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顧客の課題は「生きる
力をどう育てるか」
人と人とが生み出す力で、
子どもたちの成長を伸ばす

エリア事業推進本部 佐藤
高校向け提案営業。
新卒で入社後、九州エリアで多様な高校を担当する。

「未来ある子どもたちを育てる仕事は、他の仕事では代えがたいやりがいがある」と語る佐藤に、その言葉の背景と真意を聞いた。

教育で人は変わると実感
その原体験が仕事の熱量につながっている

ベネッセの入社理由である「教育への関心」はどのように生まれたのですか?

最初に教育の仕事に興味をもったのは中学生で、野球部に所属していたときです。当初はチームスポーツとして必要不可欠な団結力が欠けており、方向性が散漫な状態でした。しかし、新しい顧問の先生が赴任してきて、チームが変わりました。先生が生徒一人ひとりと向き合い、それぞれが熱心に練習に参加するようになり、最終的には市の大会で優勝するまでに強くなりました。子どもたちに正面から向き合う先生の姿勢と、最後に残していただいた、人間関係こそ最高の贅沢というお言葉は、私のキャリアターゲットの原点になっています。

教育の仕事はいろいろありますが、ベネッセを選んだ理由は何ですか?

一人でも多くの子どもたちを対象とし、先生方と一緒にベネッセが持っている全国の学校の情報やアセットを活かして、新しい教育の在り方を創造していけると感じたからです。

子どもたちと直接関わるのは楽しく、目の前で人が成長していくのはかけがえのない瞬間で、教員になる道を志した時期もありました。ただ、教育には正解や明確な基準があるわけではなく、経験の積み重ねによって深さが出てくると思います。まずは、民間企業で教育に携わることで、より広い視点で考え、実践する経験を積みたいと考えました。

ベネッセを選んだ理由の一つは、他の企業にはない強みです。

教材で大切なことは、子どもたちの成長、変容があること。ベネッセの教材には、目指す変化と、変化を起こすしかけが設計されています。また、現場の先生が抱える悩みは多様です。多様な悩みに対して、キャリア教育の支援、ICTツール、学習支援ツール、探究学習への支援などの豊富な商品やサービスがあり、いろいろな先生方の思いを形にできることは、唯一無二の強みだと思います。

「生きる力をどう育てるか」現場の先生の思いを形にする

どのような業務を担当していますか?

現在は佐賀県、長崎県のさまざまな高校に対し、学校や先生方が感じる課題をアセスメントで可視化し、解決策を提案する活動を行っています。それぞれの学校の課題やニーズをヒアリングし、先生と一緒に、同じ温度感でビジョンを語れるようになるためには、「どんな生徒になってほしいか?」「どんな学校を作っていきたいか?」を考え、私が考える案をご提案します。

ひとえに課題を解決すると言っても、教育現場における困りごとは多岐に渡り、一筋縄ではいかないことが多く存在します。

以前、担当している学校の進路主任の先生から、新入生の学力が例年に比べ低下傾向であることを相談頂いたことがあります。その際に先生の見立てとしては、生徒の生活習慣にあると想定されていました。実際に生活習慣におけるアンケートデータの結果分析や生徒の声を聞き、要因は生活習慣、特に就寝時間との相関が高いことが判明しました。実際に生徒の生活習慣を変えるということは難しく、その環境下での生徒とのコミュニケーションの量や質の向上、指導方法の変更を進路主任の先生に提案を実施しました。

提案の大筋はご理解・了解を得られたものの、具体的にどのように生徒に接していくべきなのか、また指導方法の変更に際して、準備や進め方などの工数負荷も一定かかる為どのように進めていけばいいかが次の課題でした。

そこで、成績データ・生活習慣アンケートデータを基に、個別に対応が必要な生徒の選定を行い、どんな悩みを持っていそうか、どのような声掛けが有効そうかを仮説建てし、生徒と一番接点数が多い担任の先生方20名と30分ほど面談を実施、そこで改めて先生からの所感をヒアリングしつつ、声掛けの仕方や観点を共有しました。

当初は、工数の観点や効果があるのかに疑問を持つ先生も複数いらっしゃいましたが、ここまで具体的に伴走してくれたからにはと、取り組みに賛同、実行して下さり生徒に対してのコミュニケーションが活性化され、指導方法に変化をもたらすことが出来ました。
最初にお悩みを相談してくれた先生の想いや、子ども達の成長の実現という軸をぶらさずにご提案、伴走した結果、徐々に先生方の不安が解消され、生徒の成長へ寄与できたと自負しております。

子どもたちの成長を願う我々教員と同じ目線でいつも考えてくれる。
そのようなお言葉を先生から頂いたとき、自分のやりがいに繋がっていると感じています。

営業の仕事で、どんなスキルが身についたと思いますか?

スキル・経験という側面では、まさに学校担当の仕事に就いてよかったと感じています。
それは、社会人として仕事に必要なスキルが、網羅的に身につくからです。

例えば計画を立て、実行する力。限られた期間の中で、担当するエリアの学校とコミュニケーションをとり、仕事としての目標達成をするためにはどう組み立てるとよいかを考えます。ゴールの状態から逆算して、細かいステップで実行を重ね、大きな目標に向けて進めていきます。

コミュニケーション力も現場で鍛えられました。相手の立場に立って考え、悩みや思いを引き出すには仮説を立てることが重要です。「自分はこう考えましたが、先生はどう思われますか?」と探りながら、思いを引き出し、同じビジョンが描けるようにしています。

また、さまざまなステークホルダーの納得を得るために欠かせないのが、論理的思考力です。複数の学校でヒアリングした具体的な悩みや困りごとを抽象化しつつ、課題とニーズを整理し、ベネッセがもつ教育情報や商品サービスを組み合わせて、「だから御校にはこういったものが必要です」と、提案をまとめています。

人と人とがつながり、人の成長を支援する
他ではできない仕事

今後の展望を教えてください。

小さな変化を重ね、自分が任されたエリアで新しい教育の文化を作っていきたいです。

社会人になって3年半がたち、自分の中に知見や経験が増えてきました。新しいツール導入の相談をいただいたり、思いや悩みをともにする異なるエリアの先生方をつなげたりと、種まきをしていたことが少しずつ変化として芽吹き、育ち始めています。教育現場の小さな課題を一つずつ解決し、大きなビジョンと紐づけながら、生徒たちの学びの環境をより良くする新しい教育の文化を作っていきたいです。

変化はすぐにできるものではありません。中長期で考えながら、まずは目の前の課題やニーズにしっかり向き合っていきたいと思います。

応募されるかたへのメッセージ

人の成長を支援する教育の仕事がしたいと考えるかた、そして、自分の可能性を広げる仕事力を身につけたいと考えるかたに、どちらの環境も備わっているベネッセで働くことをお勧めしたいです。

教育に強い思いがあっても、リソースがないと実現はできません。ベネッセは、人の成長を支援する情報や教材、サービスが豊富にあり、思いを形にすることができます。

仕事力は、現場で直接人同士のやりとりをしながら体得していきます。自分の頭で考え、行動と実践を積み重ねる苦労はありますが、その分やりがいの実感は大きく、高いスキルが身につけられると思います。

人と人とがつながり、人の成長を支援する。そのような仕事に魅力を感じるかたが来てくださることを願っています。

  • ※部署名やサービス名などは取材当時のものです。

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