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英検の合格点は?大学入試にも関わる”使える英語力”をつける勉強法とは

英検は、大学入試にも関わる検定です。最近では英語教育の評価が上がっていることもあり、受験生なら取得したいところ。
実際、英検に合格するには、どのような勉強をすればいいのでしょうか。
この記事では英検について、各級の合格点や合格率、英語勉強のコツについて解説していきます。

英検の各級の合格ライン・合格率はどのくらい?

英検は学習レベルに応じて7つの級が設定されています。英検に挑戦することで自分の英語力がわかるため、「英語力」を養いたい人にはぴったりの検定です。
それぞれの学習レベルに合った級は、以下のとおりです。
●英語の基礎を身につけ、一歩ずつ確実にステップアップ:5級・4級・3級
●使える英語の幅を広げ、世界へ飛躍する力を養う:準2級・2級
●品格のある英語使用者として国内外で高く評価される:準1級・1級
(出典:日本英語検定協会HP「英検の特徴とメリット」
https://www.eiken.or.jp/eiken/merit/

2016年度より「英検CESスコア」が導入されたため、各級で設定された合格基準スコアで合否が判定されます。そのため、明確な合格点は存在せず、一次試験であれば3技能の各技能スコアの合算で判定されるのです。

合格基準スコアは以下のとおりです。

<各級の合格基準スコア>
① 一次試験

合格基準スコア 測定技能
1級 2028 R・L・W
準1級 1792
2級 1520
準2級 1322
3級 1103
4級 622 R・L
5級 419

② 二次試験

合格基準スコア 測定技能
1級 602 S
準1級 512
2級 460
準2級 406
3級 353

③ スピーキングテスト

合格基準スコア 測定技能
4級 324 S
5級 266

※R:Reading、L:Listening、W:Writing、S:Speaking

(出典:日本英語検定協会「英検CSEスコアでの合否判定方法について」https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/eiken-cse_admission.html

【各級の技能ごとの満点スコア(問題数に関係なく、各技能にスコアを均等に配分)】
●1級:850点
●準1級:750点
●2級:650点
●準2級:600点
●3級:550点
●4級:500点
●5級:425点

英検はCESスコアによる判定となるため、合格のための答数などの目安を提示できません。しかし、2016年度第1回一次試験では、1級・準1級は各技能での正答率が7割ほどとなっています。2級以下は、各技能6割程度の正答率といった結果に。

これを踏まえると、合格するためには技能のバランスが重要であることがわかります。たとえば、リーディング、リスニングが満点だったとしても、ライティングがゼロであれば合格基準スコアを下回るため不合格、ということが考えられるのです。

合格率については、2016年度より「英検CESスコア」を導入に伴い、非公開となっています。

英語教育に英検などの検定が重視される背景

最近では英語教育への評価方法に大きな変化が起こっており、英検などの検定が大学入試にも活用されはじめています。

大学入学共通テストでは、英語に実用英語技能検定(英検)やGTEC(4技能検定)など民間の資格・検定試験を活用して、英語教育で習得すべき能力として重視されている「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能評価の導入が注目されました。この4技能評価を大学入試に盛り込むのは、日程的にも金銭的にも難しいので、それを英検などの外部検定で補おうとしているのです。

ただし2021年12月現在は、文部科学省が英語民間試験の結果を活用した「大学入試英語成績提供システム」の導入の見送りを発表しています(2024年度に導入予定)。

とはいえ、すでに検定を活用した4技能評価は始まっており、今後ますます広がっていくことが考えられます。また政府は、グローバル化に備えた人材を育成するためにも「高校卒業時点で英検準2級〜2級程度」の英語力を達成した生徒の割合を50%にすることを「第2期教育振興基本計画」での目標に掲げています。検定試験などを活用し、4技能を身につけることは、検定に合格するためだけではなく、大学入試や入学後の生活にも役立つと考えられます。

大学入学共通テストの英語の出題傾向や一般入試に検定が与える影響

これまで、英語教育に英検などの検定が重視される背景をご紹介しました。これを踏まえて、大学入学共通テストの出題傾向を解説していきます。
まず、大学入学共通テストはセンター試験と比べて配点や出題形式に変更がありました。

