Benesse 「よく生きる」

あらゆる使用シーンを想像すること。わたしたちだから、できること。

使用シーンを想像し事故の防止につとめます

お子さま向けの商品でなくても小さなお子さまが触れる想定で、また、商品の梱包材にまで窒息やケガの危険がない設計を行うようつとめます。小さなお子さまを対象とした商品はとくに発達段階を考慮し、どんなパーツでも誤飲の可能性があるものとして商品設計を行ないます。

お子さまの視点から

投げたり、舐めたり、かじったり。小さなお子さまは、好奇心旺盛。時として、大人が思いもよらない遊び方をします。だからこそベネッセコーポレーションでは、すべてのご家庭にお子さまがいるものとして考え、商品を設計しています。

大人の方向けの商品であっても、お子さまにとっても安全かどうか。作るだけでなく、それを確かめることも忘れません。

特にお子さま向けの商品については、「危険分析」や「モニター調査」等で安全の確保を行っています。
試作品をもとに親子のモニターの方に実際に使用していただき、各種パーツがひっぱっても外れないか、縫い目は丈夫かどうかなど、安全に使っていただけるかを確かめます。

お子さまの使用シーンを思い描きながら、あらゆる行動を試すことで明らかになるリスクを排除しています。
お子さまの行動を予測しながら、
商品をチェックする「危険分析」。
 

部品は誤飲されるものと考える

小さな部品につきまとう誤飲の危険性。ベネッセコーポレーションでは、厳しい自社基準に沿って各種パーツの縫製、接着を行なっていますが、それでも「万が一」はつきもの。そのため、どんなパーツも誤飲される可能性があるものとして設計しています。

万が一飲み込んでも、気道を確保できるよう空気孔を設計したり、剥がれにくく無害の塗料を使用したり。さまざまなケースを想定し、お子さまの「もしも」に備えることで、リスクを極力減らします。

また、万が一の事故を防ぐためにも、ご家庭でも正しく使用していただくため、パッケージやチラシで、小さな部品がある場合「誤飲の恐れがある」という注意喚起を行なっています。
お子さまが誤飲する可能性のある大きさかを
確かめる器具のひとつ。
出典:日本家族計画協会
プラスチック袋の厚みも確認
どんなに小さなものでもチェックの対象です。
例えば、商品をお届けする際に使われている梱包用のプラスチック袋。
どんな素材でできているのか、袋の厚みは適正なのか、細かく確認していきます。

お子さまが袋を頭からかぶったり、口に当てて呼吸ができなくなったり、
万一の事故を想定し、窒息しない基準以上の厚みがあるか、孔が開けてあるか、
マイクロメーターという器具などで調べていきます。

そして、ご家庭でも誤使用を起こされないように、
パッケージなどで注意喚起をしています。