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勉強方法を知っておこう!中学生は家庭学習が大切。
効果的に学習を進めるには?

中学生は最低限の教養を身につけ、高校受験に向けて勉強方法を身につける大切な時期です。中学生のうちに自分に合った勉強方法を見つけ、特に家庭学習の習慣をつけることで、高校受験の成功にもつながります。ただし、効率的に勉強を進めようと思っても、お子さまひとりではなかなか難しいことも。そこでこの記事では、中学生に試してほしい勉強方法やノートの取り方、家庭学習を充実させる方法などをご紹介します。

勉強方法を見つける前に、中学生になったらやっておきたいこと

自分に合った勉強方法を探す前に、お子さまと一緒にぜひ「学ぶ意味」を考えてみることをおすすめします。「将来の夢に必要だから」「楽しいから」など、その意味はお子さまによって異なります。自分なりの「学ぶ意味」を見つけることで、お子さま自身も勉強に興味を持てるようになるでしょう。

学ぶ意味を見つけるのが難しい場合は、まずお子さまの得意分野を見つけてみると良いでしょう。お子さまがつい熱中してしまうことや、時間を忘れて取り組んでいることなど、「好きなこと」も得意分野につながりやすいものです。また、興味を持つ分野を見つけることも効果的です。ニュースに触れて「なぜ?」と思ったら、自分で調べる癖をつけてみましょう。そうすることで興味の対象への理解が深まり、好きなことや得意なことにもつながりやすくなります。

「好き」や「得意」を見つけることは、「楽しい」という気持ちにつながりやすく、学ぶ意味を見つける第一歩になります。そして、大人になってから仕事をするときや、社会的な課題を解決するときには、考える力のもととなる「最低限の教養」が必要です。その教養を身につけるためにも、ぜひお子さまなりの学ぶ意味を見つけ、そのうえで勉強方法を探していきましょう。

効果的な勉強方法~中学生編~

「学ぶ意味」を見つけたら、実際に効果的な勉強方法をいろいろと試してみましょう。以下では、中学生向けのさまざまな勉強方法をご紹介します。

●効果的な勉強方法

・自分の弱点を知り、学習の優先順位を考える

まずは自分の苦手教科や単元を知り、優先的に取り組むようにしましょう。定期テストの点数を振り返り、点数のとれていない教科・単元をリストアップ。それから、それぞれの問題をなぜ間違えたかを分析します(知識不足や計算ミスなど)。ピンポイントに弱点をつぶしていくことで、効率的にテストの点数を上げられます。

・スケジュールを管理しながら、効率よく勉強する

いざ勉強しようと思っても、「空いた時間に」「気が向いたら」という感覚では、なかなか勉強時間を確保できません。まずは自分が毎日どれくらいの時間を勉強に使えるか、「可処分時間」を計算してみましょう。定期テストまでの可処分時間を計算し、各教科に振り分けてスケジュールを管理すれば、バランスを取りながら効率よく勉強できます。

・脳の働きに合わせ、学習内容を時間別に分ける

朝と夜では、脳の疲労度が違います。脳がリセットされていて集中できる朝は、テストや漢字の練習など、アウトプットする勉強をすると効果的です。逆に眠っている間は脳が記憶を整理するため、夜はその働きに合わせて暗記科目を勉強するとよいでしょう。

・同じ内容を学習するとき、時間を空けて「分散学習」する

復習するとき、時間を空けてから復習することを「分散学習」といいます。学習の直後に復習するより、数日間空けてから復習する方が実は効果が高いのです。理想のタイミングは、「学習~復習」の期間と「復習~テスト」の期間が「1:4」になるタイミングです。とはいえ、数日間空けて復習するだけでも、「分散学習」の効果は充分得られます。

・「思い出す」作業を取り入れたテスト効果を活用する

暗記だけではなく、テストのときと同じように「(答えを)思い出す」学習方法を取り入れると効果的です。そのためには、普段の学習をテスト形式にしてみましょう。覚えた英単語の意味をなにも見ずに答えるだけでも、「テスト効果」が発揮され、学力が上がるといわれています。

●教科別の勉強方法

・国語

暗記問題については、声に出して読んだり、覚えながら書いたりすることを心がけましょう。特に、百人一首や竹取物語など文学の作者の名前は、時代とセットで覚えると効果的です。読解問題については、読書をした時に意見や疑問点を誰かに伝えてみたり、日記を分かりやすく書くようにしたりすると、著者の気持ちを想像しやすくなります。

・英語

英文を声に出して読んだり、正しい発音を聴いたりすることを中心に学習しましょう。音読は記憶力のアップに役立ちます。また、正しい発音を聴くことで、リスニング対策にもなります。暗記するまで繰り返し読めば、単語や文法も覚えやすくなるでしょう。

・数学

授業内容を誰かに説明したり、図や表を描いたりしながら学習すると効果的です。誰かに説明しようとすると、自分が理解していない部分がよくわかります。また、問題文を読んで図や表を描くことで、問題を解く流れも体系的に理解できるようになります。

