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大学入試の志望理由書の書き方や
ポイント、基本的な構成を徹底解説!

大学入試の学校推薦型選抜や総合型選抜で必要となるのが、「志望理由書」です。大学入試で多くの受験生がどう記載すればよいのか苦戦しがちな志望理由書ですが、書き方のポイントや基本的な構成を知っているだけで対策しやすくなります。志望理由書を書く前にしておきたいことも合わせてチェックしておきましょう。

志望理由書とは

志望理由書とは、学校推薦型選抜や総合型選抜で書類審査の1つとして提出が求められる書類のこと。大学に対して意欲、興味、関心を持っているかどうかを見るためのもので、調査票や推薦書と違い、受験生自身によって作成する必要があります。

志望理由書には、主に下記のような内容を記載するよう求められることが多いです。
●なぜこの大学、学部に入りたいのか
●大学、学部、学問分野に対する意欲や関心はどの程度か
●高校時代に熱心に取り組んだこと

これらの内容を400〜800字で書き、提出するのが一般的です。今や推薦入試合格者が5割を超える時代。推薦合格をつかむためには、志望理由書の対策も必要になります。

志望理由書を書く前にしておきたいこと

志望理由書を書くためには、まず準備が必要です。志望理由書を書く前にしておきたいことは以下の3つです。

①自己分析
②志望校と志望学部の研究
③志望校との関連付け

この3つについて、詳しく見ていきましょう。

①自己分析

志望理由書を書く前に、自己分析を行います。これまでどんなことに心が揺さぶられたか、自分の長所や短所、将来どうなりたいかについて考えましょう。とくに面接では、志望理由書をもとに質問されることが多いので、きちんと答えられるようにします。自分の気持ちに向き合うことで、自分らしさのアピールができる志望理由書になるのです。

②志望校と志望学部の研究

志望校や志望学部について、知っておくことも大切です。大学のパンフレットやホームページを見てイメージを膨らませたり、オープンキャンパスへ参加するのもおすすめ。オープンキャンパスに参加する際は、ベネッセの「みんなでつくるオープンキャンパスサイト」のチェックも欠かせません。当日の持ち物や、してみてよかった質問など、オープンキャンパスをしっかり活用するためのポイントが盛りだくさんです。

また、実際に行くのが難しい場合は、オンラインでのオープンキャンパスに参加してみましょう。進研ゼミ高校講座では「Webオープンキャンパス」を開催しています。「気になる大学があるけれど実際に行くのは難しい……。」なんて受験生でも無料で参加できるため、気軽に参加できるのがポイント。実際に大学に通っている先輩のリアルな口コミが見れるため、自分の進路選択に活用しやすくなっています。

さらに、学校側が入学者の受け入れ方針をまとめたアドミッション・ポリシーも読み解き、志望校や志望学部がどのような学生を求めているのかを分析することも大切です。

アドミッション・ポリシーには入学者の受け入れ方針のほか、自学の特色や教育理念などが記載されています。また、学校によっては学部や学科ごとにアドミッション・ポリシーを定めていることもあるため、事前にチェックしておくとよいでしょう。

③志望校との関連付け

最後に、自分の動機と志望校の関連付けも大切です。「自分がなぜこの学校に魅力を感じるのか」「自分が何を学んでどうなりたいのか」の動機の部分を、学部のカリキュラムや大学で行われている研究など大学や学部の魅力的なポイントに結びつけられる部分がないか、探しておきましょう。見つけられたら、志望校への大きなアピールポイントになります。

志望理由書の書き方のポイント

志望理由書の書き方には3つのポイントがあります。このポイントをおさえ、大学側に自分の意欲をアピールしましょう。

①自分の体験を通して、志望した理由を具体的に書く

自分らしい志望理由書をつくるには、「自分自身の体験」をもとにした文章を書くことが大切です。自分自身の体験を通して考えたことをもとに、「なぜ志望したのか」具体的に書きましょう。

②「なぜ、それを学びたいのか」が掘り下げられているか

志望理由書に書きたい内容が決まったら、他人の視点で「なぜ?」「何を?」「どうやって?」と問いかけてみるとよいでしょう。自分で問いかけることによって「なぜ、それを学びたいのか」を深く掘り下げることができます。

