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■実践講座ダイジェスト

産学連携(企業&大学)の実践講座の報告をご紹介致します。


「IT」×「社会インフラ」

<7月15日>

東京理科大学にて日立製作所の土屋 紘治さんが企業プレゼンターとなり、5週間で企業の課題解決に取り組むFSP講座が展開されました。

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今回の課題は、日立が取り組む社会イノベーション事業として、社会問題を解決するためのビジネスプランを立てるというもの。この議論の中で、大学生が課題だと捉える「社会課題」とは何なのか、その価値観をとことんチームで議論し尽くして欲しいという思いと、この課題に取り組み過程で、ビジネス視点として必要な、視点を獲得して欲しいという狙いがありました。

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一次提案で出された彼らの課題解決案に関して、「なぜその課題に着目したのか?」「実現可能性の根拠は?」など、企業目線での厳しい指摘が続きました。また、「どこかで聞いたことがあるような、そんな小さな提案ではダメだ」と、より柔軟でイノベーティブな着想の必要性を語って下さいました。

そのエールを受け、最終提案では、教室の雰囲気も変わり、経験したことがないビジネスシーンに思いを馳せ、より具体的に、より分かりやすく"伝えよう"とする姿勢が見えるチームが増えたように思いました。

大学1年生である彼らが考える「社会問題」は、実にバラエティー豊か。少子高齢化時代における医療問題、アフリカの動物保護、地方過疎化問題、漁業・食糧問題、技術後継伝承問題、介護支援人員の不足、等など。その着眼点の多様さと各チームから提示された解決策のを聞きながら、理系の学生が入学直後に、この様な課題解決型授業を必修で行う事で、社会に関心を持ち、自分の学問・研究が社会貢献につながることを理解できる可能性を強く感じることが出来ました。

この講座には、人事教育総務センタより 大竹 由希子さん、 松井 理人さん、土橋 奈々子さんがご参加下さいました。お忙しい中、皆さん本当にありがとうございました!!