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【2023最新】
大学入学共通テスト(共通テスト)はどう対策する?
合格が目指せる勉強のコツ

2021年から新しくなった、大学入学共通テスト(旧:大学入試センター試験)。前回行われた2023年度共通テストの出題傾向はどのようなものだったのでしょうか。また、まだ新しい形式の試験であるため、その対策方法や対策開始時期も気になるところです。この記事では、2023年度の共通テストの出題傾向や、おすすめの対策スケジュール、科目別の対策方法などをご紹介します。

2023年度出題傾向から見えた共通テストの特徴

2021年1月からスタートした「大学入学共通テスト(共通テスト)」は3回目をむかえ、共通テストらしい特徴のある問題が定着しつつあります。以前の大学入試センター試験よりも問題の量が多いだけでなく、さまざまな資料を読み込み考えたうえで解く問題が多く出題されました。このことから、共通テストは、これまでのセンター試験と比べて「思考力・判断力・表現力」を重視して出題されていることが伺われます。また、問題の導入部分で、高校生を中心とする登場人物による「会話形式」の問題が増えたことも特徴的でした。

各教科の詳細の分析は下記よりご確認ください。

▼2023年共通テスト出題分析(ベネッセ「進研ゼミ高校講座」)

共通テストに向けた対策はいつから始めればよい?おすすめのスケジュール例を紹介

以前のセンター試験から傾向が変わった共通テストですが、その変化を受け、いつからどのように対策をしていけばよいのでしょうか。以下でおすすめのスケジュール例をご紹介します。

高校1年生・2年生

予習・復習や宿題、定期テストといった日々の勉強を通し、しっかりと授業内容を理解・定着させましょう。共通テストでは高校1・2年生で扱う内容からかなりの範囲が出題されるからです。この時期にしっかりと基礎固めをしておくことで、その後の受験勉強も進めやすくなります。

高校3年生の4月~

残された時間を有効に使うため、志望大合格に近づくための戦略を考えましょう。まずは将来やりたいことや大学で学びたいことなどから志望大を絞っていき、どの教科・科目をどれだけ勉強すべきかを見定めます。各志望大の入試で出題される教科・科目や、その配点と自分の実力とのギャップを調べ、どの教科・科目に力を入れていくべきなのかを明らかにします。実力のギャップを調べるには、模擬試験の結果を活用するとよいでしょう。

高校3年生の夏休み

4月から調べてきた「伸ばすべき教科・科目」の基礎をしっかりと固め、秋以降に本格化する実戦演習に向け、学力の土台作りに専念しましょう。

高校3年の秋~

受験本番に向け、実戦演習を本格的に始めましょう。共通テストや志望校の個別試験の傾向に合わせた問題や、過去問をくり返し解きます。「過去問で何点取れるのか」確認するだけではなく、「どの問題が解けなかったのか」「なぜ解けなかったのか」を明確にし、苦手を克服していくことがポイントです。

このように、時期によって適切なスケジュールを組み、着実に学力をつけていくことが大切です。「進研ゼミ高校講座」なら、志望大や共通テスト本番から逆算したスケジュールで、出題形式や傾向に沿った教材をお届け。安心して受験対策に取り組めるでしょう。

【科目別】共通テストに向けた効果的な対策

共通テストに向けた大まかなスケジュールがわかったら、次は教科別の効果的な対策方法を見ていきましょう。

【数学】

2023年度は、2022年度と比較して、現実の事象について数学的に考察をする問題がいくつも出題されました。 現実の問いを数学の問題に置き換える際の設定の仕方や、何のためにこの計算をしているのかを考えることが大切となります。その一方、設定などが理解できていても、ベースとなる基本的な定理・公式を扱う力がなければ、 計算の部分で落としてしまうことになるため、引き続き基本事項の対策も必要となります。

【英語】

リスニングとリーディングに分け、それぞれの対策方法を見ていきましょう。

■リスニング
リスニングは、第1問~第2問は音声が2回流れ、第3問~第6問の音声は1回しか流れない形式です。1回のリスニングで正確に内容を聞き取るためには、「英語で情報を聞き取り、整理し、判断する」練習を重ねましょう。注意深く聞くようにすることはもちろん、英語を聞きながら、その内容の5W1Hや数値、判断の根拠となりそうな条件などをメモする練習が必要です。また、音声が流れる前に、問題用紙の設問や説明、図表をざっと読めるように練習しておくとよいでしょう。なお、英文の要点を言い換える設問も多いので、言い換え表現に気を付けるよう、普段からさまざまな英語表現に触れるようにしましょう。

■リーディング
リーディングでも、発音、アクセント、語句整序の問題がなくなり、読解問題のみの出題となりました。そのうえ、なんと80分間で合計約4,200語にのぼる文章を読む必要がありました。普段から英文をたくさん読み、かつ速く読めるよう練習しておきましょう。また、読解問題は物語文や論説文だけでなく、Eメールをはじめとしたコミュニケーションを目的とする文章も問題文となっていました。英語のWebサイトやEメール、グラフなどに日常的に触れる、日本の英語学習者向けに発行されている英字新聞(和訳や注釈付き)を読んでみるなど、生活により近い英語文をよく読み、見慣れるとよいでしょう。

