Benesse 「よく生きる」

EPISODE 学びを支えるストーリー 将来必要な力が
身につく

不透明な未来に必要な「思考力」
答えが1つではない問題に取り組む
発想力の豊かさが未来を豊かにする
乳幼児こどもちゃれんじ
こどもちゃれんじ
教材編集者
下村 倫子
「進研ゼミ小学講座」の教材編集を経て<こどもちゃれんじ>編集部へ。0歳向けの「こどもちゃれんじbaby」から6歳向けの「じゃんぷ」まで様々な年齢の商品制作に携わる。小4と年中の2児を育てるワーキングマザーでもある。
<こどもちゃれんじ>の「すてっぷ」(年中)、「じゃんぷ」(年長)の2コースで、思考力を特化して伸ばす「思考力特化コース」を選択することができる。
こだわりポイント
  • 不透明な未来に必要な「思考力」
  • 答えが1つではない問題に取り組む
  • 発想力の豊かさが未来を豊かにする
子どもたちが大きくなる10年後、20年後の未来。新しい職業が生まれ、AIが多くの役割を担う時代になると言われています。そんな未来を生きる子どもたちに必要な力は何なのか。その1つが「論理的に考え、自分の考えを説明する」という「思考力」だと<こどもちゃれんじ>では考えています。幼児期、お子さまの「思考力」を伸ばす「思考力特化コース」の開講までの背景、教材へのこだわりを、編集部の下村倫子さんに伺いました。

不透明な未来に必要な「思考力」

下村
近い将来、今ある職業が半分になる、答えのない世界になると言われる中、それだけでいいのだろうか… 今の子どもたちにとって必要な力とは何なのか…

識者の方へのヒアリングや編集メンバーたちと話し合いを繰り返しました。その中で、学習指導要領の3つの柱である「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力、人間性等」 のうち、特に自分の頭で論理的に考えて、自分なりの答えを導き出していく力、「思考力」の部分を幼児期にのばしてあげることはできないかと考えるようになりました。そこで、 <こどもちゃれんじ>開講30周年を迎えた2018年、年中、年長さんむけに「思考力特化コース」がスタートしました。

答えが1つではない問題に取り組む

下村
自分なりに考える力である「思考力」を伸ばすとは、具体的にどんなことを指すのか。私たちは、複数の視点からものごとを考え、論理的に説明できる力を育んでいくことだと考えています。

例えば、7つのどんぐりを2つのグループに分けるには、3つと4つ以外にどんな分け方があるのか、さらには何種類の分け方があるのか。答えが1つではない問題を考え、おうちの人に説明できるようになることを目指します。

数のテーマだけではなく、例えば、1つの六角形をいくつかの三角形に分ける方法を何通りも考えたり、様々なテーマで「答えは1つではない」課題に取り組み、複数の視点から考える体験を積み重ねます。

また、これらの図形感覚や数感覚は、使えば使うほど磨かれます。幼児期という頭がやわらかく、脳がぐんと伸びる時期に、それらの感覚を磨いておくことが「思考力」を伸ばし、将来的には教科学習の基礎にもつながると考えています。

発想力の豊かさが未来を豊かにする

下村
「思考力特化コース」でお届けする「思考力ぐんぐんワーク」は、数量や図形だけではなく、言語や論理なども学習してきます。受講いただいているお客様からは、言語の分野の問題に対して「子どもの発想力に驚いた」という声が多く届いています。

2018年度2月号の「思考力ぐんぐんワーク」(じゃんぷ)ではこんな問題を出しました。

①と③の ばめんの ようすから、②でおこった ことを かんがえて はなそう。


しまじろうと はなちゃんは
はしを わたった ところに ある
ケーキやさんに いこうと しました。
ところが、はしが こうじちゅうで
わたれませんでした。

②?


しまじろうたちは ケーキを たべる ことが できました。

「とおまわりした」「おみやげでもらった」「工事がおわる時間をきいて、おわってから買いに行った」「次の日にたべてるかもしれないから、次の日に買いに行った」「他のケーキ屋さんに行くことにした」など、お子さまから出てくる様々な答えに、保護者のかたは感嘆することが多いようです。

論理的に考えながら自由に発想を広げていくこと、これも大切な思考力だと考えています。

「思考力ぐんぐんワーク」の最後のページにはかならず、図形感覚を伸ばすために、お手本を見ながら、図形を書くコーナーがあります。年中の最初は、三角形などシンプルな図形を描きますが、年長の最後になってくると、複雑な図形にも挑戦します。子どもたちにとっては、斜めに線を引くことがとても難しく、最初はできないお子さまが多いです。しかし、毎月繰り返すことで、最後にはしっかり書けるようになる。おうちのかたが、お子さんの成長を具体的に実感できるという声を多くいただいています。

年中さんは、自己中心的なものの見方から脱却し始める時期でもあります。この時期に、違う視点でものを見る訓練をしておくことで、「自分はこう思う」だけでなく、そのとき別の子はどう感じていたかなどまわりを考えることもできるようになっていきます。幼児期から、見方も考え方も豊かにしておくことが柔軟に考える力を育み、この後の人生を豊かにしてくれると感じています。

「思考力特化コース」では、手応えのある問題を用意しています。難しく感じる問題もなかにはあるかもしれません。それでもあきらめず、どうしたらいい?と試行錯誤することで、お子さまの思考力が育まれていきます。これからどんどん変わっていく未来において確かとなる力、「思考力」を楽しみながら育んでいただける体験をお届けしていきたいと思っています。

聞き手・文:太田 あや(ライター)

撮影:デザインオフィス・キャン

(2019年10月取材)

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