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勉強嫌いの中学生が勉強を好きになるにはどうしたら良い?原因と対処法を徹底解説!

中学生になると、勉強の量も難易度も上がります。そのためか、中学生になると「勉強嫌い」のお子さまが増えることをご存じでしょうか。中学生3年生になると、進路を決める大事な高校受験が待っています。その前に、お子さまには勉強を好きになってもらいたいですよね。この記事では、勉強嫌いが増える原因や勉強へのやる気を出す方法、勉強を好きになる方法などをご紹介します。

勉強嫌いが増える?中学生は教科数が増えて学習内容が難しくなる

ベネッセ教育総合研究所の親子パネル調査によると、小学6年生から中学1年生の1年間で、勉強が「好き」から「嫌い」に変わった子どもは全体の約20%。中学2年生では、勉強が嫌いな子どもが全体の約60%を占めます。このことから、中学生になると勉強嫌いのお子さまが増え、勉強好きのお子さまより多くなってしまうことがわかります。

また、勉強が好きだったのに、中学生になってから勉強嫌いになってしまうお子さまも。その大きな原因は、中学生になると教科数が増えるうえ、授業内容も難しくなることだと予想されます。とはいえ、勉強に苦手意識を持ってしまうと、高校受験も大変です。お子さまが勉強を嫌いにならないよう、対策をしておきたいですよね。まずは、勉強へのやる気が出ないときに備えて、対処法を知っておくと効果的です。

勉強がどうしてもやる気にならない…そんな時はどうする?

勉強へのやる気が出ない時期が長く続くと、授業内容の理解が遅れてさらにやる気が起きなくなり、勉強自体が嫌いになってしまうことも。そうなる前に、やる気が出ない時の対処法を知っておきましょう。

●環境設定を見直す

家で勉強する場合は、まず部屋を片付けて集中できる環境を作りましょう。部屋や机の上が散らかっていると、読みかけのマンガや食べかけのお菓子など、さまざまな誘惑が視界に入ってしまいます。マンガやお菓子、スマートフォンなど、勉強の妨げになりそうなものが視界に入らないよう、まずは簡単に片付けをしましょう。

次に、部屋の室温を低めに設定するのがおすすめです。特に夏は部屋の温度が高くなりやすく、頭もぼーっとしがちです。「リフレッシュするため」と昼寝をして、結局夜まで寝てしまった……ということにならないよう、エアコンの温度は少し低めに設定しておきましょう。

それでもやる気が出ない場合は、部屋から出てリビングに移動したり、図書館やカフェで勉強してみたりしましょう。自分の部屋にはマンガやゲームなどの誘惑が多く、なかなか勉強を続けにくいものです。誘惑の少ない別の場所に移動することで、勉強に取り掛かりやすく、集中しやすくなります。家族のいるリビングがいいのか、静かな図書館がいいのかなど、「勉強するとはかどる場所」を探してみましょう。

●気分転換をする

集中力が途切れてきたら、15分程度の仮眠を取ると効果的です。脳の疲れが取れ、頭がすっきりしてよい気分転換になります。ただし、30分以上の仮眠は逆に疲れが残ってしまうといわれているので、仮眠は15分程度に抑えましょう。

また、心地よい音楽をBGMとして流すのもおすすめです。音楽はストレスホルモンを減少させ、脳の機能を活性化させるといわれています。集中したい時は歌詞のない曲、やる気を出したい時は好きな曲やノリのいい曲など、目的に合わせて音楽を選んでみましょう。

なお、軽い運動も気分転換には効果的です。血流がよくなり酸素が体中に行き渡るため、全身リフレッシュできます。散歩やストレッチなど、凝り固まった体をほぐせる程度の運動でOKです。頭がすっきりするうえ、記憶の整理にもつながります。

●勉強方法を工夫する

勉強をするときはなんとなく取り掛かるのではなく、細かく目標を決めることが大切です。まずは「○○高校に合格する」といった大きな目標を立て、そこから逆算して「次の定期テストで○点を取る」「次の模試で○位以内に入る」など、より細かい目標を決めていきましょう。細かい目標が立てられたら、「いつまでに」「何を」「どれくらい」勉強するのか、スケジュールを立てると効果的です。そこまで決めれば、今日何をどれくらい勉強すればよいかがわかり、自然とやる気もわきやすくなります。

また、「勉強を続けること」以上に大変なのが、「勉強を始めること」です。勉強を始めれば「いつの間にか集中して、1時間経っていた」ということもありますが、「いつのまにか勉強を始めていた」ということはあまりないですよね。最初の難関である「勉強を始めること」を乗り越えるために、「机に座ってみる」「教科書を開いてみる」など、まずは簡単なことから作業を始めてみましょう。

勉強嫌いが好きになる方法はある?

