
仕事のオンライン化ともいえるテレワークが普及してきた現在、お子さまの家庭学習にもオンライン化の波が来ています。2019年には文部科学省が「GIGAスクール構想」を打ち出し、2020年には一斉休校によってオンライン学習の必要性が見直されました。学校教育はもちろん、家庭学習にもオンライン学習は活用できます。そこでこの記事では、中学生の家庭学習にオンライン学習を取り入れるメリットや、その根拠などをご紹介します。
オンライン学習?それとも塾?
悩む前に押さえておきたい!成績に影響するのは「家庭学習の習慣」
学校外で勉強する際のパターンとしては、大きく分けて「塾」と「家庭学習」の2種類があります。東大社研とベネッセ教育総研の共同研究「子どもの生活と学びに関する親子調査2017」によると、塾に行くかどうかにかかわらず、「家庭学習の時間の長さ」が成績UPに影響していることがわかりました。調査結果は以下の通りです。
<1日の家庭での学習時間について>
● 塾に行っている中学生の場合
成績上位層 | 96.5分 |
---|---|
成績中位層 | 90.4分 |
成績下位層 | 88.0分 |
● 塾に行っていない中学生の場合
成績上位層 | 91.0分 |
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成績中位層 | 89.3分 |
成績下位層 | 78.3分 |
出典)東大社研・ベネッセ教育総研共同研究「子どもの生活と学びに関する親子調査2017」
※「1日の家庭での学習時間」は「学校の宿題をする時間」「学校の宿題以外の勉強をする時間」の平均時間の合計。平均時間は、「しない」を0分、「5分」を5分、「4時間」を240分、「4時間より多い」を300分のように置き換えて、無回答・不明を除いて算出。
※成績の「上位層」「中位層」「下位層」は、成績の自己評価(5教科についてそれぞれ5段階で回答)の総合得点を算出し、全体の人数が均等になるように3層に分けたもの。
調査結果を見ると、塾に行っている場合も行っていない場合も、成績上位になるにつれて1日の家庭での学習時間が伸びています。このことから、家庭学習の習慣をつけることが成績UPへの近道だということがわかります。
ただし、もともと家庭学習の習慣がないお子さまに家庭学習を始めさせても、つまずいてしまいがちです。ひとりだと何をどこから勉強すればいいのかわからず、そのままやる気をなくしてしまいやすいからです。また、すでに家庭学習の習慣があっても「目標を立てずやみくもに勉強する」「長時間机に向かっているが集中できていない」という形では、成績UPにつながりません。勉強効率を上げて成績UPにつなげるためには、お子さま一人ひとりに合った勉強方法や時間の使い方を知り、家庭学習する習慣を付けることが大切なのです。そして、適切な家庭学習の習慣をつけるためには、お子さまの勉強をサポートするものが必要です。そのサポートに最適なのが、近年注目されている「オンライン学習」です。
学校教育だけでなく家庭学習の効果も上げる「オンライン学習」
オンライン学習は、自宅にいながらライブ授業を受けられたり、部活や習い事などのスケジュールと調整して好きな時間に勉強できたりと、さまざまなメリットがあります。
また、学校教育の場でも「オンライン授業」の導入が検討されています。2019年に文部科学省から打ち出された「GIGAスクール構想」や、2020年の一斉休校をうけ、将来的には1人に1台パソコンなどの端末を用意したICT環境が実現する、といわれているのです。
オンライン学習が学校教育に導入されれば、授業中でも先生がお子さま一人ひとりの反応を拾うことができ、それぞれの学習履歴を踏まえた理解度別の個別学習が可能になります。また、お子さま同士での意見交換もリアルタイムでできるようになり、学習効率がUPすることが見込まれます。
また、調べ学習でインターネットを活用する、音声や動画を用いた資料作成ができるなど、ICT環境が整うことで学習の幅が広がります。そしてオンライン学習なら、先生がいない家庭学習でも学びたい内容に気軽にアクセスできるので、ひとりで勉強できる環境がつくれるでしょう。
オンライン学習であればリアルタイムで他の生徒と一緒に講座を受講できるため、家にいても教室にいるような臨場感があり、自然と集中力が上がります。集中しやすい環境を作ることができるオンライン学習は、長時間集中するのが苦手なお子さまにもおすすめです。
こうしたオンライン学習のメリットを最大限に活用するためにも、できれば音声が聴き取りやすいイヤホンやヘッドセットを用意してあげたり、ネット環境が安定しているか確認してあげたりなど、お子さまが学習に集中しやすいように適切なサポートや環境を用意してあげましょう。また、オンライン学習のサービスといってもさまざまなサービスがあるので、どれを選ぶのかも重要です。
オンライン学習はどう選べばいい?
