Benesse

採用サイト トップに戻る

RECRUITING SITE

すべての人が場所にとらわれずに
自分の望む選択ができる環境をつくる

武吉 麻衣

大学で英文学を専攻。2014年新卒入社

西日本のコンサルティング営業(高校領域)担当

  • 広島県でコンサルティング営業をしながら、メンバーをまとめるセクションリーダーとして活躍する入社6年目の武吉。大学進学を機に「選択肢」を持つことの重要性に気づき、高校生が、学校の進路指導を通して、住む場所などにとらわれずに自分で「選択」できる環境をつくりたいと考える彼女の想いを聞いた。

「地元以外の進学先もある」と気づき
広がった選択肢

Benesseに入社を決めたのはなぜですか?

私は高知県出身で大学から東京に進学したのですが、当時は全国にどのような大学があるかも詳しく知らず、自分が何をしたいかを深く考えていないままでした。と言うのも、県内に進学するのが当たり前と考えている人も少なからずいて、自分も同じと思っていたのです。しかし、受験生になり、高校で行われた大学教授の講義などをきっかけに他の選択肢を知り、もっと広い世界で活躍したいと思うようになりました。

費用面のこともあり、親は当初大反対。何度も自分がなぜその大学に行きたいのかを熱弁しました。結果、「そこまでの想いがあるならもちろん応援する」と後押ししてもらうことができました。この経験により、周りに流されてなんとなくではなく、「自ら選択をし、道を進んでいくこと」の大切さを実感しました。自分で選んだ道でしたので、つらいことがあっても歯をくいしばることができ、その経験や大学での視野の広がりはすべて今の自分につながっていると感じられます。

地方にいると、環境的な理由からやりたいことを諦めてしまう場面はたくさんあると感じます。でも、私が自ら選択することで世界が広がったように、地方にいても都市にいても同じようにその人の望む選択ができる環境をつくりたいと思うようになっていきました。

就職活動を始めた時はBenesseのことは進研ゼミの受講経験があったのみで、あまり詳しくなかったです。でも、普通科高校のみならず、専門高校やコース制私学など多くの学校支援を行っていることや、一部の地域だけではなく、全国の学校をサポートできることなども知り、自分のやりたいことを実現できそうだと感じました。また、就活中に出会った複数の社員たちと共感し合える思いも多く、ここなら自分らしくいられると感じたのが入社の決め手です。

先生に「パートナー」と思ってもらえる
信頼関係を目指して

どんなことに楽しさ、やりがいを感じていますか?

新卒で入社後3年間は山陰地方の学校を担当し、その後3年間は、広島県の学校を担当しています。学校コンサルタントである私たちの役割は、先生方の「パートナー」として一緒に教育を考え、学校をさらに元気にしていくこと。そのためには「この人と一緒に学校を変えていきたい」と思ってもらえるよう、日々学校に足を運び先生方と何度もお話しする必要がありますし、先生方もまだ気づいていない学校の課題や仮説を自ら提示したり、理想の未来の学校像について熱く語り合ったりすることも必要だと思っています。

新人時代に、ある工業高校を担当したとき、一人の先生から「就職は景気によって左右されることもあるので先の将来まで考えると、高校生として最低限の基礎学力はもっとしっかり身につけさせたい」とのお声を頂きました。しかし、多くの学生は地元の企業に就職し、現状に大きな課題はないため他の先生方はあまり関心がない様子。

そこで、企業から聞いた「就職後に困ったこと」をまとめたレポートや、これから必要となる学力に関する調査データ、全国の工業高校の事例などをもとに提案をしました。結果的には、「確かに就職したけれど、辞めた卒業生も多いから基礎学力は大切」と先生の実感値と紐づいて納得感を得られ、学校として、Benesse教材を活用した新しい基礎学力向上の取り組みを進めることに。一人の先生の声をきっかけに、学校がより良い方向に動き出す瞬間を一緒につくれた嬉しい瞬間でした。

また最近では、中四国地区の学校全体に対する指導提案・教材活用提案も行っています。入試改革などを見据えた新しい指導の仮説を提示し、先生と形にしていきます。教材提案で終わらせずに、指導提案まで考え、学校が新しい指導文化によって元気になることを信じて向き合う姿勢はBenesseだからこそできることだと実感します。

「自分をごまかすな、
素直であれ」を拠り所に

入社後もっとも印象に残っているできごとはありますか?

