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年々拡大している学校推薦型選抜(旧推薦入試)の
仕組みやメリットなど徹底解説!

一般選抜よりも、一足先に合格を決められる「学校推薦型選抜(旧推薦入試)」。実は、大学受験における推薦合格者は、全体の約5割にものぼることをご存じでしょうか。一般選抜と併願すれば、合格のチャンスが2倍になる学校推薦型選抜(旧推薦入試)、可能であればぜひ利用したいですよね。そこでこの記事では、学校推薦型選抜(旧推薦入試)の仕組みやメリット、対策などをご紹介します。

大学入試で学校推薦型選抜(旧推薦入試)が年々拡大している

これまでの推薦入試・AO入試は、募集人員のごく一部しか合格しない「狭き門」というイメージがあったかもしれません。しかし、現在の学校推薦型選抜(旧推薦入試)や総合型選抜(旧AO入試)は、募集人員が年々増加する傾向にあります。具体的には、私立大学の合格者は半数以上、国公立大学の合格者は約2割が、学校推薦型選抜(旧推薦入試)や総合型選抜(旧AO入試)の利用者です。その人数の多さから、「大学推薦合格者5割時代」ともいわれるようになりました。

学校推薦型選抜(旧推薦入試)とは?どんな仕組みなの?

志望校に合格するために、ぜひ利用したい学校推薦型選抜(旧推薦入試)。具体的には、どのような方法で選抜が行われるのでしょうか。その種類や仕組みを以下で見ていきましょう。

●学校推薦型選抜(旧推薦入試)とは

大学入試には、一般選抜、総合型選抜(旧AO入試)、学校推薦型選抜(旧推薦入試)の3種類の選抜方法があります。学校推薦型選抜は、かつての「推薦入試」にあたるものです。2021年度の入試から、大学入試における推薦入試は「学校推薦型選抜」と名称が変更されました。学校推薦型選抜は、その受験生が在学する学校長の推薦に基づき、書類審査・面接・小論文などで合否を決める方法です。具体的な選抜方法は、募集区分や大学によって異なります。

●学校推薦型選抜(旧推薦入試)の仕組み

学校推薦型選抜(旧推薦入試)には、「指定校制」「公募制」と2種類の区分があります。さらに、「公募制」は「一般推薦」と「特別推薦」の2種類に分かれます。以下でそれぞれの違いを確認しておきましょう。

指定校制 各大学が特定の高校を指定し、実施する選抜です。主に私立大学で行われる選抜方法で、自分が在籍する学校が指定校になっている場合のみ、出願できます。勉強や部活動の成績をもとに校内選考が行われるため、募集人数は少ないものの、出願できれば合格率の高い選抜方法です。
公募制 一般推薦 各大学の出願資格を満たし、自分が在籍する学校長から推薦された場合に出願できます。出願基準は、3年次の1学期までの成績をもとにした「評定平均値」であることが多くなっています。
特別推薦 各大学の出願資格を満たし、自分が在籍する学校長から推薦された場合に出願できます。スポーツや文化的な活動の実績などが評価され、評定平均値に基準があることは少ない傾向にあります。

学校推薦型選抜(旧推薦入試)のメリットやデメリットはある?

学校推薦型選抜(旧推薦入試)には、具体的にどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。以下で選抜方法ごとに見てみましょう。

●メリット

・指定校制

合格率が高いため、これまでの学業や部活動の成績が良ければ、さほど苦労せず大学受験を終えられることも。1校受けるだけで大学入試が終わることも多く、一般選抜と比べて受験料を抑えられる傾向にあります。校内選考が9月頃と早いため、3年生として最後の学校行事にも取り組みやすくなります。

・公募制

指定校制よりは難しいものの、一般入試と比べて合格できる可能性が高くなっています。一般選抜と併願すれば、受験のチャンスは実質2倍。指定校制と違い、自分が行きたい大学に出願できるため、志望校の選択肢が広がります。指定校制同様、合格すれば一般選抜と比べて受験料を抑えられるのもメリットです。

●デメリット

・指定校制

受験できる大学はもちろん、学部や学科も決まっており、選択肢は少なめです。「推薦」である以上、合格の辞退や入学後の中退ができないこともデメリットといえるでしょう。また、1年生の1学期から好成績をおさめ続ける必要があるため、一般選抜よりも努力する期間は長いといえそうです。

・公募制

指定校制とは違い、不合格になる可能性も十分にあります。また指定校制同様、合格の辞退や入学後の中退もできません。合格率が指定校制ほど高くないことから、一般選抜の対策も並行することが多く、推薦対策と受験勉強を両立する必要があります。

学校推薦型選抜(旧推薦入試)の出願条件や評価基準について

学校推薦型選抜(旧推薦入試)に挑戦するにあたり、よく示される出願条件は「評定平均値」と「学習成績概評の最低基準」です。

・評定平均値

評定平均値は、高校1年次~3年次の1学期に履修した科目の成績(5段階評価)を合計し、科目数で割った数値のことです。「全体の学習成績の状況」とも呼ばれています。

・学習成績概評

学習成績概評とは、「評定平均値」をA~Eの5段階で表したものです。「A以上」「B以上」など、その最低基準が出願条件として提示されることがあります。

学習成績概評 評定平均値
A段階 5.0~4.3
B段階 4.2~3.5
C段階 3.4~2.7
D段階 2.6~1.9
E段階 1.8以下

こうした出願条件を満たすために、学校推薦型選抜(旧推薦入試)を検討する場合は、なるべく早いうちから定期テスト対策に取り組む必要があります。そこでおすすめなのが、定期テスト対策に加えて「推薦合格プログラム」がある「進研ゼミ 高校講座」です。

学校推薦型選抜対策には「進研ゼミ高校講座」がおすすめ!

「進研ゼミ 高校講座」では、2021年度の学校推薦型選抜(旧推薦入試)で10,342名もの現役合格者を出しています。なぜここまで多数の推薦合格者を出せるのか、その秘訣を下記でご紹介します。

・高校別の定期テスト対策で成績もバッチリ!

成績に影響する定期テスト対策は、高校別に対応。テキストだけでなくスマートフォンでの問題演習もできるので、隙間時間も逃しません。効率的に勉強できるので、部活と両立しながら高得点が狙えます。

・推薦プログラムは受講費内!英語検定対策も

高校3年生の「推薦合格プログラム」は、受講費内でお届け。面接準備や志望理由書作成のサポートもあり、英語検定対策もできます。個別の添削指導による小論文対策も、オプションプランでご用意。全7回の添削で、着実に文章力を磨けます。

・先輩体験談も豊富!モチベーションアップにも

「進研ゼミ 高校講座」であれば、志望校の先輩体験談も豊富です。受験当日の流れや、面接で想定外だった質問がわかることも。情報収集やモチベーションアップにも役立ちます。

学校推薦型選抜(旧推薦入試)を視野に入れて志望大学合格の可能性を広げましょう!

大学入試において、学校推薦型選抜(旧推薦入試)で合格する受験生が年々増えています。学校推薦型選抜(旧推薦入試)には「指定校制」と「公募制」の2種類があり、さらに公募制には「一般推薦」と「特別推薦」があります。出願条件には3年生1学期までの成績が大きく関わってくるため、学校推薦型選抜(旧推薦入試)を検討している場合は、しっかり定期テスト対策ができる「進研ゼミ高校講座」がおすすめです。早いうちから対策を始め、憧れの志望校に合格しましょう!

※ここでご紹介している教材・サービスは2021年3月現在の情報です。教材ラインナップ・デザイン・名称・内容・お届け月などは変わることがあります。

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