響があります。「友達とケンカした」「部活で失敗した」といったことが原因で精神的に不安定になり、集中力が続かなくなるのです。
お子さまがいつもより元気がなく、勉強に集中できていない場合は、話を聞いてあげるのもよいでしょう。

保護者の方が口を出しすぎている

勉強への取り組みが気になるあまり、つい声をかけたくなるもの。しかし、その行動がかえって集中力を途切れさせている原因になることもあります。「早くやりなさい」「どのくらい進んだの?」など、声をかけすぎるのもNGです。

集中の仕方は人それぞれ。一見、お子さまが集中していないように見えてもしっかり取り組んでいることもあるはずです。そんなときは声をかけすぎず、見守ってみてはいかがでしょうか。

生活習慣や食生活が乱れている

生活習慣や食生活の乱れも、集中力が続かない原因になります。たとえば睡眠不足で日中眠くなってしまったり、ごはんを食べ損ねて栄養不足になっていたりする場合、お子さまの集中力は切れてしまうことでしょう。そうならないように、普段から生活全般を見直すことが大切です。塾や習い事が忙しすぎないか、栄養が偏った食事ばかりしていないかなど、生活習慣に注意してみましょう。

長時間同じことをしている

「長時間同じことをしている」という点にも注意が必要です。人間は飽きる習性を持っているため、同じことを長時間続けていては飽きてしまい、集中力が続かなくなります。
飽きて集中力が切れてしまう前に「時間を決めて勉強する」「長時間勉強するときは教科や場所を変えながら勉強する」といった工夫が必要です。家の中でも、自分の部屋とリビングでは雰囲気が変わってリフレッシュできるため、気分転換になります。勉強に集中できる図書館なども、うまく利用するとよいでしょう。

集中力を高める方法はある?

これまで、集中力が続かない原因について紹介しましたが、集中力を高めるにはどのような方法があるのでしょうか?
ここでは、集中力を高める6つの方法について紹介していきます。

遊ぶ時間と勉強する時間のメリハリをつける

集中力を高めるには、遊ぶ時間と勉強する時間のメリハリをつけることが大切です。メリハリをつけずに勉強を続けても集中力が続かず、効率が悪くなってしまいます。「14時から出かけるから、それまで勉強する」「昨日は1日遊んだから今日は勉強の日」など、メリハリをつけて集中するとよいでしょう。

睡眠をよくとり、適度に運動する

疲れが溜まっている場合、疲労回復には睡眠が重要です。しっかり睡眠をとることで勉強にも集中しやすくなります。また、勉強をしていて集中力が途切れたときにも睡眠が効果的。仮眠をとることでリフレッシュできます。仮眠をとる時間は「15分」が最も効果の高まる時間とされています。つい仮眠をとりすぎてかえって疲れてしまう、ということがないように注意しましょう。

適度な運動も集中力アップに欠かせません。散歩などの軽い運動は体全体の血流をアップさせ、頭をスッキリさせる効果があります。
集中力が途切れてきたと感じたら、10分ほど散歩をするのがおすすめです。

タイマーを活用する

タイマーを活用して勉強時間にメリハリをつけるのもおすすめ。
人間の集中できる時間は45分から90分といわれています。ダラダラと勉強の時間を続けるよりも、タイマーを使って時間を区切ったほうが疲れにくくなります。
「45分勉強して5分休憩」など、タイマーをうまく使いながら勉強を進めるとよいでしょう。

糖分を補給する

集中力を高め、効率的に勉強を進めるうえで注目されている食べ物が「おやつ」です。勉強して脳を使うと脳のエネルギーが消費されますが、そのエネルギーを補う栄養素が「ブドウ糖」。ブドウ糖は果物やハチミツに含まれる単糖類のことです。

ブドウ糖には、以下のようなさまざまな効果があるとされています。
●眠気防止
●記憶力を高める効果
●集中力低下を防ぐ

脳のエネルギーを補給して集中力を高めるためにも、勉強しながら糖分を補給することの大切さがわかります。ブドウ糖を効率よく摂取するには、ドライフルーツや、ブドウ糖タブレットなどがおすすめです。

集中力を高めるトレーニングをする

集中力は日頃から鍛えることでコントロールできます。
そのポイントは4つ。
①成功パターンをイメージする
②目標を明確にする
③ルーティーンワークを身につける
④緊張をプラスの力に変える

まずは、成功パターンをイメージすることから始めましょう。
成功パターンをイメージして潜在意識に刷り込むことで、集中力が発揮しやすくなります。

その後、目標を明確にすることで自分がすべきことが見えてくるので、ルーティーンワークに組み込んでいきましょう。これらのトレーニングを繰り返すことで、緊張をプラスの力に変えることができ、本番に集中しやすくなります。ぜひ、試してみてください。