自宅で手軽に学習ができるなど、メリットが多いオンライン学習。では、自分に合ったオンライン学習はどのように選べば良いのでしょうか。
オンライン学習を選ぶ4つのポイントについて、ご紹介していきます。
授業形態で選ぶ(ライブ授業・ 録画配信・オンライン家庭教師)
オンライン学習には3つの授業形態があります。それぞれのメリットとともに見ていきましょう。
● ライブ授業:先生が生配信で授業を行う。あらかじめスケジュールが決まっている。
● 録画配信:授業が録画されたものを配信する。自分の好きなタイミングで何度も見ることができる。
● オンライン家庭教師:1対1で授業が受けられる。わからないことが聞きやすい。
それぞれの授業形態にメリットがあるため、お子さまが重視したいポイントで選ぶのがおすすめです。
授業のスケジュールに合わせやすいお子様の場合はライブ配信、部活などでスケジュールが立てづらいという場合は録画配信、しっかりマンツーマンで授業を受けたいという場合にはオンライン家庭教師を選ぶとよいでしょう。
実績をチェック(受講人数)
オンライン学習を選ぶには、実績のチェックも欠かせません。
どのような講師が行っている授業なのか、受講人数はどのくらいなのかを、あらかじめチェックしておきましょう。
質問対応や視聴管理などのサポート体制
オンライン授業を利用するにあたって、どのようなサポート体制があるのか知っておきたいところ。授業でわからないところがあった場合のサポートや、進路についての相談、視聴管理についてのサポートもあるとよいでしょう。
料金とサービス内容(授業時間数、教科数、サポート体制、必要な機材)
料金やサービス内容はとても重要なポイント。とくに、授業時間数、教科は他のオンライン学習と比較する場合にも重要な点です。オンライン学習で必要な機材があるかどうかもチェックしておくとよいでしょう。
オンライン学習に必要な環境とは?
オンライン学習では、一般的に以下のような環境が必要になります。
● インターネット接続ができる端末(パソコン・タブレット・スマホなど)
● インターネット環境
● Webカメラ・マイク
一般的なオンライン学習であれば、インターネットに接続できる環境と端末があれば受講可能です。受講内容によっては、自分のノートを写すカメラやマイクが、専用のタブレットが必要になる場合もありますので、事前に確認しておきましょう。
スマホでもスペックを満たしていれば受講できますが、画面が小さくて文字が見づらいなどのデメリットが考えられるため、タブレットやパソコンを利用するのがおすすめです。
家庭でのオンライン学習は進研ゼミ『中学講座』にお任せ!
進研ゼミ『中学講座』では、「完全個別学習プラン」や「習熟スコア別テスト対策」など、オンライン学習のメリットを最大限にいかすよう工夫されています。特に<オンラインライブ授業>では、家にいながら教室にいるかのような臨場感ある講座を受けられます。
・参加型だから自然と集中力が高まる
進研ゼミ『中学講座』の<オンラインライブ授業>では、画面の向こうにいる講師がリアルタイムで講座を行います。講師がリアルタイムで語りかけながら授業を進め、他の生徒と一緒に反応を書き込む「参加型」になっているので、家庭学習でも集中力が高まります。受講者アンケートでは、全体の約87%が「自宅でも集中して勉強に取り組めた!」と回答しています。
※2020年10月、中1~中3会員対象の「オンラインライブ授業に関するアンケート」より。オンラインライブ授業を「7割以上」受講していた1,221人のうち、「とてもそう思う」「まあそう思う」「どちらかといえばそう思う」と答えた人の割合。(わからない・覚えていないを除く)
・授業中に質問OK。つまずきを後に残さない
<オンラインライブ授業>では、授業の途中でもわからないことを気軽にチャットで質問できます。授業を行う講師とは別に「質問専用スタッフ」がいるため、授業を止めることなく、その場でわかりやすい回答をもらえます。授業自体もわかりやすく、受講者アンケートでは全体の約94%が「また受けたい」と回答しています。
※2020年度「春のオンライン特講」受講後の中1~中3生向けのアンケートより。5,258人中、オンライン特講に「とても来たい」「まあ来たい」と答えた割合。
・追加受講費は一切不要!
大好評の<オンラインライブ授業>は、進研ゼミ『中学講座』の会員の方であれば、すべて追加受講費不要で受けることができます。また録画配信も行っているので、ライブ授業を見逃してしまってもいつでも見直しできるので安心。自分に必要な授業を、好きなだけ観ることができるのです。
成績に大きく影響する家庭学習時間で<オンラインライブ授業>を活用し、成績アップを目指しましょう!
中学生の成績を上げるには、家庭学習の時間の長さが影響しています。またここ数年、教育現場では生徒一人ひとりの学習効率を上げることができるオンライン学習の需要が高まってきています。オンライン学習にはやる気や集中力がUPするなどさまざまなメリットがあり、家庭学習にもぴったり。
オンライン学習を選ぶポイントには、授業形態(ライブ授業・ 録画配信・オンライン家庭教師)をどうするか、実績、サポート体制の充実などが挙げられます。
そこで家庭学習の効率を上げたいなら、オンライン授業も受けられる、進研ゼミ『中学講座』の活用がおすすめです。進研ゼミ『中学講座』のオンライン授業なら、参加型かつ手厚いサポートが受けられるので、家庭学習の習慣化にも役立ちます。ぜひ進研ゼミ『中学講座』を使いこなし、成績UPを目指しましょう。
※ここでご紹介している教材・サービスは2023年7月現在の情報です。教材ラインナップ・デザイン・名称・内容・お届け月などは変わることがあります。