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どう対策する? 【科目別】中学生の定期テスト攻略法

中学生になると始まる中間テストや期末テストなどの定期テストは、だれもが頭を悩ませる学校イベント。「定期テストって、どう勉強すればいいの?」「学校だとみんなと一緒だから勉強できるけど、一人になるとどうも勉強する気にならない」「成績をアップさせたいけど、どうすればよいのかわからない」と、悩んでしまうのも当然です。では、定期テストに備えるためには、どのように勉強すればよいのでしょうか。今回は、定期テスト対策のための効率のよい勉強法やコツをご紹介します。

成績アップが目指せるテスト対策のコツは、効率のよい勉強法を知ること

テスト勉強と言っても、ただ勉強時間を増やせばよいというものではありません。ポイントを押さえて勉強するためには、効率のよい勉強法を知っておくことが大切です。

中学生の定期テストは、授業で習った内容がいかに身についているかを問われるのが基本。出題範囲の教科書の内容をしっかり押さえるのがテスト勉強になります。

予習・復習が大切だとされるのは、テスト前の数日であわてて復習するよりも、日頃から勉強しておくと、授業で習ったことを効率よく身につけることができるためです。まずは1日15分でもその日の授業の内容を振り返る時間をとるようにしましょう。

定期テストが近くなると、日々の予習復習と合わせてテスト対策も始めなければなりません。

ほとんどの中学校で、2週間前には定期テストの出題範囲が発表されます。出題範囲がわかったら、すぐに学習計画を立てましょう。計画を立てる時は、英単語や公式などを覚える暗記にかける時間と、問題を解く練習をする演習にかける時間の時間配分を意識するのがポイントです。

たとえば、数学は公式などの基本知識を覚えるだけではなく、どの公式を使ってどのように問題を解くのかを身につけなければいけないので、演習を中心にテスト勉強をしたいところ。一方で、社会は覚えなければいけない用語が多く、テスト勉強は暗記が中心になるでしょう。

このように教科ごとに、基礎知識がどの程度身についているか、演習にどのくらい時間をかけたらよいのかを考えて、テスト前にやるべきことを洗い出し、計画を立てます。

日頃の予習復習で基礎知識を身につけておくのが理想的ですが、授業で解いた小テストやプリントなどを見返すことで、理解できていないところを確認するのに役立つのです。

スケジュールはどう立てる?定期テストに向けての4ステップ

定期テスト前には、計画的に復習を進め、苦手分野をなくしていくことが大切です。「普段の勉強」「2週間前~」「1週間前~」「前日」の4つのステップに分けて計画を立てることでテスト範囲全体をカバーしやすくなります。定期テストに向けての4ステップについて見ていきましょう。
なお、このスケジュールは一例ですので、部活などがある場合は考慮しながら自分に合った計画を立てるのがおすすめです。

ステップ①(普段の勉強~2週間前):英語・数学の勉強を少しずつ進める

普段の勉強から意識しておきたいのは「数学」「英語」です。この2科目は復習に時間がかかるため、テスト範囲が発表される前から少しずつ復習しておくとよいでしょう。
英語は単語の暗記、数学は教科書の例題を解く復習がおすすめです。

ステップ②(2週間前~):英・数・国の範囲をひと通り復習する

定期テスト2週間前には、英・数・国をひと通り復習します。英語は文法と単語の確認、数学は教科書の例文を解き、国語は授業のノートの見直しを行いましょう。このタイミングで、それぞれの科目の苦手分野を見つけることが大切です。

ステップ③(1週間前~):理科、社会の対策がメイン+英・数・国のニガテ対策

定期テストの1週間前には、理科と社会を中心に復習します。これらの科目は暗記が中心となるため、テスト直前に行うとよいでしょう。教科書を見直しながら問題集を繰り返しとき、知識を定着させます。また、これらの暗記に加えて、英・数・国の苦手分野も対策が必要です。