すでに勉強が嫌いなお子さまでも、勉強を好きになることがあります。ベネッセ教育総合研究所の親子パネル調査によると、中学2年生から中学3年生の1年間で、勉強が「嫌い」から「好き」に変わった子どもは全体の約14%です。では、勉強嫌いのお子さまを「勉強好き」にするには、どうすればよいのでしょうか。

・勉強の「動機付け」を工夫する

同調査では、勉強が「嫌い」から「好き」になった子のほうが、「新しいことを知るのがうれしい」「自分の希望する高校や大学に進みたい」「友だちに負けたくない」といった動機づけで勉強している割合が高くなっていました。「外発的動機付け(先生や親にしかられたくないから)」だけではなく、「内発的動機付け(新しいことを知るのがうれしい)」「同一化的動機付け(自分の希望する高校や大学に進みたい)」など、さまざまな動機付けを持てるよう、働きかけてみましょう。

・勉強方法を工夫する

同調査では、「何がわかっていないか確かめながら勉強する」という「モニタリング方略」が、特に効果的だとわかっています。この勉強方法は自分を客観視する「メタ認知」と結びつきが深く、メタ認知は小学校高学年から特に発達してくる能力です。普段から「どこがわからないの?」と声かけして、自分を客観視するきっかけを作ってあげると、「モニタリング方略」が自然と身につくでしょう。また、同調査で効果的だった「友達と勉強を教えあう(社会的方略)」も、人に教えることで「自分は何をどこまでわかっているのか」が認識できるので、おすすめです。

・「なぜ勉強することが大切なのか」を保護者と話し合う

お子さま自身が勉強の大切さを深く理解すれば、毎日の声かけをしなくても自分から「勉強しよう」と思うようになるはずです。そのためには一度、保護者の方と「なぜ勉強が大事なのか」を話し合ってみるのがおすすめです。

たとえばひと昔前には、子どもたちのなりたい職業に「YouTuber」がランクインするとは想像もつきませんでした。現代は時代の変化が速く、お子さまが大人になる頃には新たな理想の職業が現れている可能性もあります。もしその職業に苦手なことや嫌いなことが必要だった場合、気が向かなくてもその分野を勉強する必要が出てくるでしょう。また、こうした職業を見逃さないためにも、「何が好きで何がしたいか」を探るために、さまざまな分野にチャレンジしてアンテナを張っておくことが重要だといえます。

・保護者との適切な関わり合いを保つ

励ましや応援の言葉など、普段から保護者の方がお子さまと適切な関わり合いを持つことも大切です。同調査では、「勉強を教える」「勉強のやり方を教える」といった関わり方だけでなく、「いいことをしたときに褒める」「失敗したときに励ます」など、普段の生活でも保護者の方からの励ましがあることで、勉強が「嫌い」から「好き」に変わる現象がみられています。こうした保護者の方の励ましや承認を、うまく自宅での勉強にも取り入れてみましょう。

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※要点まとめシートの提供は毎回ではありません。またWeb配信となります(配信タイミングは時期によって異なります)

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勉強をする目的を理解して、継続的に続けられる工夫をしていこう!

中学生になると、勉強嫌いなお子さまが全体の約60%を占めます。勉強嫌いを回避するためには、保護者の方と「勉強の必要性」を話し合い、勉強の大切さを理解しておくことが必要です。また、やる気が出ない時は環境設定や勉強方法を見直して、気分転換するのもよいでしょう。勉強方法を工夫することで、勉強嫌いなお子さまが勉強好きになることもあります。勉強嫌いを予防するためには、自宅で個別指導を受けながら、厳選されたレッスンを受けられる進研ゼミ『中学講座』がおすすめです。お子さまのやる気の低下に悩んでいる方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

※ここでご紹介している教材・サービスは2023年7月現在の情報です。教材ラインナップ・デザイン・名称・内容・お届け月などは変わることがあります。

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