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中学生の理科はジャンルによって学習方法を変えよう!
ノートは実験用と授業用の2つを用意

中学生の理科は小学生の理科に比べて難易度が高くなります。その理由は中学生の理科では覚える内容や理解すべき内容が小学生の理科に比べて圧倒的に多いからです。この記事では、中学生の理科を学ぶコツや暗記のコツ、ノートの取り方についてご紹介します。

中学生の理科はジャンルによって学習方法を変えよう

中学生の理科を効率的に学習するコツは「ジャンルによって学習方法を変える」ことです。同じ科目なのにジャンル別に学習方法を変えるのは面倒と思うかもしれません。中学生の理科をざっくりと勉強するのは「暗記モノの学習の最中に計算問題を練習するようなもの」です。だからこそジャンルに応じた学習方法、暗記と応用をバランスよく取り入れることで効率的な学習ができるようになるのです。

・中学生の理科は物理・化学・生物・地学の4ジャンル

中学生の理科は「物理・化学・生物・地学」の4つのジャンルに分けられます。定期テストや高校受験ではジャンルごとの問題が出題されます。4つのジャンル別に問題の出題傾向を挙げてみましょう。

● 物理:各法則の理解と応用問題
● 化学:元素記号などの暗記と実験グラフ解析
● 生物:生物分類などの暗記中心
● 地学:地学用語などの暗記中心

・暗記中心のもの、計算問題が中心になるものがある

それぞれの傾向から、中学生の理科では「暗記」が多く求められるのがわかりますね。物理だけは傾向が異なり、公式や法則を基にした計算問題が中心になります。

暗記だけならまだしも、計算問題が入ってくると理解が追いつかなくなるケースも多くなるでしょう。だからこそ中学生理科の暗記問題と計算問題は、日々の予習と復習がとても大事になります。

・応用問題や実験解析問題が出題される物理や化学

物理と化学は公式と暗記・応用問題がメインになります。数学の計算問題のような公式や英語のような単語の暗記力、国語の読解問題や社会の図解問題のような分析力も必要です。

・物理は公式についてよく理解しておく必要がある

中学生の物理で大切なのは「公式の理解」です。物理のテストでは公式をベースにした計算問題、応用問題が出題されます。

注意点は物理現象の違いによって当てはめる公式も異なる点です。ただ公式を暗記するだけではなく、物理現象とセットで覚えておくことが大切です。

「電力」を求める公式「電力=電流×電圧」を例にしてみましょう。これは瞬間的な電力を求める公式であり、この「電力」に「時間」を乗算することで「電力量」となります。このように一つの分野において物理現象と公式をセットで覚えておけば、定期テストや高校受験でみられるひっかけ問題にも対応しやすくなるでしょう。

・物理の基本的な問題にはスラスラ解けるようになっておくことが必要

基本的な問題はスラスラと解けるようになっておくことは必要不可欠です。定期テストや高校受験では、まれにひっかけ問題が出題されることもあります。

ひっかけ問題は出題時の言い回しや実験の前提条件を少しだけ変えているものが多く、問題をよく読んでおかないと間違ってしまいます。だからこそ日頃から基本的な問題を繰り返し学習することで、定期テストや高校受験のときの違和感に気付けるようになるのです。

しかし、基本的な問題だからと復習をおろそかにしていては、問題をきちんと最後まで読まずに間違った答えを書いてしまうことがあります。せっかく取れる点数を失ってしまわないように、基本的な問題や例文集は繰り返し解いて学習しておきましょう。

・化学は、元素記号を覚えているのは当然

中学生理科の化学で重要なのは元素記号の暗記です。定期テストや高校受験で出題される問題は元素記号を暗記していることが前提のものが多いです。ただ記号や読み方を覚えるだけではなく、元素がどのような物質を形作っているのかと結び付けて理解しておけば、より効果的に暗記できるでしょう。

・化学も単純な問題は解けるようにしておく

物理ほど複雑ではないものの、化学にも計算問題や応用問題が出題されます。mol(モル)計算などがその代表ですが、多くは複雑な公式を使うような問題ではありません。出題パターンがある程度決まっていますので、基本的な問題はスラスラと解けるようにしておきましょう。

分野の全体像の理解が大切な生物や地学

・今学んでいる分野の全体像をつかんでおくことが大切

中学生の生物と地学は、物理や化学と違い全体的なつながりが重要なジャンルです。暗記することが多く、まず全体を理解した上で個別の事象や現象を覚えていく必要があります。物理や化学と同じような学習方法では理解が追い付かないので注意しましょう。

・図やイラストの活用もよい

生物や地学では図やイラストを活用することで、より全体像をつかみやすくなります。定期テストや高校受験でも図やイラストを用いた問題が出題されるため、全体図をまるごと暗記するのもよいでしょう。

・マインドマップなども、作成しながら覚えるとよい

マインドマップは生物や地学の学習に効果的です。

マインドマップとは、”頭の中で行っている思考プロセスをそのままの形で描き出すノート法の1つで、思考を可視化し、整理しやすいという利点がある。”というものです。

このようにマインドマップには「記憶の整理」や「発想」をしやすくする効果があります。授業で学んだことを自分の頭の中だけで振り返るのではなく、実際にノートに関連付けて書くことでイメージがつきやすくなります。

中学生の理科は覚えることが多くて大変!効率よく覚えるには?

