小学生のうちから自分に合う勉強方法や習慣を身に付けておくことは、その後の学習においてとても重要なことです。とはいえ、「塾と家庭学習、どちらがいいのか」「勉強を習慣化するときのコツが知りたい」など、お悩みの保護者の方もいるのではないでしょうか。この記事では、小学生におすすめの勉強方法や勉強に適した環境、勉強を習慣化するためのポイントなどについてご紹介します。
小学生は家庭学習と塾のどちらがおすすめ?
小学生のお子さんに学習習慣をつけさせるにあたり、まず気になるのは「塾と家庭学習、どちらがよいのか」ではないでしょうか。特に、周りのご家庭がお子さんを塾に通わせていると、「うちも通わせた方がいいのでは……」「家庭学習はサポートしてあげられる余裕もないし……」と思う保護者の方もいるかもしれません。
しかし小学生の場合、実は家庭学習から始めてみることがおすすめです。近年の通信教育では、自動でお子さんのカリキュラムを作成したり、自動で丸付けをしたりと、保護者の方がサポートしなくて済むような工夫がたくさん盛り込まれています。また、中学受験のためのカリキュラムも用意されているため、中学受験のノウハウの有無を理由に塾に通う必要は特にありません。また、お子さん自身が塾に通う目的を理解していない場合は、せっかく塾に通っていても、他のことを考えていたりうっかり寝てしまったりと、実際は勉強できていないこともあります。
全体的な費用感が安いことや、送り迎えの時間が不要であることを考えても、家庭学習の方が塾よりメリットが多いといえるでしょう。まずはご家庭で、勉強習慣をつけるための取り組みから始めてみてはいかがでしょうか。
【学年別】小学生の家庭での勉強方法
では、具体的にどのようにして勉強習慣をつければよいのでしょうか。以下で学年別に、家庭での勉強方法を見てみましょう。
1年生の勉強方法
まだまだ勉強に馴染みの薄い1年生のうちは、短時間でもいいので、机に向かう習慣をつけることから始めましょう。机に向かうことができたら、子どもの好きなお絵描きや読書をしていてもOKです。「勉強しなさい」と無理やり机に向かわせるのではなく、「小学校から帰ってきたら」「17時になったら」など、机に向かうタイミングを決めると習慣化しやすくなります。まずはいきなり勉強から始めるのではなく、机に向かうことを楽しく習慣化しましょう。
2~3年生の勉強方法
2~3年生になったら、宿題を中心に、毎日少しずつ基礎力をつけることを目指しましょう。この学年で習うことは、たとえば算数なら九九やわり算など、その後の勉強の基礎となる単元が多くなっています。ここでつまずくと、分からないことがどんどんと増え、勉強嫌いになってしまう可能性も。「5分で解けるかな?」「予定通り勉強できた日はカレンダーに〇しよう!」など、ゲーム性を取り入れながら、まずは楽しく長い目で日々の勉強をサポートしましょう。
4~6年生の勉強方法
4~6年生は、中学受験に向けて勉強を始めたり、みずから机に向かったりすることができるようになります。しかし、学習内容が難しくなり量も増えていくため、学校の授業だけでは知識が定着しきっていないことも。家庭学習では復習を中心に勉強を進め、今日の授業では何を学んだのか整理しながら、記憶を定着させるようにしましょう。また、この時期の子どもは声掛けしすぎると逆効果になることも。保護者の方はあまり声掛けせず勉強を見守り、お子さんが困った時だけ、手を差し伸べるとよいでしょう。
小学生の勉強に適した環境とは
いざ「家庭学習を始めよう!」と思ったとき、小学生のお子さんにとって大事になるのは、勉強するときの環境です。お子さんがスムーズに勉強に取り組める環境とはどのようなものか、以下で見ていきましょう。
家庭学習はリビングで
これから家庭学習を習慣づけていく場合、勉強はリビングで取り組むのがおすすめです。子ども部屋でも勉強はできますが、スマートフォンやマンガなどの誘惑に負けやすく、学習習慣が身についていないうちはおすすめできません。リビングは適度な雑音があるため、無音の環境よりも集中しやすく、お子さんが保護者の方の助けを必要としたときにも、すぐにサポートできます。子ども部屋よりリビングの方が、お子さんが集中力を切らさずに学習に取り組めるのです。
目につくところに気が散るものを置かない
勉強をする場所には、目につく範囲に気の散るものを置かないようにしましょう。リビングで勉強する場合なら、テレビを消したり、マンガやスマートフォンを見える位置に置かないようにしたりすると効果的です。小学生、特に低学年のお子さんは気が散りやすいため、視界から気の散るものをなくしておくと、長く集中力が続くでしょう。
保護者の方と一緒に勉強するのもおすすめ
お子さんが勉強しているときは、保護者の方も隣で勉強するのがおすすめです。隣に頑張っている人がいると、自然とやる気が出てくるものです。保護者の方がお子さんのお手本となり、勉強する姿を見せてあげましょう。勉強内容は、お子さんと一緒に宿題やドリルを解いても良いですし、読書をしていても構いません。これを機に、資格の勉強を始めるのも良いかもしれませんね。
小学生の勉強を習慣化するためのポイント
小学生の勉強を習慣化するには、環境を整えること以外にもいくつかコツがあります。以下でご紹介するコツのなかから、実践しやすいものを取り入れてみましょう。
勉強前に目標と計画を立てる
勉強を習慣化するためには、まず勉強の前に目標と計画を立てるようにしましょう。毎日なんとなく勉強を始めなんとなく終わっていると、達成感が感じられず、勉強する目的がわからなくなってしまいます。まずはお子さんが「達成する喜び」を味わえるような、小さな目標を立てるのがおすすめです。小さな目標が達成できるようになったら、だんだんと目標を大きくしていきます。
