小学生から中学生になると、授業の質も量も多くなり、苦手な教科ができてしまうお子さまもいます。さまざまな教科の中で、社会が苦手というお子さまも少なくないでしょう。しかし将来の高校受験を考えると、苦手教科はなるべく早いうちになくしておきたいですよね。この記事では、社会の勉強のポイントや効率的な暗記のコツなどをご紹介します。
中学生のテスト勉強が難しいとされる「社会」
中学生の苦手科目と言えば、数学や英語をイメージされる方もいるのではないでしょうか。この2教科に次いで、実は社会も苦手科目になりやすい教科です。年号や人名など、社会のテスト勉強は「とにかく暗記」という形になりがち。歴史に興味があるならまだしも、興味のない内容をひたすら暗記する作業はなかなかに辛く、苦手に感じるお子さまも多いようです。では、中学生になってからの社会のテスト勉強は、具体的にどのようにすればよいのでしょうか。
中学生の社会の勉強のポイント
中学生が社会のテスト勉強をする場合、どのようなポイントに気をつければよいのでしょうか。以下で具体的に見ていきましょう。
・時間があまりない場合、ノートをまとめずワークを使う
社会のテスト勉強を「ノートのまとめ」から始めようとすると、それだけで多くの時間を費やしてしまい、暗記の時間がなくなってしまいます。時間がある場合はまとめから始めてもOKですが、ない場合は代わりに教科書準拠のワークを使いましょう。
教科書準拠のワークとは、教科書の内容に沿って要点がまとめてあるワークのことです。すでにまとめが終わっているので、暗記や演習に時間をたくさん使えます。その分ワークを何度も解くようにしましょう。1回目は解答を見ながらでもよいので、とにかく解いていきます。2回目以降は自分の力で答えるようにし、間違ったりわからなかったりしたところがあったら、正解できるまで何度も解き直しましょう。
・重要な図や歴史の流れはかいて覚える
物事の関係性や流れ、地理的な関係などは、自分で絵をかいて覚えるのがポイントです。授業で使われるプリントや、教科書・資料集にあるグラフや写真を、自分でかき写してみましょう。きれいにかけることより、かき写すことで名前や流れを覚えることが重要です。4~5回かき写すと、図表や写真の特徴をだいたいつかめてきます。「覚えられた!」と感じた段階で、プリントや教科書で図表や写真を見て、何の図なのか、何の写真なのかを覚えているかテストしてみましょう。
・暗記は隙間時間を有効活用
人間は、一度学んだことを復習しないと、覚えたことをどんどん忘れてしまいます。ウォータールー大学の「忘却曲線」によると、次のことがわかります。
・1日目に覚えたことを復習しないと、どんどん忘れてしまう
・翌日や1週間後に復習すると、かなりの内容を覚えていられる
・翌日なら、たった10分の復習で記憶内容を回復できる
・1週間後も復習すると、さらに短い5分で記憶内容を回復させられる
テスト勉強をするときはもちろん、日々の授業で覚えた重要事項は、翌日と一週間後にしっかり復習しておきましょう。このひと手間をかけるだけで、覚えていられる内容がかなり変わります。復習時間は、1時間の学習量に対して10分以下で大丈夫です。寝る前の10分や晩御飯前の10分など、ちょっとした隙間時間をうまく使って暗記しましょう。
中学生の社会の効率的な暗記のコツについて
テスト勉強の方法を把握したら、次は日常的な暗記方法についても知っておきましょう。効率的な暗記のコツについて、以下でご紹介します。
・普段から「書いて覚える」を意識する
社会をはじめとした暗記系の教科は、普段から「書いて覚える」ことを意識しておきましょう。たとえば小テストで間違った部分があれば、とにかく繰り返し書いてインプットし、自分で再テストしてアウトプットしてみます。こうした「書いて覚える」を日常的に行っていると、脳が「これは重要な情報だ」と認識するようになり、記憶に残りやすくなります。
・ワードツリーや語呂合わせを使う
ワードツリーとは、ひとつの単語から連想される単語を、木の枝のようにつなげて書いていく方法です。たとえば「鎌倉幕府」を最初に書いたら、「源頼朝」「征夷大将軍」など、連想ゲームのように言葉をつなげていきます。こうすることで、前後に起こった出来事や因果関係も把握しやすくなります。また、794年の平安京遷都を「なくよ(794) ウグイス 平安京」と覚えるなど、語呂合わせを使うのも効果的です。わからない単語は意味を調べてまとめながら、確実に覚えていきましょう。
・「好きなこと」と関連付けて勉強してみる
暗記自体は苦手でも、「好きなこと」であれば覚えられる方もいるのではないでしょうか。社会の勉強をするときも、「好きなこと」と学習内容を関連付けて覚えてみるのがおすすめです。例えば、好きな食べ物の歴史や産地を深堀りしてみたり、マンガやゲームが好きなら、歴史を題材にした作品に触れてみたり。「好きなこと」と関連付けて興味を持つことで、学習内容も自然と頭に入りやすくなります。
・タブレットを活用する
どうしても社会の勉強に苦手意識が残る場合は、タブレット学習を活用してみるのもおすすめです。ゲーム感覚で学習でき、音や動きの刺激があるため、飽きずに学べます。タブレット教材や学習アプリなど、現在はさまざまな学習方法があります。お子さまに合った教材やアプリを探して、より勉強しやすい環境を整えましょう。
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数学や英語に次いで、中学生の苦手科目になりやすい社会。勉強方法も、「とにかく暗記」という形になりがちです。しかし、「ノートまとめの代わりにワークを使う」「書いて覚えることを徹底する」など、社会の勉強方法にはコツがあります。こうしたコツを意識しつつ、日々復習を重ねていきましょう。苦手な暗記をしっかりサポートするなら、進研ゼミ『中学講座』がおすすめです。効率的に学習して、苦手教科を克服しましょう!
※ここでご紹介している教材・サービスは2023年7月現在の情報です。教材ラインナップ・デザイン・名称・内容・お届け月などは変わることがあります。