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■実践講座ダイジェスト

産学連携(企業&大学)の実践講座の報告をご紹介致します。


個人株主を増やす施策を提案せよ。

<6月11日(水)>

横浜国立大学にてエバラ食品工業の西田浩さんが企業プレゼンターとして登壇されました。授業では、実際に商品を持ち込んで視覚的にもプロジェクトメンバーとして意識ができるように随所にさまざまな工夫がありました。

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FSP講座では、学生や一般的にイメージし易い課題は避け、企業の意外な一面を見せることができるような課題作りをしています。また、前半と後半では、全く異なる業種とし、取り組む課題の性質や難易度も大きく異なるように事務局で調整をしています。そのことによって、学生は広く社会に関心を持ち、企業活動の深さを感じられるような仕掛けになっています。

また、この講座に登壇する企業の方には、会社の説明や課題を提示するだけでなく、ご自身の失敗、挫折経験をあえてお話いただき、働くリアルを語っていただいています。その方のパーソナリティーを感じ、上司として憧れを持ち、その上司にプレゼンを聞いてもらいたいと強く思わせることで、このProjectにのめり込ませるきっかけを作っています。

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<この講座を受講した学生の声>

学生のリアクションシートには、「西田さんのこれまでの体験などが素晴らしいなと思い、私もこんな人になりたいと思った。」という記載が。上司役である企業人に"憧れ"を持たせる狙いがしっかり学生に伝わったようです。

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腹に落ちるまで議論してほしい(中間プレゼン)

<6月25日(水)>

横浜国立大学にてエバラ食品工業の西田浩さんが中間プレゼンを聞く上司としてご参加されました。

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前半のProjectのリベンジの機会ととらえ、前回の失敗を繰り返さない、今度は成功する意識で挑んだ学生達。プレゼン内容も、前回の中間プレゼンに比べると、まとまった内容を作ってきており、彼らはそれなりに自信をもってプレゼンに臨みました。Ÿ しかし、「相当期待していただけに、期待外れだ」との上司からの発言に、議論の浅さ痛感させられ意気消沈の様子でした。講評では、先週エバラで行われた株主総会の苦労話を披露し、「私は本気でここにきている。皆さんも本気でぶつかってほしい」という言葉で締めて下さいました。最終プレゼンでの彼らの変化を楽しみにしています。

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<この講座を受講した学生の声>

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根拠のあるストーリーを(最終プレゼン)

<7月9日(水)>

横浜国立大学にてエバラ食品工業への最終プレゼンが行われました。上司役として、エバラ食品工業の西田浩さんがご参加されました。

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中間プレゼンで指摘された内容を受け、各チームが相当な時間をさいて議論を重ねてきた様子が教室のムードで感じ取られました。この課題に取り組むまでに、考えた事もなかった『個人株主』。学生からは、その『個人株主』を獲得するための施策が次々と発表されました。競合他社の調査をした学生や、顧客が投資をするきっかけは何か?等、普段学生が持っている企業活動イメージとは違う、更に深い考察があったように思いました。

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講座の最後に、西田さんから、エバラ食品に勤める自分であれば、今回の課題にどう取り組むがというタネ明かしがなされ、社会人のレベルの高さ、視点の広さを痛感させる時間がありました。また、この先の人生をどう歩むべきか?西田さんの経験に裏づけられたアドバイスが語られ、温かいエールを受け取る嬉しそうな学生の顏が印象的でした。

エバラ食品工業の西田さん、本当にありがとうございました!!

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<この講座を受講した学生の声>

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