計画としては、目標を達成するために日々の勉強量や内容を決めます。たとえば、目標が「今週でワークを5ページ終わらせること」なら、計画は「1日1ページワークをすること」になりますね。ただし、目標が大きすぎると計画も無理なものになってしまいます。目標も計画も、両方が達成できるものになるよう、どちらも見直して調整するのがおすすめです。特に最初のうちは、計画もしっかり達成できるような簡単なものにしましょう。
目標と計画を定期的に振り返る
目標と計画は、定期的に振り返りましょう。大人でも、目標や計画を予定通り行えないのはよくあることです。無理のない目標・計画を立てていても、達成できないことはありますので、定期的に振り返りをして、前向きに軌道修正しましょう。達成できなかった場合は、「何を修正すれば達成できるか」を考えて、改めて達成できるような目標・計画を立て直してみましょう。
勉強時間を確保する
家庭学習を習慣化するためには、1日のスケジュールの中に「勉強時間」を確保し、組み込むことが大切です。まずは1日のスケジュールを書き出し、その中に勉強の時間を組み込みましょう。机に向かうタイミングを決めるときと同様、「小学校から帰ってきたら」「17時になったら」などと勉強する時間が決まれば、自然と毎日勉強を続けられるでしょう。
できたことを積極的に褒める
できたことを褒めるとお子さんはよりやる気を出してくれますが、テストの結果だけでなく、「日々勉強できた」ということも積極的に褒めていきましょう。お子さんは保護者の方に褒められると嬉しくなり、さらに勉強を頑張れるようになります。結果だけでなく過程も褒めることで、お子さんは日々の勉強自体にも、前向きな印象を持てるようになるでしょう。
得意な教科から始める
家庭学習が習慣づいていない時期は特に、お子さんの得意な教科から勉強を始めるようにしましょう。家庭学習ではつい苦手な教科から始めてしまいがちですが、得意な教科から始めると、まず「今日も勉強できた」という自信につながります。それを繰り返すことで、勉強習慣を身に着けやすくなるのです。勉強習慣が身につけば、苦手な教科にも自然と取り組めるようになっていくでしょう。
苦手な教科は楽しめるよう工夫する
苦手な教科に取り組む場合は、楽しく勉強できるよう工夫を凝らしてみましょう。たとえば、「計算ドリルでタイムアタックをする」「漢字を覚えながらパズルや迷路ができる教材を選ぶ」など、勉強にゲーム性を取り入れるのがおすすめです。「勉強する」というより、「遊びながら結果的に勉強ができる」と感じられる方法をとることで、お子さんも苦手な教科に取り組みやすくなります。
小学生の勉強にはチャレンジタッチがおすすめ!
小学生のお子さんに勉強習慣をつけさせるなら、楽しく勉強してもらうことが大切です。進研ゼミ小学講座の「チャレンジタッチ」なら、楽しく学べる工夫がたくさん!以下でその一部をご紹介します。
「チャレンジタッチ」でゲーム感覚の勉強を!
楽しく勉強習慣をつけたいなら、「チャレンジタッチ」がおすすめです。動画を活用したタブレット学習だから、いつでもどこでも学習が可能!ゲーム形式の問題があったり、世界や日本の名作がタブレットで読めたりと、楽しい要素が詰め込まれています。また、保護者の方が忙しい場合でも、自動採点なので丸付けは不要です。スマートフォンからお子さんの学習状況が確認でき、「チャレンジタッチ」を通してお子さんとメッセージ交換も可能。毎日楽しく勉強に取り組めます。
一人ひとりに合った指導で、実力もしっかりアップ!
「チャレンジタッチ」なら、お子さん一人ひとりに合わせた学習プランを自動生成。目標・計画を立てたり、振り返って調整し直したりする必要がないから、すぐ学習に取り掛かれます。また、図形や実験など、イラストだけでは想像がつきにくい分野も、動画レッスンで分かりやすく解説。考え方からしっかりと身につけられます。また、赤ペン先生による添削も、タブレットで提出。年に3回、全国規模の実力診断もあるため、今のお子さんの学力や理解度をしっかりと確認できます。なお、診断結果に合わせたお子さん専用ドリルも配信。アフターケアもばっちりです。
勉強すればするほど、うれしいご褒美も!
しっかり勉強をすればするほど、その度合いに合わせて「努力賞プレゼント」がもらえます。サッカーボールやソーラーウォッチ、ポップコーンやミックスアイスが作れる調理機など、その種類も盛りだくさん!「赤ペン先生の問題」や「実力診断テスト」を提出すると、プレゼントと交換できる「努力賞ポイント」をゲット。お子さんの勉強へのモチベーションを高めてくれます。
小学生のころから勉強する習慣を身に付けましょう!
小学生のうちから勉強習慣をつけておくことは、とても重要なことです。家庭学習でお子さんの勉強習慣をつけるには、お子さんの学年に合った方法と環境を用意してあげましょう。特に低学年の頃は目標・計画のハードルを低くし、学年が上がるにつれハードルを上げていくことが重要です。保護者の方のサポート方法も、学年が上がるにつれて変えていくことが望ましいでしょう。
小学生の学習習慣づけに欠かせない「楽しさ」を求めるなら、進研ゼミ小学講座の「チャレンジタッチ」がおすすめです。小学校のうちから机に向かい、未来の進学や就職にも通用する勉強習慣を身につけておきましょう。
※ここでご紹介している教材・サービスは2022年1月現在の情報です。教材ラインナップ・デザイン・名称・内容・お届け月などは変わることがあります。