ステップ④(テスト前日):翌日のテスト科目の最終チェック

テスト前日は、翌日のテスト科目の勉強を行います。復習の最終確認や大切なポイントを改めて確認するとよいでしょう。

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効率よく勉強して成績アップ! 【科目別】定期テスト対策

ここで、英語・国語・数学・理科・社会の科目別に、効率よくテスト勉強を進めるための定期テスト対策をみていきましょう。

【英語】

英語の基礎知識となる英単語や例文を定着させるためには、音読がおすすめです。英単語や例文を何度も書くよりも、くり返し音読するほうが時間は短く、労力も少なく、効率よく反復学習をすることができます。英単語の暗記には、覚えたいページを隠しながら頭の中や口頭で英単語やその意味を言えるか確認する「スクワット勉強法」がおすすめです。この方法で、まずは一日50個を目標に必要な英単語を覚えることを目指してみましょう。

また書くだけよりも、聴いたり、発音したりすることで記憶に残りやすくなります。教科書に付属しているCDなどを使って発音を真似しながら、教科書の出題範囲の英文をくり返し音読しましょう。

次に、教科書の英文の和訳に取り組みます。答え合わせをして間違えたところを確認しながら、ひと通り正しく和訳できるようにしておきます。

音読と和訳ができるようになったら、問題の解き方を身につけるために、教科書や授業のプリント、ワークなどを使って、問題演習に取り組みます。理解できていないところを残さないように、間違えたところはなぜ間違えたのかを確認して、もう一度解いてみるということをくり返すことが大切です。

【国語】

国語では出題範囲の新出漢字、古文の語句や文法をきちんと覚えておくことが基本です。こうした基礎知識は、できるだけ日々の予習復習で定着させておき、テスト直前には演習に重点をおくことができると、効率よくテスト勉強を進められるでしょう。

定期テストでは、授業で扱った文章が出題されることが多いため、ノートなどを見返して、授業で先生が強調していた内容をきちんと押さえておくことが大切です。

また、ボリュームのある文章を読んで問いに答えるという長文問題は、解答に時間のかかる問題のひとつです。問題を解くことに慣れるためにも演習をくり返しましょう。教科書準拠の問題集などで、時間内に問題を解く練習をしておけると安心です。

【数学】

数学では公式などを正確に覚えることはもちろん、その使い方を身につけることが大切です。授業で新しい公式が出てきたら、すぐにプリントやワークの問題を解くようにしておくと、知識の使い方を身につけやすくなります。

定期テスト前には、演習に力を入れましょう。ワークや問題集などでくり返し問題を解くことで、自分が間違えやすいところはどこか、どれくらい理解できているのかが見えてきます。公式が理解できていないのか、知識の使い方を間違えているのか、基礎的な計算でつまずいてしまっているのか。答え合わせをして間違えたところを確認しながら問題を解き直すことで、つまずきを残さないようにしましょう。

【理科】

中学校の理科は、物理・化学・生物・地学の4つの分野に分けて学びます。分野によって暗記と演習の配分が変わるため、出題範囲の分野に合わせた勉強法を意識することで、効率よく勉強することができます。

たとえば、生物や地学はどちらかというと暗記中心の分野です。動植物の分類、鉱物の種類、地球や宇宙に関する用語などを、丁寧に覚える必要があります。一語一句を覚えようとすると効率が悪いので、図解や写真などを利用して全体像をとらえながら用語を押さえましょう。関連する語句を枝分かれにつないでメモするマインドマップなども暗記法としておすすめです。

物理や化学は、法則や公式、元素記号など覚えるべきことが多い科目ですが、覚えた知識を使って計算をしたり、グラフを読み解いたりする問題が出題されるので、演習も欠かせません。できるだけ毎日の予習復習で基礎知識や理解の定着を進めておき、テスト前は演習に力を入れましょう。

【社会】

中学校の社会では、地理・歴史・公民を学びます。どの分野でも用語をしっかりと覚えることがテスト勉強の基本ですが、より高得点を狙うなら、部分的に暗記するだけでなく、全体の流れや関係性を理解することが必要です。

歴史では、ある出来事がなぜ起こり、どんな結果につながったのかを理解することが重要です。地理では地形や天候と産業との関わりを広い視野で覚える必要があります。公民の政治では三権のつながり、経済では景気の変動まで押さえておきましょう。

