お子さんが小学校にあがると、勉強とは10年単位の長い付き合いになります。就職のしやすさにも関わってくることを考えると、お子さんには勉強を好きになってもらいたいですよね。できれば幼児期から勉強を進めておき、小学生になった時に「勉強って楽しい!」と思ってもらいたいものです。この記事では、幼児期に適した勉強の内容や進め方、保護者の方が気を付けるべきことなどをご紹介します。
幼児期の勉強は「学びに向かう力」を育ませる
幼児期のお子さんに勉強を好きになってもらうには、一体どうすべきでしょうか。まず、勉強に関するスキルは、数量や文字・言葉などの「認知スキル」と、好奇心や協調性、頑張る力などの「非認知スキル」に分けられます。そしてこの「非認知スキル」は、「学びに向かう力」とも呼ばれており、特に幼児期に伸びると言われています。
「学びに向かう力(非認知スキル)」とは、好奇心や協調性、頑張る力などを指し、2020年度から小学校で始まった新学習指導要領でも、重要視されています。ベネッセ教育総合研究所が行った研究では、幼児期に育まれた「学びに向かう力」や生活習慣は、小学校低学年での能動的な学習態度(「大人に言われなくても自分から進んで勉強する」など)につながることが分かっています。さらに小学校高学年になると、「学びに向かう力」は言葉の力や思考力にもつながるのです。
つまり、「学びに向かう力」を幼児期に育むことで、能動的な学習態度や、数量や文字・言葉などの「認知スキル」の向上に繋がります。小学校の勉強内容を理解し、自分から進んで勉強する子に育てたいなら、「学びに向かう力」を幼児期に育てればよい、ということがわかっているのです。では、「学びに向かう力」はどうやって育めばよいのでしょうか。以下で具体的な勉強方法を見てみましょう。
幼児期の勉強の進め方
好奇心や協調性、頑張る力などの「学びに向かう力」を育てるには、どのように勉強を進めるとよいのでしょうか。ぜひ以下の方法を参考にしてみてください。
遊びながら楽しく勉強する
幼児期のうちは、いきなりドリルやワークに向かわせるのではなく、遊ぶように楽しく勉強させてあげることが大切です。遊びながら勉強をすることで、子どもは「勉強は楽しい」と感じるようになり、みずから進んで勉強したり、好奇心を広げたりするようになるからです。おもちゃの数を数えたり、絵本を読んで文字を覚えたりと、遊びの中に楽しく勉強の要素を混ぜてみましょう。
子どもが興味を持った勉強から始める
勉強する分野については、お子さんが興味を持ったものから始めるのがおすすめです。興味・関心を持っていることであれば、お子さんも楽しく勉強でき、さらに知りたいことがどんどん出てくるようになるからです。たとえば、車が好きなお子さんなら、車のおもちゃの数を数えてみたり、車の出る絵本を読んで文字に触れたりしてみましょう。そのうち、数や文字自体に興味の幅が広がるかもしれません。知的好奇心を刺激することで勉強のハードルが低くなるため、勉強内容が気に入れば、自分から勉強するようになっていくでしょう。
幼児期の勉強のポイント
勉強の進め方が分かったら、次は勉強のポイントを押さえておきましょう。以下で幼児期の勉強のポイントをご紹介します。
子どもが楽しいと思えるペースで進める
たとえば、お子さんがドリルやワークに興味を持った場合でも、いきなり長い時間勉強させてしまうと、「勉強は楽しくない」と思わせてしまいます。お子さんが勉強にネガティブな感情を持たないよう、勉強するペースや時間は、お子さんが楽しいと思える程度で進めましょう。1日数分程度、ドリルやワークなら1日1ページ程度でも構いません。毎日少しずつ続けることを目標に、お子さんが飽きないペースで学習を進めましょう。
一人で集中できるミニデスクを用意する
