小学生と中学生で大きく変わるもの、それは「定期テスト」の存在ではないでしょうか。小学生は単元ごとに小テストが行われるのに対し、中学生は一定の期間ごとに複数の単元をまとめたテストが行われます。テストの出題範囲が広くなるため、小学生の時のように日々の予習復習だけではよい点数を取るのは難しくなります。
中学生の定期テストで高い成績を残すには「効率的な勉強」が重要になります。
そこで本記事では、中学生の定期テストの勉強法についてご紹介します。科目別の勉強方法やテスト勉強の計画表の立て方なども合わせてお話しします。
中学生の定期テスト対策でやるべきこと
基本的な中学生の定期テスト対策は次の3つです。
1. 教科書の読み直し
2. 問題の解き直し
3. 重要事項の暗記
中学生の教科書はそれ自体が参考書としての役割も持っています。教科書の内容を十分に理解しておけば、ある程度の高得点を狙うことができます。
市販されている参考書を買って勉強するよりも、教科書の内容を集中して勉強することでよい点数になる可能性が高くなります。
教科書の内容を理解したら、授業で出題された問題や小テストをもう一度解き直してみましょう。数学や英語といった科目は知識積み上げ型の科目です。現在授業で習っていることは、以前に授業で習ったことをベースにして進んでいます。そのため、今現在習っていることを踏まえて問題を解き直すことで、知識の再確認ができるようになるのです。
そして暗記です。中学校のテストでは、どの科目でも「暗記」が必要になります。英単語や数学の公式、理科や社会の専門用語に国語の古文活用など、暗記しなければ解けない問題がたくさんあります。
また、科目ごとに勉強方法が異なることも中学生の定期テスト勉強の特徴です。次の項では科目ごとの定期テスト対策のポイントについてお話しします。
【英語】定期テスト対策にできること
英語の定期テスト対策のポイントです。
● 英単語と例文の暗記には音読を活用する
● スクワット勉強法が有効
● 教科書に書かれている英文を和訳する
● 教科書と授業のプリント、先生から出題されたワークを使った問題演習の繰り返し
スクワット勉強法とは、覚えたい部分を隠しながら頭の中や口頭で英単語やその意味を言う勉強法です。友人同士で行うのもよいでしょう。
【国語】定期テスト対策にできること
国語の定期テストでは次の3つがポイントです。
● 漢字・古文の語句・文法の暗記
● ノートを参考書代わりにする
● 長文読解は問題演習を繰り返して慣れることが大事
国語の定期テストでは授業で習ったことから中心に出題される傾向があります。つまり、授業中に先生が黒板に書いた内容から出題される可能性が高いのです。だからこそ重要になるのが「ノート」です。ノートがテスト対策の参考書になります。
【数学】定期テスト対策にできること
数学のテスト対策のポイントです。
● 公式の暗記だけではなく使い方も覚える
● ワークや問題集で繰り返し問題を解く
公式などを暗記するだけでは数学の点数は上がりません。というのも中学の数学定期テストでは応用問題も混ざるからです。そのため公式は使い方もセットで覚えておく必要があります。
【理科】定期テスト対策にできること
中学生の理科は小学生の理科と違いジャンルによって勉強方法が異なります。
● 生物と地学は語句の暗記中心
● 物理と化学は法則と公式、元素記号の暗記など数学的な要素もある
● マインドマップを活用した暗記方法がおすすめ
● 毎日の積み重ね学習が重要になる
全体的に暗記が必要なジャンルがほとんどですが、物理や化学は暗記に加えて法則や公式の理解も求められます。毎日少しずつでもコツコツ勉強することが点数アップの秘訣です。
理科の暗記は関連する語句が多いため、マインドマップを活用した暗記方法がおすすめです。色ペンやイラストなどを活用しながら文字だけではなく、図として暗記しておくのも有効ですね。
【社会】定期テスト対策にできること
社会のテスト対策では歴史と地理、公民で勉強方法が異なります。
● 歴史…出来事がなぜ起こり、その結果どのようになったのかを理解する
● 地理…地形と天候、産業を関連付けて広い視点から覚える
● 公民…政治は三権のつながりの理解、経済は景気変動まで押さえる
● 上記すべてを日頃から復習して記憶の定着を習慣づける
暗記には違いありませんが、覚えるポイントや覚え方が異なります。理科の勉強でおすすめしたマインドマップなどを活用して暗記するとよいでしょう。
定期テスト勉強の計画の立て方
定期テストの科目別対策を決めたら、あとは勉強計画を立てて取り組むだけです。ここでは定期テスト勉強の計画表の立て方についてお話しします。
計画を立てる前におさえておきたいこと
定期テストの勉強計画を立てる前におさえておくべきことが3つあります。
● テスト範囲が発表されたら早めに計画を立てる
● 暗記と演習で時間配分を変える
● 定期テスト前に苦手と不明な点を意識しておく
テスト範囲が出されるのは、大体テスト2週間前程度でしょう。範囲が発表されたらその日のうちにテスト勉強計画を立てることをおすすめします。
人間の脳は、学習した1時間後には半分以上を忘れるようにできています。そのため、テスト実施日から逆算して暗記学習に取り組むとよいでしょう。一番効果的なのは、学習から3~4日程度の間隔を空けて勉強することです。
また、定期テスト前の苦手克服と不明点はしっかりと把握しておきましょう。あれもこれも手をつけてしまうと、効率的なテスト勉強にはならないため注意が必要です。
計画の立て方
勉強計画を立てる際には、次の3つを意識して作成しましょう。
● 無理なくできる勉強量で計画を立てる
● やるべきことを消化する計画を1週間単位で作っていく
● 定期テスト対策は2週間前から取り組めるように計画を立てる
勉強に限らず、高すぎる目標はやる気を失う原因になります。自分の生活リズムを考えながら無理なくできる勉強量で計画を立てましょう。
やるべきこととは、定期テストでよい点数を取るという目標に対する小目標のようなものです。自分の苦手分野や暗記、演習問題など、テスト前にやるべきことを洗い出しましょう。その上で優先順位を決めて取り組みます。
本格的なテスト対策勉強は範囲が発表される2週間前から取り組めるように計画を立てておきましょう。テスト1ヵ月前は予習復習、基礎問題をメインに行い、テスト2週間前から本格的な勉強をはじめると効率的です。
定期テストの前日にできること
定期テストの前日にできることは限られています。焦らずに、以下の3点を集中して行うことをおすすめします。
● テスト対策計画で勉強したところの復習に集中する
● 英語や古典は前日にテスト範囲の長文を読み直す
● 英単語・古文単語・理科・社会の用語で暗記が必要な部分は、夜寝る前に最終チェック
前日になって慌てないようにするためにも、ノートやルーズリーフなどを使って「見直しノート」を作っておくとよいでしょう。勉強中に解けなかった問題や暗記が追い付かなかった箇所を中心にまとめておきましょう。次回の定期テストでは、その見直しノートの内容から勉強をはじめることになります。
また今まで解いてきたワークや問題集、もしくはプリントや過去問などを見直してみましょう。次に同じ問題が出題されてもスラスラ解けるように、間違えた問題だけもう一度解き直してみることをおすすめします。
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中学生の定期テスト対策で重要なのは「勉強計画の立て方」です。計画表を作ることでテスト勉強をより効率的に進められるでしょう。
中学生のテスト勉強はほとんどが暗記と演習です。「進研ゼミ中学講座」を活用して勉強すれば、定期テストで高得点も狙えます。しっかりと定期テスト対策を行いたいならば、ぜひ「進研ゼミ中学講座」の活用を検討してみてください。