【国語】

まず、国語が苦手な場合は、漢字や語句などの知識問題でしっかり得点できるよう、練習しておきましょう。センター試験と変わらずこうした知識問題は出題されるため、おさえておくことで確実に点数が稼げます。また、近年多く出題されている複数資料の問題に対応するため、複数の資料を使った問題は、その関係性をとらえながら読解できるよう練習しておきましょう。関係性とは、主張と根拠の関係や異なる立場からの主張、別の観点から述べている論旨などのことです。また、読解問題については、苦手なジャンルをなくすよう努めましょう。複数資料の問題のように、今後もさまざまなテーマの文章が扱われると予想されます。「小説が苦手」「古文が苦手」など、特定のジャンルだけ苦手な場合は、その苦手を事前に克服しておきましょう。

【理科】

2023年度の共通テストでは引き続き、これまでのセンター試験と比べ、知識を問うのではなく資料から読み取った情報や知識をもとに「考察させる問題」が増加した、ということがいえます。とはいえ、どの問題を解答するにも、まずは基礎的な知識が必要とされます。教科書の内容を正しく理解して知識をつけ、覚える時には「なぜそうなるのか」を説明できるようにするとよいでしょう。実験や実際の現象、図やグラフと関連させて覚えるのも大切なポイントです。

【地歴・公民】

地歴・公民では、これまで通り教科書レベルの重要事項をしっかりとおさえつつ、新聞や書籍を読み文字やグラフ、模式図などを、速く正確に読み取れるようなトレーニングをしておくとよいでしょう。2023年度の共通テストでは、地歴・公民全体的に文字数が増加し、図やグラフの量もかなり増えています。問題演習を重ねて、初見の資料の読み解きに慣れておきましょう。また、これまでに学習した内容を、日常生活のさまざまなできごとと関連付け、「自分ごと化」して考える癖をつけるとよいでしょう。

共通テスト直前に意識したい勉強のコツ

高3の秋や冬など、共通テスト直前になってくると、気持ちが焦って特定の教科だけ勉強してしまったり、基礎をおろそかにしてしまったりしがちです。以下で、共通テスト直前に意識したい勉強のコツを見ていきましょう。

「できなかった問題」を繰り返し学習する

直前期は、まだ手を付けていない分野をいちから勉強するよりも、「できなかった問題」を何度も繰り返し、できるようにする方が効率的です。何度も間違ってしまう問題は、その場所にふせんをつけるなどして、本番までに定着できるよう何度も繰り返し解きましょう。

時間を計って、リズムよく解く練習をする

テスト時間の長い共通テストにおいては、時間配分も重要なポイントです。あらかじめ時間をはかりながら過去問を解き、時間配分を決めておきましょう。わからない問題があってもそこにこだわりすぎず、時間が来たら次の問題に移ることも、戦略として有効です。

英語に耳を慣らす

慣れが必要な英語のリスニングについては、直前期まで音声を聞いて英語に耳を慣らしましょう。リスニングの問題を解いた後は、聞き取れなかった部分を必ず解答・解説で確認し、後でもう一度聞き直すことがポイントです。

過去問を解いて形式に慣れる

直前期はセンター試験や共通テストの過去問を解き、その形式に慣れておきましょう。そうすることであらかじめ時間配分も組み立てられ、本番でも慌てずに済みます。共通テストの問題や音声、回答は、大学入試センターの公式HPや新聞社の公式HPなどで入手可能です。

共通テスト形式の演習で思考力が身に付き、逆転合格も目指せる「進研ゼミ 高校講座」がおすすめ

新しい形式の共通テストにしっかりと備え、志望大への合格を目指すなら、「進研ゼミ高校講座」がおすすめです。以下でそのメリットを見ていきましょう。

精度の高い予想問題で、ライバルに差がつけられる!

「進研ゼミ高校講座」では、約9万問の入試分析から、よく出る問題を厳選。その結果、2023年度の共通テストでも、各教科で似た問題が出題されました。過去のセンター試験と新傾向問題の分析から、精度の高い予想問題を届けてくれます。過去問が少ない今だからこそ、よりライバルとの差をつけられます。

新しい形式が把握でき、ペース配分の練習もばっちり!

試行調査を分析して生まれた「速効アプローチ」では、初見問題にも太刀打ちできるようなコツを紹介。新しい形式である共通テストを攻略できる、アプローチ方法が身につきます。共通テストを意識した演習問題と組み合わせて、直前まで対策が可能に!

共通テスト対策のみの受講も可能!

「進研ゼミ高校講座」には「共通テスト対策講座」と「個別試験対策講座」がありますが、「共通テスト対策講座」のみの受講も可能です。もちろん、「個別試験対策講座」とセットで受講すると、よりお得に。「自分で受験勉強をしているけれど、これで合っているのか不安」「共通テストの新しい形式に慣れておきたい」といった方におすすめです。

今後の共通テストでも傾向が変わっていく可能性があるため、問題的中の実績がある進研ゼミでの対策がおすすめです。

「進研ゼミ 高校講座」なら共通テスト対策はもちろん、志望大レベル別対策で合格へと導いてくれる!

2021年から始まった共通テストの特徴は、「思考力・判断力・表現力」が求められることと言えます。共通テストで高得点を取るためには、早いうちから受験勉強のスケジュールを立てておきましょう。その際、科目別の対策を意識して計画を立てると、より効率的に受験勉強できます。受験直前期になってもあきらめず、過去問で共通テストの形式に慣れておきましょう。

「進研ゼミ高校講座」なら、苦手を克服しつつ、精度の高い予想問題で演習ができます。しっかりと準備を重ね、共通テスト本番に向けて対策していきましょう。

※ここでご紹介している教材・サービスは2023年7月現在の情報です。教材ラインナップ・デザイン・名称・内容・お届け月などは変わることがあります。

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