・理科

学校の資料集などを活用しつつ、各単元の図表を理解して、用語をしっかり覚えましょう。図やグラフは、考え方とセットで覚えるのがポイント。また、用語は語呂合わせを使って覚えると、忘れにくいのでおすすめです。

・社会

ワードツリーを書きながら、重要な出来事の年号を語呂合わせで覚えていきましょう。ワードツリーとは、ひとつの単語をもとに連想できる単語をたくさん書き、木の枝のようにつなげて伸ばしていくことです。前後の出来事との因果関係を把握しつつ、覚えるべき年号は語呂合わせで確実に覚えていくと効果的です。

学校での勉強を自宅で活かすために必要な、ノートの取り方

授業内容をしっかり家で復習するために、学校では質の良いノートを取れるようになりましょう。以下で、勉強効率を下げるノートと上げるノートとの違いを見ていきましょう。

●勉強効率を下げるノート

・板書の丸写し

板書をただ写すだけだと、覚えたり理解したりする必要がないので、ただの作業になってしまいます。家に帰って見直しても、「つまりどういうこと?」となってしまいがちです。完璧に板書を写すことより、その場で内容を理解して要点を書き留めることに集中しましょう。

・時系列がバラバラ

ひとまずルーズリーフに書き、教科ごとに整理せず置いておくだけだと、時系列がバラバラなノートになってしまい復習に苦労します。各教科に1冊ずつノートを用意し、一冊の本を書くつもりでノートを取りましょう。

・重要な部分が分かりにくい

読み返す気が起きないほどぎっしり詰めて書いたり、カラーペンを使いすぎてどこが重要かわからなかったりすると、復習するときのモチベーションにも影響してしまいます。見返す時の読みやすさも意識しながら、シンプルで余白のあるノートを取りましょう。

●勉強効率を上げるノート

・板書に書かれなかったこともメモ

自分なりにまとめた言葉や、ポイントだと思った単語など、板書に書かれなかったこともメモしましょう。先生の補足や他の生徒の質問も必要に応じてメモすると、復習のときに理解の助けになります。吹き出しを書いてコメントを入れても◎。

・余白を残しておく

後から調べたことや気付いたことを余白に書き足すことで、理解が深まり自分専用のノートが出来あがります。ページの左側が余白になっている「コーネル式ノート」を使うのもよいでしょう。

・カラーペンを使うルールを決めておく

「使うのは2色まで」「重要語句は赤ペンを使う」など、自分なりのルールを決めておきましょう。使い方のルールが決まっていると、後で見返したときにノートの構成がすぐにわかります。

家庭での勉強方法が中学の成績を左右する

自分なりの学習方法を見つけたら、日々勉強する環境も重要になってきます。ベネッセ教育総合研究所の調査(※)によると、中学生の成績にもっとも影響を与えるのは、「家庭学習時間」であることがわかっています。その一方で、「通塾」の効果は「家庭学習時間」の約半分ほど。いかに家庭学習が大切かということがわかります。しかし、部活や習い事で忙しい中学生が家庭学習を続けるには、保護者の方のサポートも必要。そこでおすすめなのが、効率よく家庭学習を続けられる「進研ゼミ 中学講座」です。
※出典…塾と進研ゼミ中学講座の違い|進研ゼミ中学講座|ベネッセコーポレーション

効率良い勉強方法で家庭学習を充実させたいなら「進研ゼミ中学講座」

中学生の家庭学習は、「忙しくて時間がない」「どこをどう勉強すればいいかわからない」など、サポートするのもなかなか難しいものです。「進研ゼミ 中学講座」なら、以下のようにお子さまの家庭学習をしっかりサポートします。

・つまずきポイントに絞って学習!

約100万人の学習履歴から、つまずきポイントを洗い出して効率的なカリキュラムを作成。つまづきポイントに絞って学習するから、しっかり成績アップにつながります。

・無理のないペースで部活と両立!

部活で忙しいお子さまでも、「進研ゼミ 中学講座」なら1回10〜15分、2日に1回のペースでOK。隙間時間で少しずつ進めることもできるので、無理なく集中して取り組めます。

・充実の個別サポートは塾にも匹敵!

5教科それぞれの添削指導と、24時間質問可能な個別サポートがあるから、その場で疑問を解決。「わからない」を残さないので、着実に実力を積み重ねていけます。

効果的な勉強方法を身に付けて成績アップ!高校受験の成功を

お子さまが中学生になったらぜひ「学ぶ意味」を考え、それぞれに合った勉強方法を見つけてみましょう。効果的な勉強方法はさまざまで、教科によっても適した方法は異なります。また、家庭学習をスムーズにするためにも、ノートの取り方を見直してみましょう。そして、お子さまの家庭学習をサポートするなら、「進研ゼミ 中学講座」がおすすめです。進路を大きく左右する高校受験に備え、早いうちからお子さまに適した勉強方法を見つけましょう。

※ここでご紹介している教材・サービスは2021年3月現在の情報です。教材ラインナップ・デザイン・名称・内容・お届け月などは変わることがあります。

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