スマートフォンやタブレットなど、近年ではパソコン以外にもオンライン学習が可能な電子機器が増えています。紙のテキスト教材も人気が根強いなかで、どんな種類の教材で勉強に取り組んでもらうのがお子さまにとって最適なのか、お悩みの方もいるのではないでしょうか。
実は、小学生が家庭学習をする場合、楽しく学べるタブレット学習が効果的だとする論文もあります。この記事では、タブレット学習の効果やメリット、保護者の関わり方のポイントなどについてご紹介します。
小学生のタブレット学習は従来の学習方法よりもおすすめ?
近年では、教育現場でもタブレット学習が導入されつつあります。2019年に文部科学省が発表したGIGAスクール構想では、教育用のPC/タブレット端末を児童一人につき1台用意することを目指しています。(https://www.mext.go.jp/content/20200625-mxt_syoto01-000003278_1.pdf)
また各通信教育においても、タブレット学習を導入される企業も多くなりました。
しかし、従来の学習方法と比べて、タブレット学習は本当に効果的なのでしょうか。
小学生のタブレット学習については、その効果を研究した論文がいくつか発表されています。論文「小中学校におけるタブレットPCの学習者の行動に与える影響」(※1)では、
・「(理科の)実験の流れや自然現象の仕組み」や「(算数の)グラフ」を理解するために、タブレット学習は有効である
・タブレット学習について、「自分に合った方法やスピードで進めることができた」「進んで学習に参加できた」などの肯定的な感想も出た
という結果が出ています。
また、論文「小学校英語用タブレット型端末教材が児童の英語の印象と英語学習に与える効果」(※2)では
・授業でタブレットを併用すると、「(英語で)習ったフレーズを使う場面の判断」や「英語の音声を聴いてフレーズを書き取るテスト」において成績が伸びた
・タブレット学習を通じて、英語への一般的な印象や、英語を聞くこと・外国の文化などに対する印象が良くなった
という結果が出ており、さまざまな教科でタブレット学習の効果が明らかになっています。では、タブレット学習には具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
※1……出典:横山隆光, 加藤直樹, 日比光治, 興戸律子, 山崎宣次, 及川浩和(2013)「小中学校におけるタブレットPCの学習者の行動に与える影響」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsei/29/2/29_KJ00009286905/_article/-char/ja/
※2……出典:小山義徳, 宮下勉, 金指伸彦, 浅井照雄, 田中瑞人, 箕輪貴, 山内祐平(2012)「小学校英語用タブレット型端末教材が児童の英語の印象と英語学習に与える効果」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jaems/19/2/19_25/_article/-char/ja/
タブレット学習のメリットとは?
一般的なタブレット学習には、お子さまにも保護者の方にもうれしいメリットがあります。
・楽しく勉強できる
小学生のお子さまにとってうれしいメリットとして、「楽しんで取り組める」と言えるのではないでしょうか。映像や動画を利用するタブレット学習はゲーム感覚で勉強できるので、「勉強が楽しくなる工夫」のひとつとしてもおすすめです。
・学習の理解度が高まる
文字や絵では理解しきれない単元も、映像や動画を使うタブレット学習なら理解しやすくなります。学習計画を立ててくれたり、苦手な問題は再度出題してくれたりと、お子さまのペースや理解度に合わせて学習を進められるのもメリットのひとつです。
・便利な機能が多い
一般的なタブレット教材には、学習計画の自動作成機能や、学習ペースに合わせてリマインドしてくれるサポート機能などがついています。また、保護者の方に学習の進度や結果をお知らせする機能もあり、お子さまの家庭学習の進捗を日々把握できます。
タブレット学習は保護者の関わり方も大切
このようにメリットの多いタブレット学習ですが、その効果を最大限に引き出すには、保護者の方の働きかけも重要です。具体的にはどのような働きかけをすればよいのでしょうか。
まずは、「今日はどんなことをやったの?」と学習の進み具合をたずねる習慣をつけましょう。「今日学んだこと」を振り返って人に説明することで、復習になり知識が定着します。また、うまく説明できない範囲は苦手分野になりやすいので、一緒に復習したり教えてあげたりして、「苦手の芽」を早いうちから摘んでおきましょう。
また、タブレット学習にはお子さまの学習内容や時間、点数を知らせてくれる機能があります。その内容を見ながら、「ここがよくできているね」「今日は長い時間頑張ったね」など、積極的に取り組みをほめるのもおすすめです。お子さまの自信とやる気につながり、「頑張りを見ていてくれるから」「褒めてくれるから」と学習の習慣化にもつながるでしょう。
小学生のお子さまのタブレット学習には「進研ゼミ小学講座」のチャレンジタッチがおすすめ!