【変更点】
●リーディング:素材文の語数が増加(読解を中心とした出題。発音・アクセント・語句整序の単独問題は出題されない)
●リスニング:聞き取る問題音声の語数が大幅増加、読み取る問題の分量も増加(配点比率も増加)。リスニングの放送回数が変化(基本2回実施だったのが、1回しか実施しない場合が出てくるように)

問題の語数や読み取る分量が増えていたり、リスニングの比重が増え再生が1回になる場合があったりすることから、より英語に慣れておくことが大切です。また、現時点での共通テストでは「読む・聞く」の2技能しか測定されていませんが、英語教育が変化していることもあり、今後は4技能を習得する学習が必要になります。

大学入試で英検などの検定を活用している大学が増えていることから、今後さらに、検定と大学入試の関係性は高まると考えられます。

検定試験&大学入試の対策になる英語勉強のコツとは

英語教育の変化から、今後さらに英検や英語学習の重要度が変わってくるとされています。英検にも入試にも活用できる「使える英語力」はどのように身につければよいのでしょうか。
ここでは、英語勉強のコツについてご紹介します。

●基本になるのは「単語力」と「文法の知識」
英語の4技能を使いこなすには、文法が身についていないといけません。文法を理解するためにも、単語力は基本中の基本で、英語力の土台となる部分です。

●文法を習得するコツは「例文」と「音読」
文法を知識として定着させるには「実際の例文で覚えること」と「音読」が効果的です。例文ごと覚えることで、実際に英文で使われる形で身につきます。また、正しい発音を頭にいれて音読するのが最も効果的なため、音声付きの教材を選ぶとよいでしょう。

英文を理解するには、英単語がわからなくては意味がありません。次の授業で出てくる英単語や熟語の意味を調べ、文法の要点を押さえておくようにしましょう。とくに、英単語の暗記をする場合は音声とセットで覚えるのがおすすめです。

追加受講費不要で英語4技能検定試験対策もできる「進研ゼミ 高校講座」がおすすめ

今後の大学入試には、英検などの検定が重視される傾向にあります。4技能の学習に不安がある方には、追加費不要で英語4技能検定試験対策ができる「進研ゼミ高校講座」がおすすめです。

進研ゼミ高校講座では、現状の実力にあわせて12段階レベル別のトレーニングを用意しています。1回5分、スマホでの個別対策ができるから、忙しい受験生にもスキマ時間で始めやすいのがポイント。実力に合わせた対策ができ、ニガテ分野を残さずバランスのよい学習が可能です。

また、「英語4技能検定リハーサルBOOK」を使って本番形式のリハーサルができるため、検定や入試でも焦らずに問題を解くことができます。4技能すべてを本番形式でリハーサルでき、詳しい解答や解説をしっかり読み込むことでニガテ対策にもつながるのです。

その他にも、習熟度別のライティング対策や、外国人講師とのスピーキング対策など、充実の4技能対策が追加受講費無料で受けられます。

これからの大学入試には「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能を網羅した英語学習が欠かせません。進研ゼミ高校講座を使った学習で「使える英語」を身につけ、大学入試に備えましょう。

「進研ゼミ 高校講座」で英語4技能を身につけましょう

英検と大学入試の関係性は強まってきています。現在は英検を利用して英語力を評価していますが、今後は大学入試でも「英語4技能」を習得することが重要です。そこで、英語4技能を伸ばす基礎となるのは単語力と文法の知識。4技能を習得するためのベースとなるため、基礎からしっかりと身につけることが大切です。

英語学習への不安、4技能の習得に不安があるお子さまには「進研ゼミ高校講座」がおすすめ。実力ごとのトレーニングや、実際の試験に合わせたリハーサルで、基礎をしっかり固めながら苦手をなくしていきます。英語4技能を身につけたいお子さまにぴったりの教材です。

※ここでご紹介している教材・サービスは2022年1月現在の情報です。教材ラインナップ・デザイン・名称・内容・お届け月などは変わることがあります。

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