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大学受験の勉強スケジュールを立てるときのポイント、おすすめ勉強法を紹介

大学受験の勉強をする上でカギとなるのが「勉強スケジュールの立て方」です。限られた時間の中で志望校合格というゴールに向かうためには、効率的な勉強が必要不可欠。そして効率的に勉強するためには、勉強スケジュールをきちんと立てて、時間を上手に使うことが大切になります。
この記事では「大学受験の勉強スケジュールを立てるときのポイント」と「科目別の勉強法」についてご紹介します。

大学受験の勉強スケジュールを立てるときのポイント

大学受験の勉強スケジュールは、ゴールである「志望校合格」から逆算して立てることが大切です。たとえば高校2年の終了時に、高3の夏休み時に、受験の3ヵ月前にどこまで学力を伸ばしておくべきなのか。もし想定した学力に足りていないとしたら、遅れを取り戻すのにどれだけの時間がかかりそうなのか。カレンダーに合わせ、自分を管理していくことが重要となります。

得意科目だけでなく、自分自身の弱点も理解していなければなりません。やるべき科目や分野をしっかりと見定め、スケジュール管理に反映させれば勉強のモチベーションにも影響するでしょう。

勉強スケジュールを立てるときにはいくつかのコツがあります。ここでは大学受験のスケジュールを立てるときのポイントについてご紹介します。

ゴール(志望校合格)から逆算してスケジュールを立てる

志望校合格というゴールから逆算してスケジュールを立てることが一番大事なポイントです。流れとしては

1. 高2の3学期~高3の夏休み終了までに基礎力を身に付け終える。
2. 9月~12月で実戦力を養う。
3. 1月から本番直前対策を行う。

というような流れのスケジュールを組み立てるとよいでしょう。

無理なくこなせる量を計画することが大切

スケジュールを立てる際、はりきって問題集に取り組む量を多めに設定した目標を立てたものの、結局全て終わらなかった……といった経験はありませんか? 理想を高く持つことは大切ですが、高すぎるのも考えもの。計画通りに進まなければ、それは効果的な勉強法とは言えません。だからこそ、大学受験向けのスケジュールは「無理なくこなせる量」で計画することが大切になります。

例えば1週間すべてにぎっちりと勉強の予定を詰め込むようなスケジュールだと、消化不良になる可能性があります。予定外の学習への対応も難しくなるため、スケジュールを組む際には必ず予備日を設け、確実に消化できるよう余裕を作っておくとよいでしょう。

スケジュールは忘れないように紙に書きだそう

立てた勉強スケジュールは、頭の中だけに留めず、忘れないように紙に書きだしておきましょう。見慣れている学校の時間割スタイルにすることで、何をすべきかがわかりやすくなります。

また、学習する内容を具体的に書いておけば、その日にやるべき内容が一目でわかるようになります。

具体的には以下のようなスケジュールが理想的です。

曜日 勉強内容
宿題/復習
数学問題集①/古文問題集①/テスト振り返り①
宿題/復習
数学問題集②/古文問題集②/テスト振り返り②
宿題/復習
数学問題集③/古文問題集②(前日分の持越し)/テスト振り返り③
宿題/復習
数学問題集④/古文問題集③/テスト振り返り③(前日分の持ち越し)
宿題/復習
数学問題集⑤/古文問題集④/テスト振り返り④
宿題/復習
数学問題集⑤(前日分持ち越し)/古文問題集⑤/テスト振り返り⑤
休み(自由時間)

(ベネッセ教育情報サイト「勉強計画の立て方のコツと、ノート法を東大王のクイズ軍団QuizKnockに聞いてみた」より引用:https://benesse.jp/kyouiku/202106/20210611-1.html)

スケジュールを定期的に見直そう

そして勉強スケジュールは、定期的に見直していきましょう。いくら完璧な勉強スケジュールを組んだつもりでも、あくまでも予定は予定。もし、組んだスケジュールどおりに勉強が進まないのであれば、その計画は自分に合っていないかもしれません。

必要に応じて勉強スケジュールを見直すことで、自分の学力や勉強方法に適したスケジュールが組めるようになります

1日の終わりにその日の勉強成果をまとめておくと、スケジュール見直しのときの参考になるでしょう。成果には

● どの問題集のどのページをやったのか?
● どのくらい遅れが出ているのか?
● スケジュールの遅れを取り戻すのに何時間必要か?