メリットの多いタブレット学習を家庭学習に取り入れるなら、「進研ゼミ小学講座」のチャレンジタッチがおすすめです。
・約40年の指導データに基づき、お子さま一人ひとりに最適な学習カリキュラムを作成!
「進研ゼミ小学講座」では、約40年の小学生の指導実績・分析データと学力や学習量、正答率などのデータをAIで分析して、お子さま一人ひとりに最適なカリキュラムを作成し学習レッスンを提供しています。
わかりやすい動画授業はゲーム感覚で楽しく学べて、レッスン内容は1回10分~15分に要点を凝縮。
「何をどれだけ勉強させればいいかわからない」と悩む保護者の方も安心して、お子さまに最適な学習計画で学べます。
・ニガテを作らない仕組みや実力診断テスト&個別ドリルで「わからない」を残さない
レッスンはわかりやすい動画形式なので、根本となる考え方から無理なく理解できます。
ひとりで解くのが難しい問題も、塾のように先生の顔が見えるオンラインライブ授業でわかりやすく解説。先生の問いに回答しながら授業が進む参加型なので集中力が続きます。
また、間違った問題はわかりやすい解説に加え、原因を自動判定してその場で「間違いの元」までさかのぼります。間違え方に合わせた個別指導で苦手をなくし、忘れたころに必ずもう一度出題してくれるニガテを作らない仕組みがあります。
「お子さまの学力や学習定着度がどれくらいかわからない」という方は、定期的な実力診断テストで、得意・苦手を分析。苦手な問題には個別ドリルを配信。「わからない」「苦手」を徹底的になくします。
・利用者数No.1!追加受講費なしで新学習指導要領の内容もオンライン授業も受けられる
「進研ゼミ小学講座」のチャレンジタッチは、塾・学習教室・通信教育の学習法における小学生利用者数No.1(※)。ほかの通信教育とは違い、追加受講費なしですべて学べます。
「英語・プログラミング」など保護者が教えにくい新学習指導要領の内容や、「実力診断テスト」でお子さまの学力・学習定着度を把握し、お子さま専用対策問題でニガテ対策も可能。さらに、「赤ペン先生」や「講師によるオンラインライブ授業」など人による指導があります。
学習の進み具合も保護者の方のスマートフォンにお知らせが届くので、「勉強したの?」と声をかけることなく、安心して学習の進捗を確認できます。
※:塾・学習教室・通信教育の学習法における小学生のタブレット学習法
2020年4月に、小学生が利用した学校・参考書・問題集以外の学習法において、タブレットを中心とした学習の利用率を調査(新型コロナウイルスの影響による通常時とは異なる方法での利用、営業自粛(休講等)、教材のお届け遅延等も「利用」として調査)。文部科学省「令和元年度学校基本調査」の児童数を用い利用者数を推計。比較した事業者は矢野経済研究所「2019年版 教育産業白書」をもとに選定。(調査委託先:(株)マクロミル、回答者:タブレットを中心とした学習法を利用した、小学生のお子様をもつ保護者7,247名、調査期間:2020/6/15~26、調査手法:インターネット調査)
従来の学習方法よりも効果的なタブレット学習で楽しみながら勉強をさせてあげましょう
小学生のお子さまに家庭学習を習慣づけるには、勉強を楽しくする工夫が必要です。その工夫のひとつとしては、楽しくわかりやすく取り組めるタブレット学習がおすすめ。タブレット学習には、「映像や画像を使うため理解しやすい」というメリットがあります。特に小学生のタブレット学習については「従来の学習方法よりも効果的である」という論文も発表されています。また、保護者の方の適切なフォローがあれば、タブレット学習はさらに家庭学習の効果を上げると言えるでしょう。
「進研ゼミ小学講座」のチャレンジタッチを活用することで、お子さまに楽しく勉強させてあげましょう!
※ここでご紹介している教材・サービスは2021年3月現在の情報です。教材ラインナップ・デザイン・名称・内容・お届け月などは変わることがあります。