これらテスト対策を行うことはもちろんですが、日頃からしっかり復習し、記憶の定着を習慣づけておくことが大切です。わからない・苦手なところを早めになくしておけば、定期テスト直前の2週間になっても慌てることなく対策できるでしょう。

最後まで諦めない!テスト前日にやるべきこと

これまで、テスト期間の勉強法についてご紹介してきました。さらに1点でも多くとるためには、テスト前日にどんなことをすればよいのでしょうか。テスト前日をどのように過ごすかで差がつきます。最後まで諦めないことが大切です。

一度解いた問題をテスト形式で解き直す

テスト前日は、新しいことを勉強するよりも、これまでの復習をするのがおすすめです。教科書を見直したり、問題集を解くことで、翌日のテストに備えることができます。
一度解いた問題でも、時間を計測してテスト形式で解いてみるとよいでしょう。

教科書の長文を読み直す

英語や古典は、テスト前日に長文を読み直すのがおすすめです。あらためて読み直すことで、理解できない部分がないかをチェックすることができます。音読なども効果的ですので、テスト前日に取り入れてみましょう。

夜寝る前に暗記関係を見直す

英語や国語、社会など、暗記が必要になる科目は多いもの。前日に暗記をしたい場合は寝る前がおすすめです。寝る前は記憶に残りやすいとされているため、これまでの復習を兼ねて暗記を行いましょう。

このように、テスト前日は焦らずこれまでの復習を中心に勉強をすると、翌日の結果にも期待ができます。最後まで諦めずに復習を行いましょう。

定期テスト対策なら、効率よく勉強できる「進研ゼミ中学講座」がおすすめ!

定期テスト対策はどう勉強したらよいのかと迷っている中学生に、おすすめしたいのが「進研ゼミ中学講座」です。

・中学校の教科書、進度に合わせた対策ができる

「進研ゼミ中学講座」の教材は、日々の予習復習から定期テスト対策まで、教科書別に対応。通っている中学校の教科書と進度に合わせて、ポイントをしぼった勉強をすることができます。

・使いやすくて取り組みやすいのでテスト勉強のやる気が上がる

やる気が続く使いやすさと取り組みやすさにこだわった“専用タブレット”は、中学校のテスト日程に合わせて「定期テストモード」に自動で切替え。一人ひとりに合わせた学習内容と計画を提案してくれるので、「テスト勉強を何から始めたらいいのかわからない」という人にもおすすめです。

・出題されやすい問題に集中対策ができるので効率的

毎年、多くの中学生に好評を得ている「定期テスト得点アップシリーズ」も、テスト勉強に悩む中学生におすすめの教材です。中学校別に“よく出る問題”を集めた予想問題集は、一人でも理解しきることにこだわった丁寧な解説が特徴。よく出る問題で演習に取り組むことができるので、効率よく成績アップを目指すことができます。

定期テスト対策はもちろん、日々の家庭学習もサポートしてくれる「進研ゼミ中学講座」

中学校の定期テスト対策は、教科書の内容を理解し定着させることが基本です。

テスト前になって出題範囲を一から勉強しようとしても、やるべきことが多く時間切れになってしまいがち。そのため、日々の予習復習でできるだけ基礎知識を定着させ、わからないことをそのままにしないことも大切です。

また、成績アップを目指すなら、教科ごとに効率のよい勉強法を知り、計画的にテスト勉強に取り組む必要があります。

「進研ゼミ中学講座」の教材は1日10~15分と、部活に行事に忙しい中学生でも、無理なく日々の学習に取り組むことができるのが最大の魅力。授業の内容の定着を日々進められるので、テスト直前にあわてることがなくなるはずです。もちろん定期テスト対策教材も、効率よくテスト勉強を進められる工夫が追及されています。

長年、多くの中学生の声を聞いてきた進研ゼミだからこそできた「進研ゼミ中学講座」を、ぜひ体験してください。

※ここでご紹介している教材・サービスは2021年10月現在の情報です。教材ラインナップ・デザイン・名称・内容・お届け月などは変わることがあります。

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