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総合型選抜(旧:AO入試)とは?
特徴や対策の流れをわかりやすく解説

最近の大学入試では、私立大学の推薦合格者が5割を超え、国公立大学でも1割を超える状況となっており、推薦を選ぶ受験生が増えているのがわかります。大学入試と言えば学力検査で合否が決まる一般入試のみを視野に入れているお子さんや保護者の方も多いと思いますが、ぜひ推薦入試を受けることも視野に入れてみるとよいでしょう。
とはいえ、最近の入試は色々と制度が変わって不安……という方も多いのではないでしょうか。たとえばこれまでの「AO入試」は「総合型選抜」へと名称が変わりましたが、どのような特徴や対策が必要なのでしょうか。
この記事では、主に総合型選抜(旧:AO入試)について、選考時期や対策をご紹介していきます。

総合型選抜(旧:AO入試)とは?特徴を紹介

AO入試の「AO」とは、アドミッション・オフィス(日本語で入学事務局)の略です。2021年度入試より、「総合型選抜」という名称へ変わりました。大学・短大・学部・専門学校が定める「求める学生像(アドミッション・ポリシー)」に合った人物を採用する方式で、入試入学者比率は学校推薦型選抜より低い選抜方式です。

「その大学で学びたい」という強い意欲や、入学後の目標が重視されるのが特徴で、学校長の推薦は基本的に必要ありません。そのため、書類審査や面接だけでなく、知識や思考力・表現力など、他面的に評価する選抜方法が増えています。

最近は推薦合格者(総合型選抜・学校推薦型選抜)が私立大学の推薦合格者が5割を超え、国公立大学でも1割を超える状況となっている時代です。合格チャンスを増やすためにも、挑戦したい入試方法の1つとなっています。

総合型選抜(旧:AO入試)と推薦入試・一般入試での選考方法と時期の違い

最近の大学入試では推薦合格者が多くなっていますが、総合型選抜と推薦入試・一般入試では、選考方法はどのように違うのでしょうか? 選考時期の違いと合わせて解説していきます。

総合型選抜(旧:AO入試)

総合型入試の特徴は、「学校長の推薦が不要」という点にあります。生徒自身が自分で決めて出願することができ、「大学の方針と受験生の希望のマッチングを重視する」入試であることがポイントです。
文部科学省の「多面的・総合的に評価・判定する」という方針から、選抜方法も多様化しており、小論文、プレゼンテーション、資格・検定試験の成績、大学入学共通テストを課すなど選考方法は大学によって異なります。

選考時期:9月〜11月

学校推薦型選抜(旧:推薦入試)

学校推薦型は、総合型入試と違って学校長の推薦が必要になります。さらに「公募制」と「指定校制」の2つに分かれており、出願条件として評定平均値が定められていることが多いのが特徴です。学校推薦型選抜では、高校の学習状況や課外活動など、日頃の努力を評価するのがポイント。小論文や面接を課す場合も多くなっています。

選考時期:9月〜12月
※指定校制の場合は9月から校内選考がはじまる。共通テストが課される場合は2月になることも。

一般入試

一般入試は多くの場合、学力検査の得点で合否が決定します。推薦入試と比べて遅い選考時期が特徴です。

選考時期:1〜3月

総合型選抜(旧:AO入試)対策はいつからはじめたらよい?流れを紹介

総合型選抜での推薦入試は、いつごろから対策すればいいのでしょうか。総合型選抜の具体的な流れについてご紹介していきます。

推薦入試対策は高3から本格的にスタートしますが、できれば早めに高2の1〜3月に「推薦入試にするかどうか」を決めておくと安心です。

高3の4〜6月に、推薦入試に提出する書類の内容をまとめるなど、出願に必要な検定試験を受検します。この準備を行うためにも、早めに推薦入試に挑戦するか考えておくとよいでしょう。その後、高3の7月ごろに最終的な出願先を決定して準備は完了です。

高3の夏休み以降は、小論文・志望理由書・面接対策などの具体的な受験対策を行っていきましょう。AO入試だけでなく一般入試の受験も考えている場合は、短時間でもよいので毎日継続して一般入試の対策も行っておくことをおすすめします。

総合型選抜(旧:AO入試)で併願はできる?

これまで総合型選抜対策の流れについて解説してきました。ここで気になるのが、「総合型選抜は併願できるのか」という点です。受験には「併願」と「専願」の2種類があります。

併願:その大学への入学が前提ではなく、他の大学を選ぶ可能性もある受験
専願:その大学の入学が前提での受験

総合型選抜では、基本的に「専願」となっています。ただし、併願を認めている大学・短大・学部・専門学校もあるため、募集要項をよく確認しておくことが大切です。万が一、不合格だった場合でも、他の大学や学部を受験できます。

総合型選抜(旧:AO入試)は基本的に「専願」ということで不安に思われるかもしれません。「進研ゼミ」では豊富な進路情報を提供している推薦対策指導の他、高3講座では追加受講費用不要で『推薦入試ガイド』『志望理由書対策BOOK』『面接準備バッチリBOOK』を用意しています。合格に向けてサポートしています!

総合型選抜(旧・AO入試)は進研ゼミの「推薦入試対策」でしっかり準備しましょう!

総合型選抜(AO入試)の対策なら、進研ゼミの「推薦入試対策」で行うのがおすすめです。

授業対策や定期テスト対策を高校別に効率よく勉強できるから、部活で忙しくても好成績をキープできます
さらに、小論文、志望理由書、面接など推薦で必要な対策を手厚くサポートしてくれるのもおすすめポイント。小論文は11学部系統別に対策できる「小論文特講」や、合格した先輩が書いた志望理由書が読める「志望理由書対策」、先輩が面接で実際に聞かれた質問や回答例が確認できる「面接対策」などが用意されているので、専願の総合型選抜を選んだ受験生でも安心して推薦入試に臨めます。

実際に、進研ゼミ高校講座を利用している受験生(2021年度)の推薦入試での合格実績は、以下のとおりです。
国公立大:1,984人
私立大:8,358人

このように、たくさんの先輩たちが進研ゼミ高校講座によって推薦入試での合格を勝ち取っています。

総合型選抜(旧・AO入試)に挑戦して合格のチャンスを増やしましょう!

2021年度入試(2021年度入学者向けの入試)より、AO入試は「総合型選抜」という名称へ変わりました。総合型選抜(旧:AO入試)と推薦入試・一般入試では、選考方法と時期が異なるのが特徴です。また、大学・短大・学部・専門学校によっても選考方法や時期が異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。

総合型選抜(旧:AO入試)対策は、高2の1~3月から準備をはじめるのがおすすめ。基本的に「専願」となっていますが、大学・短大・学部・専門学校によって異なるため、募集要項を確認しましょう。

総合型選抜(旧:AO入試)で合格をつかむためにも、進研ゼミの「推薦入試対策」で対策することがおすすめです!

※ここでご紹介している教材・サービスは2022年1月現在の情報です。教材ラインナップ・デザイン・名称・内容・お届け月などは変わることがあります。

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