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小学生の家庭学習は「復習」が効果的!

家庭学習には「復習が大切」とわかっていても、効率のよい勉強法を意識して実践できている方は少ないのではないでしょうか。小学生くらいだと「やり直し」を嫌がるお子さんも多く、保護者の方にとっても悩ましいところですよね。

そこで今回は、なぜ復習が大切なのかという理由から、効率のよい勉強法、保護者の方ができるサポート法までをご紹介します。効果的な方法を知って、ぜひ家庭学習に役立ててください。

復習ってどうして必要なの?

効果的な勉強法を調べたことがあれば、「エビングハウスの忘却曲線」を目にした人も多いと思います。これは「人は数日経てば、覚えたことを8割は忘れてしまう」ということを示したもの。復習しなければほとんど忘れてしまうのですから、家庭学習でも復習に力をいれたいですよね。

さらに、学習の分野でも研究が進む実験心理学では、復習に「分散学習」や「テスト効果」を利用することで、高い効果が得られることがわかっています。日々の学習に悩んでいるなら、こうした効率のよい方法を取り入れてみてはいかがでしょうか。

分散学習

分散学習とは、適切な間を空けて学習すること。学校で習ったことをその日のうちに復習するのは効率が悪く、数日空けて復習するほうが効果的とされます。

テスト効果

「分散学習」と並んで、復習に利用したいのが「テスト効果」です。テストを解く時、人は勉強したことを思い出そうと努力します。この「思い出そうとする」ことにより、学習の効果が高まるそうです。

家庭学習におすすめの効率のよい復習方法

復習というと「その日のうちに」と思いがちですが、実は復習のベストなタイミングは3日後。3日後、5日後、10日後というふうに意識して復習に取り組んでみましょう。ただし、理解できていない内容は分散学習の効果が薄いと言われています。よくわからないところは理解できるまで勉強してから、分散学習にうつるようにしてください。

復習の内容には、ドリルやプリントなどのテスト形式を取り入れることで、学習の効果が高まります。わからない問題があれば、すぐに答えや解説を見てもテスト効果は働くそうです。間違った問題は、時間をおいて解き直すことで、より正確な記憶として定着が強化されると考えられています。

復習が楽しくなる秘訣とは

一度間違った問題をやり直すのが好きではないお子さんの場合、保護者の方が復習に取り組ませようとしても上手くいかないことが多いと思います。復習が嫌いなお子さんは、「間違ったところや、わからないところは見たくない」というような気持ちなのかもしれません。

そんな時は、「わからないところがわかって、よかった!」「すっきりした!」という気持ちを体験させてあげたいところです。まずは、簡単そうな問題から取り組んでみるのもおすすめ。もし解けなければ、教科書や問題集の解説を確認します。それでもわからなければ一緒に考えてみましょう。わかった時には、「解けたね!」「すごい!」と、その喜びを共有してください。

やり直しに取り組む時、保護者の方は「わかるまでやり直しなさい」という態度ではなく、「わかった!」という体験を共有できるのを楽しみに待つ気持ちで見守りましょう。そうして「わかった!」体験を積み上げていき、「わからないことがわかるのって楽しい」「間違えたら、やり直せばいいんだ」とお子さんが感じてくれたら、復習にも楽しく取り組めるようになるはずです。

家庭学習をサポートするために保護者ができること

保護者の方が「勉強を教えよう」としてしまうと、「どうしてわからないの」と衝突してしまいがちです。家庭学習では、保護者の方はサポート役に徹しましょう。勉強を教えるのではなく、家で勉強する時の復習の方法を一緒に考えたり、モチベーションを高める工夫をしたりと寄り添う姿勢が大切です。

子どもの解説の聞き役になる

お子さんが復習で取り組んだことを保護者の方を相手に解説してもらうのも、おすすめの勉強法のひとつです。理解できていないことは人に説明できませんから、インプットしたことを人に説明してアウトプットすることで、理解と定着を深めることにつながります。

学年ごとのつまずきやすいポイントを押さえる

小学生で勉強する内容には、以下のように、学年ごとにつまずきやすいポイントがあります。小学生のうちはつまずきに気づきにくい面もあるので、保護者の方がポイントを押さえて重点的に復習に取り入れるなどサポートできると安心です。

〈学年ごとのつまずきやすいポイントの例〉
・小学1年生…ひらがな・カタカナ・漢字のトメハネ、くり上がりのある計算
・小学2年生…九九
・小学3年生…割り算と分数、地図記号
・小学4年生…47都道府県と県庁所在地
・小学5年生…平均や割合、算数の文章題
・小学6年生…理科「水溶液の性質」「てこの原理」、社会の歴史

間違えた問題も自然と復習できる! 進研ゼミ小学講座「チャレンジタッチ」

効果的な復習を中心とした家庭学習には、保護者の方のサポートが欠かせません。とは言え、家庭で完璧にサポートするのは負担が大きすぎてしまうことも。そんな時、家庭学習の強い味方になってくれるのが「進研ゼミ小学講座」の“チャレンジタッチ”です。

ニガテ発見から復習まで最適な問題を自動で提案

「進研ゼミ小学講座」“チャレンジタッチ”は、お子さんの学習履歴から“今”必要な問題を自動で生成。最適なレッスンを提案してくれるので、何から勉強すればよいのか迷わず学習に取り組むことができます。

動画レッスンで、一人でも「わかる」

新しい単元や難しい単元は、音声とアニメーションの“動く”解説で考え方から丁寧に説明。まるで先生が目の前で教えてくれているように学べるので、お子さん一人でも理解できます。要点をしぼった1日15分のレッスンだから、学校の予習・復習にもぴったり。

間違えた問題は必ずとき直し

間違えた問題はしっかりととき直しをするシステムがあるのも“タッチ”の特徴。理解度を深めます。

つまずきの原因も自動判定。その場ですぐさかのぼってニガテを作らない

不正解の場合は間違えた原因を“チャレンジタッチ”が自動で判定。間違いの元となった単元までさかのぼって動画解説をしたり、演習問題を出題したりと、徹底的につまずきを解消するので、ニガテを残しません。

スマホで学習状況をチェックできるので声掛け不要

“チャレンジタッチ”がリアルタイムで学習履歴をメールでお知らせしてくれるので、スマホから学習状況をチェックでき、「勉強したの?」の声かけは不要。自動採点だから丸つけの負担も減らせます。

「わかった!」を大切に復習の楽しさを教えてあげよう

学んだことを脳に定着させるためには、復習が必要なことは科学的にも証明されています。家庭学習に効果的な復習法を取り入れることで、成績アップにつながるでしょう。また復習の際には、「わかった!」と思える快感を体験させてあげることも大切です。わからなかった問題や間違えた問題があっても、「わかった!」という体験があれば、「今回もわかるようになるまで挑戦してみるぞ!」と、復習にも楽しく取り組めるようになります。そのためには、解けなくて悩んでいるようであればさらに簡単な問題を解いてみるよう促すなど、保護者の方がサポートしてあげてください。家庭での学習に迷っている時や、負担が大きすぎると感じた時には、効果的に学習できる工夫がされた教材に頼るのもひとつの方法です。

お子さんが一人でも楽しく続けられる工夫が詰まった「進研ゼミ小学講座」の“チャレンジタッチ”は、小学生の家庭学習の強い味方になってくれるはずです。

※ここでご紹介している教材・サービスは2022年1月現在の情報です。教材ラインナップ・デザイン・名称・内容・お届け月などは変わることがあります。

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