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Interview

チャレンジングな環境で、専門性を高め続ける。インフラを起点に事業変革を起こし、社会貢献につなげる

チャレンジングな環境で、専門性を高め続ける。インフラを起点に事業変革を起こし、社会貢献につなげる

ベネッセコーポレーションは現在、事業ポートフォリオの見直しによる成長領域への集中投資、コーポレートや基盤業務を中心としたBPRの推進など、チャレンジングな再生フェーズにある。それらの事業変革をDX領域から後押しするのは、ベネッセコーポレーション全体のDXを推進する組織「Digital Innovation Partners(以下、DIP)」だ。専門的な知見をもったDX人材が各事業に参画し、現場メンバーと共にDXプロジェクトを推進している。今回は、ベネッセグループ全体のインフラ戦略を担当している花野友彦に、ベネッセコーポレーションに入社した理由や働く魅力について聞いた。 ※インタビューは2024年に実施

花野 友彦

花野 友彦

Digital Innovation Partners インフラソリューション部 インフラ構築ユニット 副部長

金融機関やエンタテインメント企業のシステム開発、インフラ構築、ネットワーク設計、大型プロジェクトのマネジメントを経験し2017年3月にベネッセコーポレーションに中途入社。

金融機関やエンタテインメント企業のシステム開発、インフラ構築、ネットワーク設計、大型プロジェクトのマネジメントを経験し2017年3月にベネッセコーポレーションに中途入社。

TURNING POINT

転機

既存の枠組みを脱し、事業変革を起こしたい

金融機関のITやエンタテインメント企業のシステム開発、インフラ構築、ネットワーク設計、大型プロジェクトのマネジメントを経験し、2017年3月にベネッセコーポレーションに中途入社しました。

これまでインフラエンジニアとして、金融ITやエンタテインメント企業においてネットワーク・インフラ分野や、事業会社における様々な基幹システムの開発・運用に携わってきました。しかし、事業会社のIT部門としてシステムを提供・導入する役割に限界を感じ、既存の枠組みを超えることが難しいと実感していました。特に、ITが事業全体をリードする立場になれず、事業そのものを変革することができない状況に不満を抱いていました。 そこで、これまでのインフラやシステム開発の経験を活かし、戦略、企画、プロジェクトマネジメントなどの上流工程を、事業に近い領域で広く携わりたいと思い、転職を検討しました。

主役はIT部門。DXを駆使して、事業変革を起こす姿勢に共感

転職を決めた理由は、ベネッセであればIT部門が主役となって、事業に変革を起こせると感じたからです。ベネッセコーポレーションには、グループ全体のDXを推進するDIPという組織があり、DXを駆使して事業を変革することに力を入れています。ITが主業でない事業会社において、IT/DXを活用して事業変革を進めているケースは非常に少なく、非常に魅力的に感じました。

コンサルティング会社に転職することも考えましたが、30代後半を迎え、世の中に役立つことをしたい、社会に貢献できる何かを残したいと強く思うようになりました。ベネッセは、子育てから介護まで幅広い事業を手掛けており、どの事業も「人」に関わる社会貢献度の高い企業だと感じていました。

これまでのエンジニアとしての経験と総合力を試せる場であり、「人」の一生に関わる事業に携わることでより大きな社会貢献ができると確信し、ベネッセコーポレーションへの入社を決意しました。

経営陣との近さ、先進的な取り組みが良い意味でのギャップ

エンジニアとして幅広い知識と経験を積み、プロジェクトマネジメントや経営陣との合意形成にも携わってきました。安全で安定したインフラの提供はもちろん、柔軟性や拡張性を持ち、迅速に対応する力が求められます。俊敏性の高いインフラと組織を目指すベネッセでは、スピード感を持って事業価値を高められる環境が整っています。

インフラを支えるエンジニアとして、DXを通じて事業や社会に貢献できる機会が非常に多くあります。旧来型の情報システム部門の役割にとどまらず、ベンチャー企業のように変化を実感し、事業に貢献することができます。

また、物事に対して真摯に取り組む風土があり、変化や失敗を許容する文化も根付いています。

ベネッセは生成AIの活用にいち早く取り組むなど、先進的な試みを積極的に行っています。事業会社では考えられないほどのスピードで、新しい技術に対して仮説検証サイクルを回し、これまでにないやりがいや達成感を感じることが多々あります。

CASE

プロジェクト

データセンターを縮退し、事業や開発のスピードを加速

全社ネットワーク基盤の再構築プロジェクトの事例をご紹介します。ベネッセコーポレーションでは、従来のネットワークが継ぎ足しで拡張された結果、多くの課題が発生していました。特に、柔軟性の欠如とセキュリティの懸念が事業運営の妨げとなっていました。このような状況を改善するため、全社的に新しいアーキテクチャを取り入れたネットワーク基盤の刷新プロジェクトを開始しました。世の中の変化や新しい技術を取り入れ、ベネッセにとって最適なアーキテクチャに一新することで、より強固で柔軟なネットワーク環境を実現することを目指しています。

