
中学生になると、教科数が多くなり学習内容が小学校に比べ難しくなります。そのため、中学校に上がってから勉強を苦手に感じ、やる気がなくなってくるお子さまも急に増えてきます。高校受験は中学1~2年生からの積み重ねが肝心なので、この時期につまずくと高校受験も苦労することに……。それを防ぐために、今のうちから対処方法を考えておきましょう! この記事では、やる気を出す方法や継続するコツ、保護者の方がサポートできることについて紹介します。
中学生になると勉強嫌いが6割に増える!
ベネッセ教育総合研究所の親子パネル調査によると、小学6年生から中学1年生の1年間で、勉強が「好き」から「嫌い」に変わった子どもは全体の約20%と言う結果に。中学2年生では、勉強が嫌いな子どもが全体の約60%を占めています。

(出典:東京大学社会科学研究所×ベネッセ教育総合研究所「親子パネル調査」に見る、勉強が「嫌いから好き」になった中学生の特徴とはhttps://www.benesse.co.jp/brand/category/education/20180823_2/)
この調査結果では、中学1年生が勉強に対して苦手意識を最も持ちやすい時期と出ています。中学1年生から勉強でつまずくと、積み重ねが必要な教科と言われている数学や英語を中心にどんどんついていけなくなってしまい、高校受験の時にも苦労してしまうでしょう。それを防ぐためには、中学生の早いうちから勉強のやる気を出すための対処方法を知っておくと安心です。
勉強へのやる気を出す方法にはどのようなものがある?
勉強へのやる気を引き出すのは、大人でもなかなか難しいことですよね。それでは、お子さまにとってどんな環境であれば集中しやすいのでしょうか?お子さまが集中するために家族ができることを、家族みんなで考えてみてもよいかもしれません。
勉強環境を整える
まずは、集中力を発揮できる環境を見つけるのがおすすめです。リビング、図書館、カフェなど、人によって集中しやすい環境は違います。「無音の方が集中しやすい」、「にぎやかな方が集中しやすい」など、お子さまに合った勉強環境を見つけてみましょう。また、勉強部屋は適度な換気をして、室温は少し低めに設定するのがポイント。室温が高すぎると、頭がボーッとして勉強に集中しづらくなってしまうお子さまもいるからです。お子さまにとって適切な温度の中で勉強できるように、少し気を配ってみてあげてください。また机の上は整理整頓して、漫画やスマホなど、気が散りそうなグッズなどは置かないようにしましょう。
目標や計画の設定をする
勉強に集中するためには、具体的な目標や計画を立てることも大切です。たとえば「中間テストで上位2割を目指す」「次の模試でB判定以上をとる」といった具体的な目標があると、やる気が出やすくなります。また、その目標を達成するためにどのような学習計画を立てるべきかも見えてくるでしょう。
自分に合った勉強の始め方・進め方を把握する
人によってやりやすい勉強の進め方は異なるため、自分に合った勉強方法を把握するのも大切です。たとえば「テキストで勉強した方が理解しやすい」というお子さまもいれば、「動画解説を観た方が理解しやすい」というお子さまもいます。また「得意教科から進めたい」お子さまもいれば、「苦手教科から進めたい」というお子さまもいるでしょう。本人にとってどんな方法であれば勉強を進めやすいのか、色々な教材や方法を試しながら見つけてみてください。
進研ゼミ『中学講座』では、テキスト学習が中心の<オリジナルスタイル>か、もしくは専用のタブレットを用いた学習が中心の<ハイブリットスタイル>のどちらか、お子さまに合った学習スタイルが選べます。さらに、知的好奇心を引き出す電子書籍や動画などの教材、勉強のわからないことを24時間質問できるサポートが充実しており、お子さまのやる気を保つ工夫が随所に施されています。
メリハリが大事!勉強のやる気を継続させるためのコツ
やる気は高めるだけでなく、長期間キープできるかどうかが重要なポイントです。そこで、勉強のやる気をキープするための4つの工夫をご紹介します。
15分程度の仮眠を取る
疲れがたまっていてやる気が出ない場合は、15分程度の仮眠で疲労回復しましょう。仮眠は疲労だけでなく、集中力が切れてきた時にも効果があります。
ここで注意したいのが、つい寝過ぎてしまうこと。15分の仮眠が最も効果が高いとされていますが、仮眠が30分以上になるとかえって疲れてしまいます。アラームなどをセットし、寝過ぎに注意しながら仮眠を取るのがおすすめです。
好きな音楽やラジオを聴く
好きな音楽やラジオを聴くことで、リフレッシュし、やる気を出す効果があります。特に心地よい音楽はストレスを軽減するだけでなく、脳の機能を活性化させる効果があるとされているのです。