私たちコンサルティング営業と先生の関係は、決して業者と顧客ではありません。学校やそこで学ぶ生徒たちにより良い教育を提供したいという同じ思いのもとで協力するパートナーでありたいんです。

だからこそ、先生が教えてくださる声にはどんな小さなものでも対応したいと思うんです。

それに、教材サービスやシステムなどすでにできあがっているものにも、改善することで良くなることはたくさんあります。だから今では「商品がもっとこう変わればいいのに」と思えば社内の商品チームに提案するなど、自分で自分の範囲を決めないようにしています。ただ、このように他への提案ができるようになってきたのは、一通りのことができるようになってきた最近。はじめは与えられたことをこなすのに精一杯でした。

今でこそ商品などへの提案もできるようになりましたが、新人の頃は毎日あたふた。学校の先生方から叱られ、落ち込むことも多々ありました。ただ先生方の指導の奥にあるのは「早く一人前の社会人になって、学校を元気にしてほしい」という熱い思い。

会社の先輩や上司はもちろん、学校の先生に育てて頂いたことには感謝しかありません。だから、先生方へ恩返しをしたい。信じてくれている先生方の期待に応えられるよう、頂いた声に応えられる努力をしたいです。

多くの先生方からご指導いただき今がありますが、その中でも石見智翠館高等学校の細木先生から頂いた言葉は特別です。先生から質問されたことに対して不確かな情報を曖昧に回答してしまったときに、「自分を良く見せようと繕っているように感じられる。自分を曖昧にごまかすんじゃない」と。この言葉はパートナーとしての在り方のよりどころになっています。

その後私は担当を離れてしまいましたが、今も私の成長を誰より願って応援してくださる恩師ともいえる方です。

全国の学校を通して
一人ひとりの「選択」を支援

今の仕事において成し遂げたいことはありますか?

入社してこれまでは複数の学校を担当してきましたが、今後は全国の先生との対話を通して、新しい学びの在り方を一緒に模索していきたいと思っています。

先日、首都圏のある学校を視察させて頂いたのですが、その学校では数学の問題に対してプログラミングで計算したり、電卓で計算したりとアプローチがさまざまで、学び方はこうしてどんどん変化していくことを強く実感しました。Benesseとして改めて地方部と都市部の教育格差が生じないように心を配りながら、大学や社会に出たときに、住んでいた場所によって何かを諦めることがないよう、学校支援の在り方を先生と考えていきたいと感じました。

全国の学校をサポートできるのは私たちの強み。どのような形で新しい学びを学校に取り入れるのがよいのか模索し、Benesseだから実現できる企画などを考えていきたいと思います。一人ひとりの先生や一校一校に向き合うことはもちろん、地域の、そして全国の学校でより良い教育を提供できるよう働きかけていきたい。

そうすることで、住んでいる場所や環境に左右されず、自分の望む選択をできる人が増えると信じています。

私にとっての
「はたらく」

『描きたい世界の実現に向かってパートナーとともに突き進むことが私にとっての「はたらく」です。公私は意識的に分けていて、休みの日に仕事は持ち込まず旅行などでリフレッシュしてますが、私にとって仕事は決して苦しいものではなくポジティブなものだし、自分をワクワクさせ、日々成長させてくれるものです。』

※塩瀬隆之氏(京都大学総合博物館准教授)が、「はたらく」への考えを深める目的で作ったフレーム。反対語・類義語を考えると「はたらく」の多面性を実感する。また、各三語挙げることで個人の価値観が分かりやすくなる。