
「天体」など、一般的に理解が難しいとされていた分野で、小中学校での内容の一貫性を重視した新たな学習内容が加わりました。例えば小6で「月と太陽」が追加されたことにより、地球から見た天体の動きを、中学以降に学習する地球が自転をしながら公転をしているという実際の天体モデルで、理解までつなげていきます。
また、思考力・表現力が重視されているのも特徴です。小6では、実験・観察の結果からきまりを推論して計画的に調べる力を目標として新たに設定。中学では、これらの力をベースに、実験結果をより科学的に分析・解釈する学習が重視されていきます。

2010年度に中1のお子さまは、小6からの先行実施を含め、中3までほぼ新課程の内容で学習します。小6の「月と太陽」の追加に加え、中学では「イオン」や「遺伝の規則性」「仕事」といった、上の学年での理科を理解する上で大変重要な内容が追加されています。
小学校高学年から中学にかけて、徐々に難しくなっていく理科の学習の中で、考える力や、現象や理由を科学的に説明したりする表現力も伸ばしていけるよう、まずは教科書で扱われている理科の内容をしっかり理解することが大切です。さらに、実験計画を立てたり、実験・観察を通じてわかったことをしっかり記録するなど、考えたり、表現するところまでしっかり学習に取り組んでおくことが重要です。 |