やる気が出ない時だけでなく、勉強で疲れがたまっている時にも、気分転換の方法として試してみてはいかがでしょうか。
運動・散歩をして体を動かす
勉強の合間に、エクササイズをしてみたり近所を散歩してみたりなどの軽い運動を行うのもおすすめ。長時間机に向かっていて凝り固まった体をほぐし、血流をアップさせることで、リフレッシュできるでしょう。また、運動を取り入れることで頭がスッキリするため、勉強のやる気の維持につながります。散歩は勉強した内容を定着させ、頭の中を整理するのにおすすめです。
こまめな休憩を取る
長期間の勉強へのやる気をキープするためには、こまめな休憩も欠かせません。散歩や仮眠をしなくても、休憩を取るだけでリフレッシュできます。人間の集中力は、一番高いもので15分、最大でも90分と言われているのをご存じでしょうか。集中力が切れた状態で勉強するよりも、5分程度の休憩をはさんでリフレッシュし、勉強を再開するのが理想的と言えます。
とはいえ部活や塾で忙しく、上記に書いたリフレッシュする方法を試す時間もあまり取れない……というお子さまも多いと思います。そんな方におすすめの教材が、進研ゼミ『中学講座』。進研ゼミ『中学講座』の学習設計は、1回15分で完結するため、ちょっとしたスキマ時間でも取り組めます。部活や塾で忙しいお子さまでも無理なく学習計画が立てられ、復習や苦手対策ができるでしょう。
お子さまの勉強のやる気アップのために保護者の方ができることとは?
お子さまの勉強のやる気アップのために、保護者の方ができることは以下の3つになります。
ポジティブな声かけをしてあげる
お子さまが勉強をしていると、つい口を出したくなるもの。「こうしたら?」といった指摘は、お子さまのやる気をなくしてしまう可能性があります。「頑張っているね」「いい調子だね」といったポジティブな声かけをしてあげることで、お子さまのやる気をさらに引き出せるでしょう。
頑張ったプロセスを褒めてあげる
テストの点数や順位よりも、頑張ったプロセスを褒めてあげるのが大切です。子どもは結果を褒められるよりも、そのプロセスを褒められた方が「親は自分のことをちゃんと見てくれている」と実感するもの。さらにお子さまのやる気を引き出すことができます。「部活と両立しながら毎日勉強できていて偉かったね」など、保護者の方がきちんと見ていたことが伝わるように褒めてあげるとよいでしょう。
一緒にリフレッシュする
お子さまが疲れている時は無理に頑張らせようとせず、一緒にリフレッシュすることも大切です。集中力を維持するには限界があるため、こまめなリフレッシュは欠かせません。お茶やお菓子を食べておしゃべりするなど、一緒に気分転換をしてお子さまをサポートすることも大切です。
ひとりでは勉強できないお子さまでもライトに取り組め、やる気を育てる工夫が必要
さらにお子さまのやる気を引き出す教材を探しているなら、進研ゼミ『中学講座』がおすすめ。15分完結の動画で難しい単元も理解しやすく、集中力が高まっている15分の間にしっかり予習・復習ができます。
進研ゼミ『中学講座』の受講費内で受講できる<オンラインライブ授業>なら、自宅で参加型授業が受けられるので「自分1人だけではやる気が出ない」というお子さまにもおすすめ。わからないところはチャットですぐに解決できるため、「内容がわからない」とやる気をなくす心配もありません。
また双方向授業と個別授業のダブル指導で徹底的に苦手をなくすから、苦手の克服ができて、さらに勉強へのやる気を引き出します。このように進研ゼミ『中学講座』には、お子さまの勉強へのやる気を育てる工夫がふんだんに盛り込まれているのです。
▼ちょっとしたスキマ時間でも取り入れやすい仕組み|進研ゼミ 中学講座
勉強のやる気が出る方法は人それぞれ、自分に合ったやり方を見つけましょう!
中学生になると教科の難易度が上がり、勉強嫌いになる子どもが増えています。その割合は、全体の6割にも上るそう。
そこで、勉強へのやる気が出ない時に備えて、対処法を知っておくことが大切です。お子さまのやる気を出すには、勉強環境を整える、目標や計画の設定をする、などが挙げられます。また、やる気を維持するには、15分程度の仮眠を取る、こまめな休憩を取る方法が効果的。保護者の方は、ぜひお子さまにポジティブな声かけやプロセスを褒めたり、一緒にリフレッシュをすることで、サポートをしてあげましょう! どんなお子さまが手にしてもやる気を引き出し、勉強が継続しやすいような工夫が施されている進研ゼミ『中学講座』。ぜひ一度、試してみてはいかがでしょうか?
※ここでご紹介している教材・サービスは2023年7月現在の情報です。教材ラインナップ・デザイン・名称・内容・お届け月などは変わることがあります。