中学生の理科と小学生の理科にある大きな違いは「覚えることが多い」という点です。だからこそ、効率のよい覚え方を実践することが大切なのです。

・化学式は、「書く」「声に出す」「くり返す」「ゴロ合わせ」で覚える

中学の理科で覚えるべき化学式は限られているため、いかに効率よく暗記するかが大切になります。化学式を暗記するコツは

● 書く
● 声に出す
● くり返す
● ゴロ合わせ

の4つです。声を出しながら書いて暗記することで視覚と聴覚から脳への信号が強くなり、暗記しやすくなります。ゴロ合わせも暗記には有効です。
例)元素名の暗記方法…「水兵リーベ僕の船七曲がるシップスクラークか」
元素名と元素記号を組み合わせた暗記方法で、リズミカルに覚えられます。
例)リトマス試験紙の色…「100点さんは赤くなる 0点あるから青くなる」
酸性だとリトマス試験紙は赤くなり、アルカリ性だと青くなります。100点「酸」は赤くなり、0点「アル」から青くなるというように、シチュエーションをイメージできるゴロ合わせなども覚えやすいですね。

・化学式の決まりごとを覚えておく

化学式の表し方には一定の決まりごと、法則があります。その決まりごと元にして覚えると暗記しやすくなるでしょう。
例)
酸化〇〇という物質であれば化学式は「~O」
二酸化〇〇ならば化学式は「~O2」
このように、酸素原子は化学式の後半につくと覚えておけば、元素記号と法則を暗記するだけで済みます。

中学生の理科はノートの取り方も重要

中学生の理科の学習ではノートの取り方も重要になります。というのも理科のノートは自分にとって最高の参考書になるからです。授業で行なった実験結果の要点など、市販の参考書以上の学びが得られるノートの取り方をご紹介します。

・ノートは見直したときに、授業の要点がわかることが大切

ノートは授業の要点がわかるように取ることが大切です。つまり、学んだことを自分なりにまとめ、その後の学習で効果的に使えるようなノートを作ることです。理科のノートを取る場合は「ノート=参考書を作る」というイメージで行うとよいでしょう。

・余白を十分につくっておくと、あとからメモを追記することができる

ノートの基本は授業中に先生が黒板に書いた内容を丸写しすることです。ただし、中学生の理科は後になってから学んだことの応用やポイントなども教わります。参考書として取るノートですから、後から学んだことを追記できる十分な「余白」を空けておくことが大切なのです。

・実験ノートと授業ノートを作っておくとよい

実験用のノートと授業用のノートの2つを作っておきましょう。というのも中学生の理科では、授業だけではなく実験も重視されるからです。授業ノートは先生が黒板に書いた内容をまとめることに使い、実験ノートは実験の流れや実験結果、実験から学んだことなどをまとめておきましょう。

中学生理科のテスト対策にぴったりな「進研ゼミ中学講座」

進研ゼミ中学講座では中学生理科のテスト対策ができます。具体的にどのような内容なのかご紹介します。

・動画解説で具体的にイメージできるので、短時間でもわかりやすく覚えられます。

理科のテストでは実験結果や目に見えない元素についての問題などが出題されます。進研ゼミ中学講座の動画解説ならば、元素や実験内容が動画イメージとなって解説してくれるため、短時間でもわかりやすく覚えられます。

・中学校で“出た問題”がわかる ので、点数直結の定期テスト対策もできる

進研ゼミ中学講座は48年間に渡り全国の中学校で出題されたテスト問題のデータを蓄積しています。つまり定期テストで“出た問題”がわかるということです。点数アップに直結する定期テスト対策が可能です。

・「ギモン解消ひろば」問題直結のFAQですぐに解消・個別質問もOK

ギモン解消ひろばでは、わからない問題に直結するFAQが24時間稼働。深夜でもすぐに解決できる仕組みが整っています。個別質問もできるため、問題の解き方など弱点をすぐに直せます。

中学生の理科はジャンルごとに学習方法を工夫しよう

中学生の理科には「物理・化学・生物・地学」の4つのジャンルがあり、それぞれのジャンルで勉強方法が異なります。暗記方法やノートの取り方もジャンルごとで工夫すると、よりわかりやすくなります。実験ノートと授業ノート、2種類のノートを効果的に使うことでさらに理解が深まるでしょう。

中学生の理科のテストや受験対策を効率的に行ないたいのであれば「進研ゼミ中学講座」がぴったりです。テストの点数アップに直結する勉強ができるほか、FAQやテストお助け電話などでわからないところや学習方法の相談などもサポートしてくれます。

学習方法を工夫しながら、中学理科を攻略しましょう。

※ここでご紹介している教材・サービスは2021年3月現在の情報です。教材ラインナップ・デザイン・名称・内容・お届け月などは変わることがあります。

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