Benesse 「よく生きる」

EPISODE 学びを支えるストーリー 自ら学ぶ力を
とことん支える

子育て世代の頼れる存在となり
未来をつくる子どもたちの
生活と学びを豊かにしたい
乳幼児こどもちゃれんじ
こどもちゃれんじ
教材編集者
下村 倫子
「進研ゼミ小学講座」の教材編集を経て<こどもちゃれんじ>編集部へ。0歳向けの「こどもちゃれんじbaby」から6歳向けの「じゃんぷ」まで様々な年齢の商品制作に携わる。小4と年中の2児を育てるワーキングマザーでもある。
<こどもちゃれんじ>は、0歳から6歳児向けの通信教材。毎月、お子さまの発達段階、年齢に合わせた教材をお届けし、夢中で遊べて学べる体験を届けている。
こだわりポイント
  • 発達段階に合わせたプログラム
  • 説明がなくても取り組める教材
  • 子どもたちのともだち、しまじろう
子育て世代はとにかく忙しい。子どものために何かしてあげたい、本当にこれでいいのかと悩みを抱え込んでしまう。そんな方も多いのではないでしょうか。子育て世代の「頼れる存在になりたい」と話すのは、<こどもちゃれんじ>編集部の下村倫子さんです。

発達段階に合わせたプログラム

下村
幼児には、豊かな情操と学習の基礎力が大切であるというコンセプトを掲げ、<こどもちゃれんじ>は、1988年に生まれました。それから約30年、識者の方々の助言や時代に即した解釈を加えることで、現在は、「知育」「生活習慣」「社会性」「好奇心」などのテーマを通して「考える力」「表現する力」「人と関わる力」を育むため、発達段階や月齢に合わせた教材を毎月お届けしています。

発達段階にはとことんこだわっています。例えば、ひらがなの学習は、段階的に学ぶプログラムになっています。「ほっぷ」コース(3・4歳向け)では、文字に興味を持ち、読めるようになることを目指します。次の「すてっぷ」コース(4・5歳向け)では、なぞり書きから書く練習がスタートします。そして最後の「じゃんぷ」コース(5・6歳向け)では、ひらがなを正しい書き順と字形で書く練習をすることで、小学校への素地を完成させていきます。達成感も発達段階に合わせて感じられるように工夫をしています。

ひらがなを書く練習といっても、修行のようにひたすら反復練習だけという教材ではありません。お子さんがひらがなを書きたくなる仕掛けを教材に仕込んで制作しています。例えば、「すてっぷ」でお届けする「ぴかっと★ひらがなメッセンジャー」は、自分の気持ちを書いて、思いを伝えたい相手と一緒にボタンを押すとメッセージが光って見えるエデュトイです。

書くことで思いを伝えられることがお子さまのモチベーションとなり、また、一生懸命書いたメッセージをもらうことでおうちの方も成長を感じることができます。楽しんだ結果、「できた」ことを親子で実感できる教材を目指し制作しています。

説明がなくても操作できる教材

下村
<こどもちゃれんじ>は、操作して遊びながら学ぶことも特徴のひとつです。手を使わず頭の中だけで考える抽象的思考力を獲得する以前の幼児期は、操作をして考えるということがとても大切です。学習が本格化する小学生になるまでに、手を動かしながらたっぷり試行錯誤をして遊び込む体験をしてほしいとい思っています。

2020年度の指導要領から学校教育でも導入される、最近話題のプログラミングに関しても、ブロックを組み立てながらプログラミング的思考を養う「うごく! へんしんロボット」(「すてっぷ」12月号)をご用意しました。

この教材、ブロックの接合部分の制作に苦労しました。要となる2つのブロックを子どもが迷わず接合できるように、色や形状にこだわりました。また、4、5歳の子の力で簡単に結合、取り外しができるか、また、結合部分がゆるくないかなど試作を繰り返しました。このような手を動かす教材は、子どもが迷わず使えるかが肝です。幼児は感覚的に遊びます。説明が必要な玩具は、活用を阻害してしまうからです。
下村
試作の中で大きな助けになるのが、会員モニターのみなさんです。週1回、会社のモニタールームで試作品を実際に使ってもらいました。ちなみに、このモニタールーム、ソファやローテーブルがありリビングのようなつくりになっています。モニターの親子がおうちにいる感覚で過ごせるよう編集部員のこだわりでつくりました。

そこで試作品を実際に使用してもらい、意図していることが達成されているか、また、お子さまを見守るお母様の様子はどうかを確認します。その上で、調整した試作品をつくり、また会員モニターのみなさんに使用してもらう。最後には約100名のモニターのかたにお送りし、ご自宅で使っていただき確認します。この繰り返しの末、みなさまにお届けできるものが完成しました。

教材制作には妥協しない、この思いは、自分の仕事は、子どもの成長に対して責任があるという意識が強いからです。良くも悪くも影響を与える。だからこそ気がぬけません。

子どもたちの友だち、しまじろう

下村
<こどもちゃれんじ>の教材に携わるようになり約10年が経ちます。「baby」(0、1歳)から「じゃんぷ」(年長)までさまざまなコースを担当する中で感じてきたことは、私たちが思っている以上に、しまじろうを愛してくださっているということです。

2015年度「じゃんぷ」の3月号の制作でのこと。年長最後の3月号は、しまじろうと子どもたちがお別れをする号でもあります。どんな風にお別れをすべきか悩んでいました。そんなとき、ヒントになったのが年長の娘でした。保育園の卒園の際、友だちと手紙を交換し、これからも仲良くしようと気持ちを伝え合っている様子をみて思いました、しまじろうは、子どもたちにとっては友だち。しまじろうもきっと同じ気持ちのはず。その気持ちを手紙にして絵本に綴じ込むことにしようと。

この手紙にはとても多くの反響があり、長文のお手紙を書いて送ってくださる会員さんもいらっしゃいました。

「赤ちゃんのときから6年間、しまじろうと一緒に過ごしてきたので、これからどうなるのか親の自分のほうが不安でした。でも、しまじろうからの手紙を見て、子どもからしまじろうにお返事を書くと聞いたときに、子どもの中でしまじろうは生き続けるんだと感じることができました」 

という内容のお手紙を拝読したときは、しまじろうへの愛を強く感じ、感動しました。

お客様と関係を築きながら、6年間をともに歩ませていただく<こどもちゃれんじ>はとても素敵な講座です。

子どもに何かやらせたいけれど踏み出せないと感じている人が多いように思います。私たちは、そういう方々を支えたいという思いで教材を制作しています。忙しい生活の中で気づききれなかった成長を<こどもちゃれんじ>を通すことで1つでも多く実感いただける講座でありたいと思っています。

また、<こどもちゃれんじ>は、教材だけではありません。コンサートの開催やプレイパークなど、家族の楽しい思い出もつくる場も用意しています。

一度しかない幼児期に、ともにお子さんの成長を喜び合いたいと思っています。

聞き手・文:太田 あや(ライター)

撮影:デザインオフィス・キャン

(2019年10月取材)

ここでご紹介している名称・デザイン・内容・お届け月などは変わることがあります。ご了承ください。

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