を記録しておきましょう。

【科目別】大学受験の勉強法

大学受験の勉強法は、科目によって工夫することが大切です。まず暗記、次に暗記、その後も暗記、まだまだ暗記、どんな科目もとにかく暗記……こんな学習方法は、効果的とは言えませんよね。英語の単語だけを暗記しても文法力は上がりませんし、数学もただ計算問題だけをこなすことが効果的とは言えません。だからこそ科目別によって勉強方法を工夫することが大切になるのです。

英語の勉強方法は「繰り返し学習」が効果的

大学受験に向けた英語の勉強方法は、同じ勉強法を反復して行う「繰り返し学習」が効果的。とくにリスニングでは「英語で情報を聞き取り、整理し、判断する練習」を繰り返すことが大切です。英語に慣れるだけではなく、耳から得た情報を頭の中で整理して、何を話しているのか?何を質問されているのか?を理解した上で適切な答えを判断することが重要になります。

メモを取りながら注意深く音声を聞くようにし、あらかじめ印刷された図表や説明、設問をざっと見ておきましょう。耳から得られる情報以外にも答えのヒントがあるはずです。この「先読み」も、リスニング攻略のための重要な要素となります。

また、リスニングを含めて英語の試験で得点を取るためには
● 語彙力
● 文法力
を身につけることも大切です。語彙力や文法力は繰り返し学習で身に付けられます。
リスニングや語彙力、文法力の底上げのために繰り返し学習をスケジュールに組み込んでおきましょう。

数学対策には「定理や公式の理解力」の底上げが必須

大学受験の数学対策は「定理や公式の理解力」を底上げすることが必須です。ありがちなのが、公式を「覚えている」だけで「理解まではできていない」というケース。理解していなければ応用問題に対応するのが難しくなります。そのためにも定理や公式を使う問題を多く解いて、解きながら「どのように使うのか?」や「どのようなときに使うのか?」を意識するとよいでしょう。

数学のやっかいなところに、ひとつの単元でつまずくと、そのあとの内容も理解できなくなることがあげられます。不安な箇所があればすぐに遡り、足場を固め直すことで、受験直前になってから焦るというケースを避けることができます。

現代文の勉強方法は「解説の熟読」がポイント

現代文は、間違えた問題の解説を熟読するようにしましょう。解説を熟読することで、出題された文章の読み方が的確であったかどうかを確認できます。出題された問題に応じて
● 選択肢の絞り込み方は正しかったか?
● このキーワードを答案に盛り込めたか?
をひとつずつチェックすることで自分の弱点がわかり、意識的な読み方や解き方ができるようになります。

社会(地歴公民)の勉強法は「表」で流れを理解しよう

社会(地歴公民)の勉強は
● 語句の暗記
● 歴史の流れや地域ごとのつながり
● 政治や経済の仕組み
といった大きな流れを把握することがポイントになります。
世界史・日本史は、歴史上の出来事が「なぜ起こり」「どんな結果になった」のかを意識することで、語句も覚えやすくなるでしょう。

また、地域ごとの歴史を時間軸で確認する「タテ視点」と、同じ時代に他の地域で起こったできごとを確認する「ヨコ視点」で覚えることで、歴史上の出来事の相関性を確認しながら記憶することができるようになります。

現代社会・政治経済・倫理・地理は、制度や仕組み、概念などを理解しながら覚えていくことが大事です。体系的に覚えるには、マインドマップが効果的。教科書や資料集に載っている図解や重要事項をまとめた表を確認しながら、大まかな内容を理解することで、重要な用語の意味や内容も覚えやすくなります。

理科の勉強方法は「なぜ?」と「関連付け」で理解力を深めよう

大学受験理科の勉強方法のポイントは、単に知識を暗記するのではなく
● なぜそうなるのかを考える
● 実際の現象や実験、図・グラフと関連させて理解する
この2つを意識することが重要です。昨今の理科の出題傾向として、暗記だけでは対応できない、資料から読み取った情報や知識をもとにした問題が多くなってきています。物理・化学・生物・地学のジャンルごとにスケジュールを立てるとよいでしょう。

大学受験の勉強に取り組むなら「進研ゼミ 高校講座」がおすすめ

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志望大レベル別に逆算プログラムで効率よく受験勉強できる

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志望大学別に合格から逆算された最適な勉強スケジュールも個別に提案してくれます。志望大合格逆算プログラムは、大学受験用の勉強スケジュール、大学受験の勉強方法に悩む人にとっては大きな手助けになるはずです。

共通テストも昨年、的中問題多数

過去問が少ない共通テストで強い味方になってくれるのがテキスト「共通テスト予想問題」です。2023年度の大学入学共通テストでも的中した問題が多数あり、得点力の底上げに成功しています。
過去のセンター試験と新しい傾向問題の分析から、共通テストに出題されそうな問題を高精度で予想。大学受験でライバルに差をつけるにはぴったりの問題集です。

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大学受験の勉強で失敗しないためには、スケジュールの立て方と勉強の仕方が重要

大学受験の勉強方法で重要なスケジュールの立て方のポイントは
● 無理なくこなせる勉強量で立てること
● 予備日を作ること
● スケジュールの見直しを定期的にすること
です。この3つを意識してスケジュールを立てることで、より効果的、効率的な学習ができるようになるでしょう。
また、大学受験の勉強法のコツは、科目ごとに適した方法で行なうことです。「進研ゼミ 高校講座」のサポートがあれば、自分に適したスケジュールや方法で受験勉強に取り組めます。大学受験にもう間に合わない!と志望校を変える前に、まずは「進研ゼミ 高校講座」で勉強スケジュールや勉強方法のアドバイスを受けてみませんか?

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