ビジネスパーソンにとっての
効果的な英語勉強法とは?
成功事例からご紹介

英語学習者向け

働き方改革が叫ばれる中、我々は効率よく仕事をし、結果を出すことが求められています。

そんな環境変化の中でも確実に仕事で結果を出していく人がいるのと同じように、英語学習も、どんな時代でも確実に短時間で着実に英語レベルを上げていく人がいます。

それはどのような人でしょうか?

ビジネスパーソンにありがちな英語勉強法の失敗4パターン

これまでカウンセリングしてきた数多くのビジネスパーソンの行動様式を観察すると、そこには英語学習を成功させる共通の失敗方程式が見えてきます。

時間 × 学習方法 × 意欲 × 経験
どれか一つでも0になると
能力は伸びない!

1. 時間=どのくらいの時間(リソース)を投資するのか?

効率的な英語勉強法ができる人は時間の投資度合いが具体的に算段できています。

逆に、最も失敗するパターンとして分かっているのは「時間が空いたら英語の学習をする」と発言している人です。現代の忙しいビジネスパーソンに「時間が空いた」と感じることはほとんどありません。

つまり期待できないリソースに期待をしている失敗例です。

2. 方法=どんな教材(ツール)をどのように使って学ぶのか?

この熱量を注ぐ先を限定/特定している人は学びの完遂度がめざましく高いということが分かっています。

逆に、嬉しそうに「こんな本や、あんな本を購入しました!」と沢山の書籍や学習アプリをインストールしている人は、学習教材が手元にあることで学習した気になっている、アプリを使っている気になっている、というケースが多くあります。

それは教材(ツール)に接しているにすぎず、実際に学ぶ、あるいは使うシーンが少なく、その書籍やアプリの選定の方に多くの時間を割いていることが多いのが特徴です。

3. 意欲=どのようにモチベーションを保つのか?

モチベーションの維持は学習者にとって大きな課題だということが分かっています。

仕事であれば、チームメンバーや取引先からの信頼や小さな達成感の積み上げがモチベーションを支えてくれるでしょう。しかしコツコツと積み上げる学習ではなかなかそのような機会はありません。

学習を成功させる人は、自分の琴線に触れるモチベーションフックを理解しています。モチベーションフックとは、自分のモチベーションを上げる、あるいは保つための仕掛けのようなものです。ここでは英語学習に有効な3つのモチベーションフックご紹介します。

① Target Power

目標数値を超えたいという数的で少しゲーム感覚なフック。

このタイプの人は「1日/1週間で〇〇分勉強する」という小さな数的ハードルを自分に課してみたり、「テストで〇〇〇点獲得する」といった“数字”で自分の行動を評価するフックを仕掛けて自分のモチベーションをコントロールしています。

② Communication Power

これは人とのコミュニケーションの中から意欲喚起されるタイプの人であり、モチベーションが下がった時にモチベーションを喚起できるコミュニティーを保有している方です。

同じ英語学習をしている仲間、気さくに話しかけられるネイティブの同僚、あるいは外国人が集まるパブやスポーツバーなどに足を運ぶなど、非常に工夫をしています。

③ Social Power

これは、他者に影響を与えたい、社会で活躍をしたいという強い理想的なモデルを自分の中で保有しているタイプの人です。

その手のタイプの方はTEDを英語で見ることでモチベーションを持続したり、トヨタ自動車の豊田社長の英語のスピーチやスティーブ・ジョブズの英語のスピーチなどが好きな傾向が高く、勉強の合間にこのような動画を見てモチベーションを保っています。

4. 経験=その学びは業務に直結するのか?

これは非常に重要な因子です。ここでいう経験には2つの意味合いがあります。

1つ目は、この英語学習の経験で成果を出せれば、この学びはいつか業務で自分を助けると思えるかどうかです。

2つ目は、この学び内容やシチュエーションは、必ず今後のビジネス経験の中で出会うであろうと思えることです。

よくあるのが、絶対にこの先出会わないであろうと思われるシチュエーションを無駄に学習しているパターンです。

さらにこの方程式が最も興味深いのは、このいずれか1つでも0になると、結果は0であるという点ではないでしょうか?

英語学習で結果を出すビジネスパーソンの共通点

では具体的に英語学習で結果を出す人見られる共通点をさらに詳しくご紹介しましょう。

1. 英語を学ぶ曜日を固定している

例えば、水曜のノー残業デーは英語曜日、または月・水・金は英語曜日、英語曜日は土曜日、等、英語を学ぶ曜日を固定している人は、その前提で業務や飲み会を調整されていて確実に学習時間を確保しています。

2. 英語の学習時間を固定している

曜日の固定に加え、時間まで固定しスケジュールを確保している人の方がより確実なのはいうまでもありません。

ただ、ここで敢えて言及したいのは、英語の学習時間を始業前に設定している人はさらに成功確率が高いということです。

18時から、などと固定をしても急な会議が入ったりトラブル対応に追われたりと、昼休憩や終業後をあてにしていると実現確度が低く、思うようにいきません。

成功する人の共通点は朝活として英語学習の時間を固定しているケースが多いのが特徴です。

3. 英語を学ぶ3rd Placeを持っている

これも興味深い内容ですが、学ぶ場所にも意味があるようです。

自宅では、どうしても家の用事に気が取られてしまったり、子供が構って欲しいと言ってきたり、あるいは録画してある番組を見たくなったり、ゲームの続きをしたくなってしまうのは皆同じです。

では職場に出て自分でデスクではどうでしょうか。これもまた難しく、出社してしまうと、どうしてもメールが気になったり、他の同僚の目が気になります。

そこで確保しているのが3rd Placeと呼ばれる、家でもない、職場でもない第三の居場所です。

例えば図書館、会議室、Starbucksやドトールなどの喫茶店、マクドナルド等のファストフード店など迷惑が掛からずに30分~1時間ほど集中できる場所を決め、そこに出向いて学習をしています。

4. 学ぶ内容を大まかに決めている

これまで記載した曜日・時間・場所を固定したにも関わらず、その席について「今日は何をしようかな」という思案で10分、20分費やしては意味がありません。

席に着いたら集中して短時間で学びを完遂することがポイントです。

まじめな方ほど学習スタイルが学生時代のままの方が多く、長時間かけてゆっくりと計画を立ててなど、丁寧にやりがちです。

しかし仕事をしながら学ぶ上で必要なのは、週単位で大まかな学習量を決め、それをざっくり英語曜日分で配分し3rd Placeで席に着いた時間内は、学びに集中し英語脳を鍛えていくことです。

まずは英語の学習環境を整えることから始めてみましょう

具体的に成功者の事例を紹介しました。

意外と簡単なことばかりだと思われた方もいるかもしれませんが、英語の学習ツールの選定などを行う前に、まずは基本的な環境を整えることで効率性が向上する可能性は大いにあります。

真似ができそうなところからまずは始めてみませんか?