③大学をほめるより、自分が大学の何に魅力を感じるかを書く

志望理由書では、つい志望校のことをほめてしまいがち。それよりも「自分が大学の何に魅力を感じるのか」について書きましょう。自分の立場で志望校の魅力について書くことで、志望理由書の内容に説得力が生まれます。

志望理由書の基本的な構成

志望理由書の基本的な構成は、5つの要素でできています。この5つの要素を参考にしながら、自分らしい志望理由書をつくっていきましょう。

過去の経験

「これまでの経験をもとに、何を得たか」について書きます。
自分が取り組みたいテーマが生まれたきっかけや、そこから学んだこと、乗り越え方について、書きましょう。

例:カナダに留学した際、外国の人には日本について知られていないことがあまりに多いことに驚き、もっと日本を知ってもらいたいと思った。
(国際系学部)

取り組みたいテーマ

どんなことに関心があるのか、興味がある分野について書きましょう。また、問題だと思っていること、解決したいことについても考えます。興味があるだけでなく、学問として学ぶ必要があるのかも重要なポイントです。

例:情報社会において、さまざまな情報を安全に扱うための環境づくりをしたい。
(情報系学部)

テーマの社会的意義

興味があるだけでなく、「そのテーマが社会とのつながりがあるか」についても考えましょう。取り組みたいテーマと現代社会の課題の関係性はとても重要です。自分がそのテーマに取り組むことで、社会にどんなテーマがあるのかを書くとよいでしょう。

例:グローバル化が進むなか、観光立国をめざす日本を世界にアピールできる。
(取り組みたいテーマ:海外における日本文化理解の推進/国際系学部)

将来やりたいこと

視野を広げ、将来やりたいことにまで言及しましょう。「取り組みたいテーマ」に向けて、大学でどんなことを学びたいか、社会でどう活躍したいかについて考えます。

例:大学では、少年犯罪加害者の更生方法について、海外の事例なども踏まえて研究し、将来は弁護士として、少年犯罪の再発防止に努めたい。
(法学系学部)

その大学でなければならない理由

志望大学の特徴や魅力について書きます。なぜ自分はこの大学でなければならないのか、「取り組みたいテーマ」を考えたときに、他の大学と違う点について書いていきましょう。より具体的に書くことが大切です。

例:高齢者介護施設での実習など、実践的な授業がとくに豊富である。(看護・医療技術系学部)

志望理由書の書き方はわかっても、自分で改善するのは難しいもの。進研ゼミでは、会員専用ページにて大学に合格した先輩たちの志望理由書のよい例を見ることができる上に、自分の志望理由書を投稿すると先輩たちからアドバイスがもらえるサービスも用意されています。さらに、志望理由書の書き方のコツがわかる教材がもらえるので、自分らしい志望理由書を書くためのコツを知ることもできますよ。

推薦合格をつかむためには、5教科評点アップや共通テスト対策なども重要です。さらに合格を確実にするため、進研ゼミの「推薦入試対策」を活用することをおすすめします。

志望理由書の書き方はもちろん、推薦入試対策が充実している「進研ゼミ高校講座」

大学入試に必要な志望理由書など、早めに推薦入試対策を始めたいのであれば、「進研ゼミ高校講座」がおすすめです。

進研ゼミでは志望理由書対策だけでなく、高校別の定期テスト対策にも対応しているため、推薦に必要な評定が取りやすいのが人気の理由。さらに追加受講費不要で受講できる「推薦合格プログラム」によって志望理由書・小論文・面接対策など、時期にあわせた推薦入試サポート用教材も手厚く用意されています。

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志望理由書は事前準備をしっかりと行い、自分らしい説得力のあるものにしましょう!

学校推薦型選抜や総合型選抜で書類審査の1つとして提出が求められる、志望理由書。その書類は大学に対する意欲や興味・関心を持っているかどうかが見られます。まずは、志望理由書を書く前の準備として、自己分析、志望校と志望学部の研究、志望校との関連付けを行いましょう。そして志望理由書には、自分の体験を通してなぜ学びたいのかを具体的に書きます。

「進研ゼミ高校講座」の推薦入試対策・サービスを受講すると、推薦合格を確実につかむために評定を上げるための定期テスト対策が行えるほか、推薦合格を確実につかむための教材で、自信を持って推薦入試に取り組むことができます。今から取り組んで、あなたも推薦入試合格を狙ってみませんか?

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