この問題では、電球の点滅する規則を読み取り、問題を解決するには「最小公倍数」という数学の知識を利用すればよいと考え、判断する力が必要となります。 証明問題だけでなく、このような日常生活で目にするものを題材とした問題においても、思考力・判断力を問う問題が出てきています。今後もこのような傾向は続いていくと考えられます。
理科で学習する基礎・基本は、消費電力について理解すること。しかし、この問題では、この知識をもとに、消費電力の大小が生活においてどんな意味を持つかを考え、判断し、自分の言葉で説明する力を求めています。 最近の高校入試では、このように、学習した内容を生活の場面にあてはめて「活用する力」が必要な問題が増えてきています。新課程では、このような思考力・表現力・判断力はもちろんのこと、生活と関連づけて考える学習がより一層重要視されており、こうした問題は増えていくでしょう。