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■実践講座ダイジェスト

産学連携(企業&大学)の実践講座の報告をご紹介致します。


中国への進出展開について提言せよ。

<4月25日(金)>

中央大学にてキッコーマンの武智正裕さんが企業プレゼンターとして登壇されました。

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授業では、キッコーマンがグローバルに「食文化」をテーマに活躍してきたことや、その時の社員の想い等、非常に具体的なお話を聞くことができました。また、海外展開をするにあたって、各エリアでどの様なSTEPで事業が拡大されてきたのか、HP上では知り得ない、様々な事例が紹介されました。

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授業終了後に学生の質問に真摯に答える武智さんの姿が非常に印象的でした。

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上司を説得しろ(中間プレゼン)

<5月16日(金)>

中央大学にてキッコーマンへの中間プレゼンが行われました。上司役として、人事部の松崎毅さん、武智正裕さんの2名がご参加されました。

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今年度から初めてFSP講座にご参加されているキッコーマン。過去のFSP講座の映像や、VIEW21に掲載された報告書等を熟読され中間プレゼンに挑んで下さいました。学生のプレゼンの1つ1つに上司として講評をされる武智さんのコメントを必死にメモに取る学生の姿が印象的でした。また最後に全体講評として「①君たちに当事者意識があるのか? ②上司を説得しようという意気込みはあったのか? ③需要を創造してやろうというマインドはあったのか?」と。厳しくも温かく部下に語った松崎さんの発言に、一気に学生の顔つきが変わりました。最終プレゼンが楽しみです。

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<この講座に参加した企業人の声>

キッコーマンの武智です。次回最終提案に向けて是非お願いをしたいことを記載します。 

1.短い時間内での発表なので、最終提案時は、準備をしっかりしておいて欲しい。

  発表PPのパソコンセットと配布資料の準備。発表は制限時間厳守。これは最低限のマナーです。

2. 残り約2週間、チーム全員の意見をぶつけ合って完成させて欲しい。

  人任せにだけはしないように!(当事者意識)

3.当日発表の方、大変だと思いますが、自信を持って説明をお願いします。

内容が重要ですが、検討を重ねてきたチームの思いが大事、しっかり伝わるようにお願いできればと思います。

ブラッシュアップされた皆さんの提案、期待しています。


課題を正しく理解していたのか?(最終プレゼン)

<5月30日(金)>

中央大学にてキッコーマンへの最終プレゼンが行われました。上司役として、人事部の松崎毅さん、武智正裕さんの2名がご参加されました。

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中間プレゼンの指摘を受けて、さまざまな戦略をプレゼンする学生達。その顔つきには緊張を超える、議論への自信のようなものが感じられました。しかし、続々と厳しい指摘が教室内に飛び交い学生からはためいきが出たり、嬉しい言葉をもらうと喜びの笑みが出る。そんな本番さながらの最終プレゼンでした。

最後に全体講評を下さった松崎さんからは、「中間でも言ったとおり、上司を説得するだけの自信が本当に君たちにあったのか?」と十分な議論がどこまでできたのか?を改めて問うコメントがありました。「自信を持つまでやり切る。そこに信頼が生まれる」という非常に印象的な言葉でした。また、武智さんからは、「本当に課題を正しく捉えられていたのか?」という根本を問う指摘。企業人としての大切なスタンスを痛感させられる示唆がありました。

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<この講座に参加した企業参加者の様子>

今回より、初めてFSP講座にご参加されたキッコーマンの方々は、事前にFSP研究会に関する資料を読み込まれ、ご熱心に企業用講評シートや当日の役割に関してご準備をして下さいました。また、このHPにも目を通され、他企業の発言やスタンスを理解し、我々研究会の目指す講座の再現にご尽力いただきました。

最終プレゼン終了後に、「次回はこうしよう」「もっとこうすれば良かった」等、企業参加者として内省をされ、事務局に共有下さったスタンスに心より敬意を表したいと思います。

キッコーマンの皆さん、本当にありがとうございました!!