マルチタスクではなく、1つのことに取り組む

集中力を高めるには、1つのことにじっくり取り組むことも大切です。マルチタスクになると「あれもやらなきゃ」「これもやらなきゃ」とバタバタし、集中できなくなってしまいます。
勉強でも「今日は英語をやる日」「暗記を頑張る日」と決めることで集中して勉強しやすくなるのです。

集中力を維持させるコツ

集中力は高めるだけでなく、維持して勉強に役立てることが大切です。高めた集中力を維持するには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか?
集中力を維持する5つのコツについてご紹介していきます。

目標や計画をたてる

集中力を維持するには、明確な目標や計画が必要です。目標がないまま勉強を続けてもモチベーションが保ちづらく、集中力も維持できません。

「〇〇高校に合格する」「定期テストで〇〇点とる」といった具体的な目標と、目標を達成するために必要な計画をたてることが大切です。それによって勉強のスケジュールもたてやすくなり、集中力の維持につながります。

集中できる音楽や香りを利用する

集中できる音楽や香りを利用するのもおすすめ。人によっては、静かな環境よりも音楽が流れている環境の方が集中しやすい場合もあります。集中できる音楽はリラックス効果だけでなく、集中力をアップさせる効果もあるため、取り入れてみてはいかがでしょうか。

また、集中できる香りとして「レモン」や「ペパーミント」「ローズマリー」を取り入れるのもおすすめ。スッキリした香りでリフレッシュでき、集中力を維持できます。アロマオイルやルームフレグランスで取り入れてみてはいかがでしょうか。

部屋の温度を少し低めに設定する

部屋の温度は少し低めに設定するのがポイント。夏は25度前後、冬は22度前後に設定するのがおすすめです。温度が高めに設定されているとぼーっとしてしまいがち。少し低い温度が勉強に最適な温度となっています。

満腹・空腹状態を避ける

満腹・空腹状態は集中力が途切れがちです。とくに、満腹状態では眠くなってしまうことも考えられます。勉強に集中したい場合は満腹・空腹状態を避け、時間に余裕を持って食事をとるようにしましょう。

勉強の時間を決めて、こまめな休息をとる

勉強の時間を決めずにダラダラ続けるのは集中力が維持できません。「今日の勉強は〇時まで」と決め、集中力を維持するためにこまめな休息をとりましょう。休息をとりながら糖分を補給することで、さらに集中力の維持が期待できます。

ちなみに、中学1年生〜中学3年生本人416名に学習に関するアンケートによると、勉強が継続できそうな1日あたりの時間は、「0分」~「30分未満」の回答が半数以上でした。また9割近くの学生が継続的に勉強をした方がよいと感じている一方で、継続的に学習できていないと回答している中学生は58.7%と半数以上いました。

進研ゼミ『中学講座』は1回15分の短時間の設計なので、1日あたりの勉強時間の調整がしやすく、部活や塾で忙しい学生にも無理なく学習を継続することができます。

保護者の方がお子さまの集中力を伸ばすうえで注意したいこと

お子さまの集中力を維持するうえで、保護者の方が注意したいのは、以下の3つです。
●集中しているときに声をかけない
●「集中力がない」と言わない
●ゲームや遊びなど楽しいことを排除しない

保護者の方としては、お子さまがきちんと勉強できているかつい気になってしまい、口を出してしまいがち。ですが、集中できているお子さまにとっては逆効果になってしまうこともあります。また、お子さまに対して「あなたは集中力がない」と言うのもNG。お子さまにとってやる気を失う原因になります。

勉強に集中できない場合でも、ゲームや漫画などの楽しいことを排除しないことも大切です。好きなことができないストレスから、勉強への意識が薄れてしまうことも考えられるからです。勉強と遊びのメリハリをつけながら生活できるよう、見守ってあげるようにしましょう。

集中力が続かないお子さまには1回15分でできる短時間学習が効果的!

これまで、集中力が続かない原因や、集中力を高める方法について紹介してきました。しかし、中学生にとって、自分の集中力をコントロールしながら勉強を進めるのは難しいもの。

そんなお子さまにおすすめなのが進研ゼミ『中学講座』です。
進研ゼミ『中学講座』なら1回15分という短時間で学習ができるため、集中力が続かないお子さまでも勉強に取り組みやすくなっています。

そして「AI Navi」を使って学習すれば、AIがお子さまの理解度をリアルタイムで分析し、次に解くべき問題を自動でセット。次に何を学ぶと伸びるのか自動で分析して、お子さまに合った問題を用意してくれるので、短時間で効率的に成績を伸ばすことができるでしょう。

また、タブレットを使った<オンラインライブ授業>で、わからないところはその場で質問できるため、「自分1人だと勉強に集中できない」というお子さまも安心して取り組むことができます。

このように進研ゼミ『中学講座』では、集中力に自信がないお子さまでも、継続的に学習を進めることができるのです。

▼なぜ1回15分の学習設計なのか?|進研ゼミ 中学講座

※ここでご紹介している教材・サービスは2023年7月現在の情報です。教材ラインナップ・デザイン・名称・内容・お届け月などは変わることがあります。

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