グループ横断で進めるデータセンター撤退プロジェクト

2022年にスタートした、自社運営データセンターの縮退企画です。ベネッセグループは、建物から自家発電設備、24時間監視のオペレータ等を備えた自社運営データセンターを1995年から所有しています。開設当時は、自社運営データセンターがある事で競合他社に先駆けてWEBサービスや集計処理において圧倒的な優位性を保ってきました。 昨今のパブリッククラウドの台頭により、自社運営データセンターの優位性は薄れてきています。

ベネッセグループでも2016年頃より、Microsoft Azureを中心としたパブリッククラウドへの移行を促進しており、2024年3月末現在で74%のサーバがクラウド移行を完了しています。

ただし、いくらクラウドネイティブなインフラになってきていても、自社運営のデータセンターがある限り、その固定費は下げる事が出来ません。仮想基盤やデータセンター運営に関わるインフラ共通基盤一式はシステムが減少してもなくならないからです。 事業サービスに対するスピードにも影響が出てきていました。従来型のデータセンターは柔軟性がなく開発リリースまでに時間が掛かるなど、過去の優位性を完全に失いつつありました。 また、我々インフラメンバーのスキルもオンプレ型からクラウド型へ変革が必要でした。

そこで、自社運営データセンターが事業の足かせとなっている現状を打破するため、これまで培ってきたインフラの専門性を活かして具体的なデータセンター戦略=自社運営データセンターを廃止する企画を立案しました。 インフラ・テクノロジー部のメンバーは100名程いるのですが、それぞれの専門性を活かしながら、一つひとつデータセンター縮退の可能性を探り、全グループのシステムやインフラが提供している共通基盤をクラウドへ移管できるか、コスト効果や実現可能性を検討しました。

全員の持つ専門性と、この機会で変革できる内容を盛り込みながら議論を重ねました。例えばクラウド移行を行うのであればIaaSよりPaaS化を行っていく事など、事業に取って長期的な視点で見た場合のメリットも織り込みながら進めました。 ボトムアップで積み上げたデータを元に経営を説得し、見事縮退が決定しました。 現在は、2026年の完全縮退へ向け、全グループの横断プロジェクトとして進めています。

組織として何をすべきか本質を追求する

技術的に優れている、コスト的に優れているという事が分かっていても、それを組織として行動を起こし大きな波にすることは非常に難しいです。 自社運営データセンターの縮退も過去に何度も企画に上がってはいたものの経営合意まで至っていませんでした。 今のベネッセコーポレーションのインフラ部門では、本質を追及する、それがどのように事業インパクトを与えるのかを、全員が同じ方向を向いて議論する文化が根付いています。全員の力で一つの企画の実現可能性を高め、実行に移せたことは非常に良い環境であると思ってます。

CAREER

キャリア

ベネッセに入社したことで得られたキャリア

もともとネットワーク領域を中心としたインフラのプロジェクトマネジメントを担当するエンジニアとしてベネッセコーポレーションに入社したのですが、今ではプロジェクトマネジメント、インフラ戦略企画、クラウド領域など、専門性の幅をどんどん広げられています。 もともとアプリ開発の知識もありましたが、専門性の軸をいくつも持って仕事ができるようになりました。さまざまなプロジェクトへのアサインや、時には障害対応も多数経験してきましたが、ネットワークだけとかアプリだけという考え方より、複数の専門性を自然と身に着いたことで、それを糧に事業の変革へつなげる事ができるようなキャリアが身についてきています。

また、数年前から課長として、リーダシップのスキルも磨くことができています。 一般的な会社では、一つの専門性に特化し続けることが多いと思いますが、ベネッセはクラウドやサーバー、DX、UIUXなど幅広い専門性を身に着けるなど、新しいことを学ぶ機会も多いです。手を挙げれば任せてもらえるので、責任も伴いますが非常にチャレンジングな環境だと思います。

また、メンバーをサポートし成長を後押しできる仕組みがあります。 ベネッセではジョブグレード制を導入しています。それぞれの仕事に価値を付けており、課題設定、達成責任も市場価値とも同等のレベルで構築されています。

自ら積極的に手を挙げ、仕事を掴みに行ける環境が整っており、本人の努力やスキルを活かし、意欲的に取り組むことで、キャリアを発展させることができます。 今後もメンバーの成長を後押しし、成功体験を積む機会を提供していきたいと思います。

さらに領域を広げ、学び続けたい

私は、プレイングマネージャーとして本質が理解できている、解像度の高いエンジニアを目指していきたいと思っています。 そのためには、専門性となる柱をもっと増やしていきたいです。ベネッセでは経験を積める場が多数あり、学び続けることができます。専門性をいくつも持っているメンバーも多いです。

学ぶ事は自分の意思で領域を広げる事が出来ます。経験は手を挙げる事で獲得していける環境です。

Q.自分にとっての「よく生きる」とは

挑戦し続けることです。 自分の考えや行動に柔軟性を持たせ、挑戦し続けていきたいと思っています。これまでは縁の下の力持ちとしての役割が多かったのですが、今後は事業と共創し、お客様へ価値を提供し、社会に貢献し続けたいと考えています。インフラは安定し、その安定性に見合ったコストを提供し続けることが重要です。挑戦し続けるというのは、学び続ける必要(柔軟性)があり、自ら仕事を掴みに行って(行動)、そして、成果を出す事だと考えています。

Career

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