お子さんが勉強や遊びに没頭できるよう、専用のミニデスクを用意してあげましょう。小学校に上がると、長い時間机に座ってじっとしていることが増えます。授業よりも机でじっとしていることが苦手で、やがて勉強に苦手意識を持ってしまうお子さんも。そうならないよう、幼児期からデスクに向かう練習をしておきましょう。自分専用のミニデスクを用意してあげることで、お子さんはお絵描きや折り紙など、遊びながら楽しく机に向かえます。幼児期から、難なく机に向かえる習慣をつけてあげましょう。
保護者の方も一緒に勉強する
お子さんが勉強するときは、保護者の方も一緒に付き添ってあげましょう。大好きな保護者の方が一緒に勉強してくれることで、お子さんもより楽しく勉強に取り組めます。お風呂の中で一緒に数を数えたり、寝る前に絵本の読み聞かせをするという形でも構いません。1日に5~10分程度でよいので、一緒に楽しく勉強するのがおすすめです。また、「今日はどんなことをしたの?」「やってみてどう思った?」など、勉強後にその内容を教えてもらうことで、お子さんはより勉強に意欲的に取り組めるでしょう。
子どもの勉強において保護者が気を付けること
早速勉強を始めても、そのやり方によってはお子さんが勉強嫌いになってしまうことも。幼児期のお子さんが勉強する際、保護者の方が気を付けたいことを以下で見てみましょう。
子どもの勉強内容に干渉しすぎない
お子さんの勉強内容に細かく指示を出したり、ペースの遅さに怒ったりせず、ゆっくりと見守りましょう。せっかくお子さんが勉強していても、「それじゃなくてこれをやりなさい」「まだそこまでしかやっていないの」などと怒ってしまうと、お子さんはやる気をなくしてしまうことも。幼児期のお子さんは、まだまだ勉強に慣れていません。お子さんが納得する内容やペースで勉強させ、もし困っていた時はそっと手伝ってあげましょう。
他の子どもと比較しない
「○○ちゃんはもうひらがなが読めていたよ」「皆みたいにもう英語を始めないとね」など、他の子どもと比較する声掛けは避けましょう。幼児期のうちから他の子どもと比較することにはあまり意味がなく、お子さんも「認められていない」と感じてしまうため、親子関係が悪くなってしまうことも。お子さんの「ありのまま」を受け入れ、できたことを積極的に褒めてあげるようにしましょう。
勉強を好きになってもらうにはこどもちゃれんじがおすすめ!
幼児期から勉強を好きになってもらいたいなら、「こどもちゃれんじ」がおすすめです。小学校の学習につながる文字や数をはじめ、社会性や生活習慣など幼児期に適したテーマの教材をお届け。教材には、お子さんが興味を持てるようさまざまな工夫がされているため、「やってみたい!」と自分から挑戦し、「できた!」と自信を持ってくれるでしょう。その意欲と自信から次の「やりたい!」が広がり、次の挑戦が生まれます。
「こどもちゃれんじ」は知育玩具や絵本、ワークなど、お子さんの年齢別に発達に合った教材をお届け。何度も取り組みたくなるしかけで、「自分から挑戦する気持ち」を育てます。夢中で挑戦する時間をお子さんにプレゼントするなら、「こどもちゃれんじ」がおすすめです。
幼児期は「楽しく勉強」がポイント!
幼児期は、好奇心や協調性、頑張る力などの「学びに向かう力」がよく伸びる時期です。「学びに向かう力」をしっかり伸ばすため、お子さんには楽しみながら勉強してもらうとよいでしょう。遊びやお子さんの興味のあるものを勉強取り入れながら、お子さんのペースで勉強を続けることが大切です。
楽しく年齢にも合った勉強をするなら、「こどもちゃれんじ」がおすすめ。お子さんの勉強には干渉しすぎず他のお子さんとも比較せず、ゆったりと見守ることで、「学びに向かう力」を育みましょう。
※ここでご紹介している教材・サービスは2022年1月現在の情報です。教材ラインナップ・デザイン・名称・内容・お届け月などは変わることがあります。